「日本野鳥の会の長靴」は田舎暮らしの頼れる相棒!畑仕事も海釣りも一足あればもっと楽しめる!
【拝啓、徳島より5】 抜群の機能性とデザインの良さから、キャンパーから釣り人、農家さんまで多くの人に愛されてきた「バードウォッチング長靴」。「日本野鳥の会」のオリジナル商品で、田舎移住者・農作業ビギナーたちの間でも注目が高まるレインブーツです。5年前に四国の小さな漁師町に移住した私も、もちろん愛用中。畑仕事でも海釣りでも大活躍してくれる相棒です。
知り合いの農家さんは兼業農家さんが多いのですが、それでも田んぼは広大で、田植えとなると大仕事です。週末を使って、家族、親族、友人、知人...知り合い総出で取り掛かります。
大した戦力にはならない私ですが、「それでもええよ」と言ってくれる優しい言葉に甘えて、毎年全力で楽しませてもらっています。もはや遊びに行ってると言えるくらい。秋には「田植えを手伝ってくれたお礼」と言って新米をたくさんくれるのですが、働き以上のお返しをいただいてしまうので申し訳ないなと思いつつ、ありがたく頂戴しています。
正直、ホームセンターで売っている定番の長靴は、動きにくいし田んぼに足を取られてすぐに脱げる。見た目もあまりかっこよくありません。できるなら普段使いもできる長靴はないかしら・・・。と思っていた時に、近所の先輩移住者から、日本野鳥の会の長靴を紹介してもらいました。
その名も「バードウォッチング長靴」。湿地やぬかるみでも滑らず歩けるように設計されたレインブーツで、レトロなデザインがおしゃれ!街で履いても全然OKの見た目に心躍り、即ネット注文しました。
膝下までしっかりカバーしてくれる長さがあり、入口はきゅっと紐で絞れるので泥や水が入りにくい。初心者は田んぼを歩くことに慣れていないので、道路と同じように歩くと泥がたくさん跳ね返ってしまうのですが、バードウォッチング長靴であれば汚れも気にせず動き回れます。
そしてなんと言っても軽い!くるくる丸めて、小さくなるので持ち運びも便利です。袋に入れていろんな場所に持っていけます。日本野鳥の会の会員さんの情報がきっかけで開発されたそうで、さすがユーザーの使い勝手を一番に考慮してくれているなぁ!と感じました。
この長靴のおかげで、初めての田植えも靴下を汚さすに済みました。ただ、足全体が深みにはまって思いっきり転げてしまったので、泥だらけになったことには変わりはないのですが(笑)
例えば、先日、知り合いの漁師さんにカツオの一本釣り漁にお供させてもらった時。野鳥の会の長靴を履いて行ったので、滑りやすい甲板の上でもしっかり踏ん張ることに成功。見事、大量のお魚をゲットすることができました。
その日は、まだ太陽の登り切らない朝5時半に港を出て、段々と白んでいく空の下、漁のポイントへ。カツオの群れが近づくと、漁師さんは船体と同じくらいの長さがある竿を2本、船の両サイドから海へと下ろしました。
カツオが食いつくとブルブルと震える竿。その竿を力一杯引き上げると、“返し”のついていない針からカツオが抜けて、ポーンと甲板に丸っこい大きな魚が飛び込んできます。
釣るというより放り投げる感じ。入れ食いとはこのことか!と思うほど、次から次へと飛んでくるカツオたち。竿が震えたらすぐに引き上げないといけないスピード感に戸惑いつつ、見よう見まねで私も思いっきり竿をぶん回しました。
その日は少し波もあり、船上は濡れている場所も多かったのですが、野鳥の会の長靴を履いていたのでまったく問題なし。おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。
「初めてにしては上出来よっ」と船長からお褒めの言葉をいただき私はガッツポーズ。釣り上げた魚は漁師さんの華麗な包丁さばきでお刺身にしてもらいました。言わずもがな、これまで食べた中で最高にうまいお刺身でした。
私の場合、助けるより助けられる方が圧倒的に多いので、そんな私が言えたことではないかもしれませんが、参加するだけで「ありがとう」と言ってもらえる、誰かの役に立てる瞬間があるのはとても嬉しいことだと思います。
都会では絶対にできない田舎での経験は、お金では買えない財産です。そんなプライスレスな楽しみを共有してくれる仲間や地域に感謝しながら、これからもこの町での暮らしを楽しんでいきたいと思います。もちろん足場の悪いところは、野鳥の会の長靴を履いてね。(フリーライター・甲斐りかこ)
■Profile
甲斐りかこ
徳島在住のライター、イラストレーター。千葉県出身。オーストラリア、中南米、インド・ネパールなどの旅を経て、2018年に四国の小さな港町へ移住。地域活性化支援企業にて、行政と協力した地方創生プロジェクトの広報PR業務に従事。21年よりフリーランスとなり、全国各地の素敵なヒト・モノ・コトを取材しています。
春がきたら、田植えのお手伝い
毎年4月に入ると、徳島では田植えがはじまります。冬は寂しげだった田んぼに水が張られ、まるで鏡のように青い空と雲を映します。青々とした真新しい稲がそよそよと風に吹かれるのを見て「海みたいだなぁ」とぼんやり思いながら、ポカポカの太陽の下を散歩するのが春の楽しみの一つです。知り合いの農家さんは兼業農家さんが多いのですが、それでも田んぼは広大で、田植えとなると大仕事です。週末を使って、家族、親族、友人、知人...知り合い総出で取り掛かります。
大した戦力にはならない私ですが、「それでもええよ」と言ってくれる優しい言葉に甘えて、毎年全力で楽しませてもらっています。もはや遊びに行ってると言えるくらい。秋には「田植えを手伝ってくれたお礼」と言って新米をたくさんくれるのですが、働き以上のお返しをいただいてしまうので申し訳ないなと思いつつ、ありがたく頂戴しています。
農作業初心者でも「野鳥の会の長靴」があれば安心!
