iPad向け「Final Cut Pro」「Logic Pro」登場、サブスクで
米Appleは5月9日に、iPadに対応したビデオ編集ソフト「Final Cut Pro」と音楽製作ソフト「Logic Pro」を発表した。どちらも、App Storeを通じて5月23日からサブスクリプションとして、それぞれ月額700円または年額7000円で提供する。1カ月間の無料トライアルも用意している。
iPad版「Final Cut Pro」(左)と「Logic Pro」
iPad版「Final Cut Pro」なら場所を選ばず
ビデオ編集が可能になる
さらに、Apple Pencilで映像コンテンツの上に直接描画したり文字を書いたりできる、ライブ描画機能も備えるほか、M2チップを搭載したiPad ProならApple Pencilによるポイント機能によって画面にまったく触れることなく、映像素材をすばやくスキミングしてプレビュー可能となっている。また、Magic KeyboardやSmart Keyboard FolioをiPadに接続すれば、キーコマンドを活用してワークフローを高速化できる。
マルチカムビデオ編集のイメージ
プロ向けのカメラモードを使用すれば、iPadでの制作プロセスをより一層コントロールすることが可能になり、縦向きまたは横向きで高品質のビデオを撮影したり、オーディオや録画時間をモニタリングしたり、焦点、露出、ホワイトバランスなどの設定をマニュアルでコントロールしたりできるようになる。撮影、編集、公開を現場で1つのデバイスから行うことが可能で、M2チップを搭載したiPad Proなら、ProResでの録画にも対応する。さらに、マルチカムビデオ編集によってクリップが自動的に同期され、まとめて編集されるので、指先だけでマルチカムクリップのアングルを切り替えられる。
Appleシリコンと機械学習の活用によって、時間のかかる編集タスクの高速化を実現しており、グリーンスクリーンを使わずにすばやくクリップの被写体の後ろにある背景を除去したり置き換えたりできるシーン除去マスクや、映像を縦長、正方形、またはその他のアスペクト比に調整可能な自動クロップ、現場で録音したオーディオから背景ノイズを簡単に除去できる「声を分離」機能などを備えている。
エディターでは、サポートされているメディアをファイルまたは写真アプリケーションから読み込んで、Final Cut Proプロジェクト内に直接保存可能で、iPad版「Final Cut Pro」ではiMovieで作成したプロジェクトの読み込みや、Final Cut ProプロジェクトのMacへの書き出しにも対応する。
対応機種はM1チップ以降を搭載したiPadで、対応OSはiPad OS 16.4以降。
iPad版「Logic Pro」の使用イメージ
iPad版「Logic Pro」は、macOS版「Logic Pro」のパワーとiPadの持ち運びやすさを組み合わせることで、オールインワンのプロ向けの音楽制作アプリケーションを実現しており、Multi-Touchジェスチャーによってさまざまな操作ができる。また、iPadの内蔵マイクを使用した音声や楽器の録音、Apple Pencilによるトラックオートメーションの手描き、Smart Keyboard FolioやMagic Keyboardを接続したキーコマンドの活用などが可能となっている。
サウンドブラウザのイメージ
サウンドブラウザは、使用できる音源パッチ、オーディオパッチ、プラグインプリセット、サンプル、ループを1カ所にまとめて表示可能なので、プロジェクトをロードする前にタップしてサウンドチェックができる。
数多くのシンセ音源やエフェクトのコレクションを用意
さらに、100を超えるパワフルな音源とエフェクトプラグインを使用した音楽制作が可能となっており、ビンテージEQ、コンプレッサー、リバーブといったエフェクトによるトラックの細かな調整や、Multi-Touchによる画面上での楽器演奏ができる。また、膨大な数のシンセのコレクションには、タップ操作に対応したサンプラーである「Sample Alchemy」が含まれている。
Beat Breakerの画面イメージ
ビートの作成やプロダクション機能としては、タイミングとピッチのモーフィングのためのプラグインであるBeat Breakerを使用すれば、スワイプやピンチで大胆にサウンドを一新したりシャッフルしたりすることが可能で、オーディオサンプルを細かく切ったり変化させたりして演奏できるQuick Sampler、ドラムパターンやベースライン、メロディの打ち込みなどができるステップシーケンサー、任意のドラムパッドにサンプルや独自のプラグインを適用してカスタムドラムキットを作れるDrum Machine Designerなど、多彩なツールを用意する。
ミキサーは、チャンネルストリップやボリュームフェーダー、
パンコントロールなどフルスペックの機能を搭載
ほかにも、チャンネルストリップ、ボリュームフェーダー、パンコントロール、プラグイン、センド、正確なオートメーションを備えたフルスペックのミキサーを搭載するとともに、macOS版「Logic Pro」とのプロジェクトの簡単なやり取りや、iPad版「Logic Pro」で作成したサウンドのiPad版「Final Cut Pro」への読み込み、iOS版「GarageBand」で作ったプロジェクトの読み込みなどにも対応している。
対応機種はA12 Bionicチップ以降を搭載したiPadで、対応OSはiPad OS 16.4以降。
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サブスクリプションとして5月23日から提供開始
