ナビゲートは5月16日に、EV車の普及と経路充電の不安軽減、EV車での外出をもっと楽しくするためのEV充電スポット検索アプリ「おでかけEV」をリリースした。

電子マネーやギフト券などにも交換できる

　「おでかけEV」は、EV充電スポット検索をはじめ、施設カテゴリから目的地を選んでドライブ計画を立てられる「おでかけ先施設検索」機能や、「移動距離」「チェックイン」などでポイントを貯めて電子マネーやギフト券などと交換できる機能を備えている。
 
　EV充電スポット検索機能では、全国約3万3000台のEV充電スポットをマップ上に常時表示することが可能で、充電出力タイプごとにEV充電スポットのアイコンを色別表示する。さらに、エリア別高速道路・充電タイプ・施設カテゴリなどでの絞り込み表示に対応しており、各充電スポットのアイコンをタップすると、充電出力・営業時間・台数や利用条件などの詳細情報を確認できるほか、現在地からのルート案内も可能となっている。
 
　おでかけ先施設AI検索機能では、施設カテゴリから目的地を選択することで、AIによる詳細情報を確認できる。施設周辺のEV充電スポット検索も可能で、目的地までのルート検索から途中で充電する経路充電ポイントを想定するなど、事前にドライブ計画を立てられる。施設カテゴリとしては、温泉・宿泊施設・キャンプ場・グランピング・BBQ施設・スキー場・道の駅・世界遺産・水族館などを用意し、今後順次追加していく。

　ポイントを貯められる機能としては、車での移動によって自動的に貯まる「おでかけポイント」、EV充電スポットでの「チェックインポイント」、期間限定イベントでの「スタンプラリーポイント」や「チャレンジポイント」、オススメ施設での「チェックインポイント」、口コミ投稿での「口コミ投稿ポイント」に対応している。さらに、保有ポイント数によってステイタスを獲得し、よりポイントが貯めやすくなっていく。
 
　有料会員になると、貯めたポイントを対象の電子マネーや他社ポイント・ギフトカード・銀行振込・プレゼント応募に交換できる。
 
　EV車利用（走行距離）がどれくらい地球環境に役立っているかを可視化するおでかけSDGs機能では、ガソリン車を使用した場合に排出されるCO2量と同量を吸収する杉の木に例えて換算し、アプリ上で計測されたEV車の走行距離によって換算された杉の本数が、地球に植えた本数として表示される。

　そのほか、マップ上にて車で表示される自身のアイコンは、車種タイプや車体カラーの変更が可能で、現在β版として公開しているおでかけ提案機能では、将来的に車メーカー・車種年式・出発時のバッテリー残量などを登録すると、目的地までのルート勾配、気温などから最適な経路充電ルート提案をAIが行ってくれるようになる（2023年度中の正式版リリースを予定）。