まるでお肉の食感! 豆腐でできた代替肉「TOFU MEAT」を使って料理してみた

レビュー

2023/06/01 14:00

 最近、多くの外食チェーンで見かける代替肉。スーパーでも代替肉を扱うコーナーが増え、どんなものなのか気になっている人も多いだろう。今回紹介する「TOFU MEAT(トーフミート)」は、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラルに対応した、国産大豆100%の豆腐を使った代替肉だ。豆腐の製造時ににがり以外の添加物を一切使用していないこだわりの食材。限りなく、本物のお肉に近い味と食感を追求したというTOFU MEATが、ほかの大豆ミートとどう違うのか、またどのように使えるのかを紹介しよう。

TOFU MEATは公式サイトで購入可能。
3種類のフレーバーがあり、
各250gの3種類セットは4980円となっている

豆腐生まれなので高タンパクで低カロリー

 TOFU MEATの最大の特徴は、国産大豆100%の豆腐から作られていること。通常の大豆ミートの原料は脱脂大豆なのに対し、TOFU MEATは豆腐からできており、大豆特有の臭いの原因であるn-ヘキサナールの含有率が大豆ミートに比べて90%以下に抑えられている。
 
タンパク質が豊富で、肉とは違って食物繊維も含んでいる。
コレステロール0なので健康面が気になる人にぴったり

 多くの大豆ミートが味付けをされて売られているのに対し、TOFU MEATは臭みがないので、味付けをしていないプレーンタイプがあるのも特徴だ。グルテンが気になり醤油を控えている人も使いやすい。また、冷凍状態で届き、凍ったままで必要な量だけ使える手軽さもある。ひき肉の代わりに使う場合は、レシピの引き肉と同量を使おう。
 
「TOFU MEAT Plain Type(トーフミート プレーンタイプ)」は
250gで1404円

 無添加醤油、八丁味噌、有機黒糖で味付けしたノーマルタイプは、まさに日本人好みの少し甘辛い味付け。醤油は山口県下関市のヤマカ醤油の木桶醤油を特別にTOFU MEAT用に無添加で作ったものを使用するというこだわりが。砂糖は有機黒糖を使用し、そのほかの調味料もすべて無添加のものを使っている。アミノ酸などの合成調味料は不使用で、添加物が気になる人も安心して食べられる。
 
「TOFU MEAT(トーフミート オリジナル)」は
250gで1404円

 砂糖を避けている人はノンシュガータイプという選択肢がある。醤油と味噌で味付けされており、甘くないからこそさまざまなひき肉料理に使える。
 
TOFU MEAT Non Sugar(トーフミート ノンシュガー)は
250gで1404円

ひき肉と半々で使えば初めてでも食べやすい

 初めて代替肉を食べる人は、いきなり全量をTOFU MEATに置き換えるのは少し不安があるだろう。そんなときは、半量をTOFU MEATに置き換えてみるといい。
 
ミートソースの半量をTOFU MEATにしてみた

 ミートソースのひき肉の半量をプレーンにしてみたところ、肉の旨みが感じられ、それでいて食感はほとんど差がないほどになった。TOFU MEATを使っていると言われずに食べるとわからないくらいで、自然とタンパク質を摂れるのがありがたい。
 
お肉の旨みと食感があり、大豆臭さは一切感じない

 TOFU MEATに慣れたら、全量をTOFU MEAT にしてみよう。ノンシュガーを使って野菜たっぷりの肉味噌を作ってみたところ、おいしい肉味噌になった。ごはんや麺類にかけて食べれば、立派なひと品に変身する。
 
少し柔らかめのお肉のような食感で、
大豆の味はほとんど感じない

 公式サイトにはプレーンを使った餃子のレシピが掲載されていたので、こちらも試しに使ってみたところ、アツアツの状態で食べるとあっさりした餃子に仕上がった。ただし、お肉の餃子のような油っぽさが一切ないので、好みは分かれるかもしれない。
 
見た目は普通の餃子と同じで、
具材のほかにつなぎとして米粉を加える

 冷めると少しぼそぼそした食感になってしまったので、濃い味付けでない場合はアツアツで食べたほうが良さそうだ。とはいえ、圧倒的にヘルシーなので、お肉を食べるのを制限しているときの選択肢としては十分あり得るだろう。
 
普通の餃子よりもパサつきがあるので、
冷めてからはやや難あり

 おいしいから食べたくなるのがTOFU MEATのいいところ。代替肉に興味がある人はぜひ一度試してみてほしい。(フリーライター・今西絢美)
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