iPad版「Final Cut Pro」は、まったく新しいタッチインターフェースと直感的なツールが導入されており、新たに搭載されたジョグホイールによって、編集プロセスがこれまで以上に容易になる。指先でタップするだけで、マグネティックタイムラインを移動したり、クリップを動かしたりすることで、フレーム単位での正確な編集を、迅速に行うことができる。さらに、直感的で即時に操作可能なMulti-Touchジェスチャーによって、創造性をさらに高められる。
ビデオ編集が可能になる
さらに、Apple Pencilで映像コンテンツの上に直接描画したり文字を書いたりできる、ライブ描画機能も備えるほか、M2チップを搭載したiPad ProならApple Pencilによるポイント機能によって画面にまったく触れることなく、映像素材をすばやくスキミングしてプレビュー可能となっている。また、Magic KeyboardやSmart Keyboard FolioをiPadに接続すれば、キーコマンドを活用してワークフローを高速化できる。
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プロ向けのカメラモードを使用すれば、iPadでの制作プロセスをより一層コントロールすることが可能になり、縦向きまたは横向きで高品質のビデオを撮影したり、オーディオや録画時間をモニタリングしたり、焦点、露出、ホワイトバランスなどの設定をマニュアルでコントロールしたりできるようになる。撮影、編集、公開を現場で1つのデバイスから行うことが可能で、M2チップを搭載したiPad Proなら、ProResでの録画にも対応する。さらに、マルチカムビデオ編集によってクリップが自動的に同期され、まとめて編集されるので、指先だけでマルチカムクリップのアングルを切り替えられる。
Appleシリコンと機械学習の活用によって、時間のかかる編集タスクの高速化を実現しており、グリーンスクリーンを使わずにすばやくクリップの被写体の後ろにある背景を除去したり置き換えたりできるシーン除去マスクや、映像を縦長、正方形、またはその他のアスペクト比に調整可能な自動クロップ、現場で録音したオーディオから背景ノイズを簡単に除去できる「声を分離」機能などを備えている。
エディターでは、サポートされているメディアをファイルまたは写真アプリケーションから読み込んで、Final Cut Proプロジェクト内に直接保存可能で、iPad版「Final Cut Pro」ではiMovieで作成したプロジェクトの読み込みや、Final Cut ProプロジェクトのMacへの書き出しにも対応する。
対応機種はM1チップ以降を搭載したiPadで、対応OSはiPad OS 16.4以降。
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iPad版「Logic Pro」は、macOS版「Logic Pro」のパワーとiPadの持ち運びやすさを組み合わせることで、オールインワンのプロ向けの音楽制作アプリケーションを実現しており、Multi-Touchジェスチャーによってさまざまな操作ができる。また、iPadの内蔵マイクを使用した音声や楽器の録音、Apple Pencilによるトラックオートメーションの手描き、Smart Keyboard FolioやMagic Keyboardを接続したキーコマンドの活用などが可能となっている。
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サウンドブラウザは、使用できる音源パッチ、オーディオパッチ、プラグインプリセット、サンプル、ループを1カ所にまとめて表示可能なので、プロジェクトをロードする前にタップしてサウンドチェックができる。
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さらに、100を超えるパワフルな音源とエフェクトプラグインを使用した音楽制作が可能となっており、ビンテージEQ、コンプレッサー、リバーブといったエフェクトによるトラックの細かな調整や、Multi-Touchによる画面上での楽器演奏ができる。また、膨大な数のシンセのコレクションには、タップ操作に対応したサンプラーである「Sample Alchemy」が含まれている。
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ビートの作成やプロダクション機能としては、タイミングとピッチのモーフィングのためのプラグインであるBeat Breakerを使用すれば、スワイプやピンチで大胆にサウンドを一新したりシャッフルしたりすることが可能で、オーディオサンプルを細かく切ったり変化させたりして演奏できるQuick Sampler、ドラムパターンやベースライン、メロディの打ち込みなどができるステップシーケンサー、任意のドラムパッドにサンプルや独自のプラグインを適用してカスタムドラムキットを作れるDrum Machine Designerなど、多彩なツールを用意する。
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パンコントロールなどフルスペックの機能を搭載
ほかにも、チャンネルストリップ、ボリュームフェーダー、パンコントロール、プラグイン、センド、正確なオートメーションを備えたフルスペックのミキサーを搭載するとともに、macOS版「Logic Pro」とのプロジェクトの簡単なやり取りや、iPad版「Logic Pro」で作成したサウンドのiPad版「Final Cut Pro」への読み込み、iOS版「GarageBand」で作ったプロジェクトの読み込みなどにも対応している。
対応機種はA12 Bionicチップ以降を搭載したiPadで、対応OSはiPad OS 16.4以降。