農作業に参加するにあたり肝心なのは装備です。服は汚れてもいいTシャツと日焼け対策の長袖シャツ、動きやすいデニムなどのパンツルックで大丈夫ですが、問題は長靴。正直、ホームセンターで売っている定番の長靴は、動きにくいし田んぼに足を取られてすぐに脱げる。見た目もあまりかっこよくありません。できるなら普段使いもできる長靴はないかしら・・・。と思っていた時に、近所の先輩移住者から、日本野鳥の会の長靴を紹介してもらいました。
その名も「バードウォッチング長靴」。湿地やぬかるみでも滑らず歩けるように設計されたレインブーツで、レトロなデザインがおしゃれ!街で履いても全然OKの見た目に心躍り、即ネット注文しました。
膝下までしっかりカバーしてくれる長さがあり、入口はきゅっと紐で絞れるので泥や水が入りにくい。初心者は田んぼを歩くことに慣れていないので、道路と同じように歩くと泥がたくさん跳ね返ってしまうのですが、バードウォッチング長靴であれば汚れも気にせず動き回れます。
そしてなんと言っても軽い!くるくる丸めて、小さくなるので持ち運びも便利です。袋に入れていろんな場所に持っていけます。日本野鳥の会の会員さんの情報がきっかけで開発されたそうで、さすがユーザーの使い勝手を一番に考慮してくれているなぁ!と感じました。
この長靴のおかげで、初めての田植えも靴下を汚さすに済みました。ただ、足全体が深みにはまって思いっきり転げてしまったので、泥だらけになったことには変わりはないのですが(笑)
海釣りや川遊びも!田舎遊びに大活躍!
歩きにくい場所で抜群の使いやすさを発揮するバードウォッチング長靴ですが、畑仕事以外でもめちゃくちゃ使えるアイテムです。例えば、先日、知り合いの漁師さんにカツオの一本釣り漁にお供させてもらった時。野鳥の会の長靴を履いて行ったので、滑りやすい甲板の上でもしっかり踏ん張ることに成功。見事、大量のお魚をゲットすることができました。
その日は、まだ太陽の登り切らない朝5時半に港を出て、段々と白んでいく空の下、漁のポイントへ。カツオの群れが近づくと、漁師さんは船体と同じくらいの長さがある竿を2本、船の両サイドから海へと下ろしました。
カツオが食いつくとブルブルと震える竿。その竿を力一杯引き上げると、“返し”のついていない針からカツオが抜けて、ポーンと甲板に丸っこい大きな魚が飛び込んできます。
釣るというより放り投げる感じ。入れ食いとはこのことか!と思うほど、次から次へと飛んでくるカツオたち。竿が震えたらすぐに引き上げないといけないスピード感に戸惑いつつ、見よう見まねで私も思いっきり竿をぶん回しました。
その日は少し波もあり、船上は濡れている場所も多かったのですが、野鳥の会の長靴を履いていたのでまったく問題なし。おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。
「初めてにしては上出来よっ」と船長からお褒めの言葉をいただき私はガッツポーズ。釣り上げた魚は漁師さんの華麗な包丁さばきでお刺身にしてもらいました。言わずもがな、これまで食べた中で最高にうまいお刺身でした。
田舎での経験はプライスレス。足場の悪いところは「野鳥の会の長靴」で!
田舎暮らしのネガティブな側面として、ご近所さんとの関係や地域仕事の多さがしばしば話題になります。もちろん場所や人によって事情は異なりますが、少なくとも私にとっては、この町の人との距離感や助け合いの中で紡がれる暮らしはとても心地よく感じます。私の場合、助けるより助けられる方が圧倒的に多いので、そんな私が言えたことではないかもしれませんが、参加するだけで「ありがとう」と言ってもらえる、誰かの役に立てる瞬間があるのはとても嬉しいことだと思います。
都会では絶対にできない田舎での経験は、お金では買えない財産です。そんなプライスレスな楽しみを共有してくれる仲間や地域に感謝しながら、これからもこの町での暮らしを楽しんでいきたいと思います。もちろん足場の悪いところは、野鳥の会の長靴を履いてね。(フリーライター・甲斐りかこ)
■Profile
甲斐りかこ
徳島在住のライター、イラストレーター。千葉県出身。オーストラリア、中南米、インド・ネパールなどの旅を経て、2018年に四国の小さな港町へ移住。地域活性化支援企業にて、行政と協力した地方創生プロジェクトの広報PR業務に従事。21年よりフリーランスとなり、全国各地の素敵なヒト・モノ・コトを取材しています。