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お弁当にもぴったり! ティファール初の炊飯器「ザ・ライス」は粒感しゃっきりで食べ応えアリ

レビュー

2023/04/12 07:00

 炊飯器といえば、高級モデルが話題になりやすいが、そんななかで注目を浴びているのがティファール初の炊飯器となる「ザ・ライス 遠赤外線 IH炊飯器 5.5合」。実勢価格は3万8000円前後と、手ごろな価格帯でありながら、同社独自の技術をフル活用し、粒感のあるしゃっきりしたごはんが炊ける。なかでも特筆すべきは、冷凍ごはんにしたときにおいしい点だ。さらに保温性能の高かった。今回は実際にザ・ライスで炊いたごはんの魅力を紹介しよう介しよう。

ティファールの「ザ・ライス」は5.5合炊き。
カラーはブラックとメタリックの2色

遠赤外線と高火力IHでツヤツヤのごはんが炊ける

 2022年10月発売の「ザ・ライス 遠赤外線 IH炊飯器 5.5合」は幅258×奥行き312×高さ232mm、重さは約5.1kgと、一般的な炊飯器に比べるとひと回りほど大きい印象を受ける。天面はフルフラットで、タッチパネルで操作を行う。
 
「通常炊飯」もしくは「メニュー」で炊飯モードを選択する。
「白米」「無洗米」でのみ硬さも選べる。
「炊飯」を長押しして炊飯を開始しよう

 フタを開けてみると、透明パネルのなかにコイルがあるのがわかる。これがザ・ライスで炊くごはんのおいしさの秘密のひとつで、このコイルから遠赤外線を放出するのだ。お米に直接熱が届くので、表面にハリが出て甘みを閉じ込める。また、粒立ちが良く、旨みを凝縮したごはんが炊けるのだ。
 
内ブタは取り外し可能。
普段は内ブタ、釜、蒸気口の3点を洗うだけでいい

 もうひとつのおいしさの秘密は、釜を下部からしっかり包み込むIH層だ。これにより高火力で熱の大量を起こす。もちろん、釜にもこだわりが凝縮されており、上下に55度の角度を施すことで、大きな熱対流を起こす。
 
「本窯」と呼ばれる内釜は約3mmの厚みがあり、
熱をしっかり蓄える

家族の食事の時間がバラバラでも安心

 炊飯モードは白米・無洗米・玄米・雑穀米・長粒米・すしめし・炊き込み・冷凍ごはん・お粥・玄米・雑穀粥の10モード。今回は白米、冷凍ごはんの2モードを試してみた。

 白米モードはやわらかめ・ふつう・かための炊き分けが可能で、「ふつう」で炊いてみたところ、しゃっきりと粒立ちのいいごはんに仕上がった。お米の甘みは控えめで、あっさりしている。
 
粒立ちいいしゃっきりしたごはんなので、
おにぎりやカレーにぴったり。
冷めてもベタつかないのでお弁当にもおすすめ

 保温時には断続的に放出される遠赤外線と加熱ベルト・断熱層、底面IH層によって、熱を釜の内部に閉じ込めながら、お米に最適な温度を均一に保つ。そのため、長時間経過しても、炊き立てのような粒立ちをキープしてくれる。これなら家族の食事時間にバラつきがある家庭でも、各自がおいしい状態でごはんを食べられるだろう。
 
6時間保温したごはんにも関わらず、
変色はほぼしておらず、米粒にツヤがある

 冷凍ごはんモードは、炊きたてのときには白米モードよりも少し硬めの仕上がりだが、冷凍してから電子レンジで加熱したときに本領を発揮! 炊飯の最後工程で、炊き上がり時間を調節し、お米の水分を蒸発しにくくしている。そのため、電子レンジで再加熱してもお米の水分がぬけにくいので、弾力が残っている。
 
通常、冷凍ごはんはパサつきやすいが、
冷凍ごはんモードで炊くと解凍してもおいしく食べられた

 白米・無洗米(ふつう)モードなら、早炊き炊飯は26分で炊けるのも急いでいるときにありがたい。また、2つの予約タイマーをセットできるので、朝食と夕食でそれぞれタイマーをセットしておける。

 日々使う調理家電として、ザ・ライスはまさにかゆいところに手が届く一台だ。手頃な価格でいつでもおいしいごはんを楽しめる炊飯器として、ぜひ購入候補に加えてみてはどうだろうか。(フリーライター・今西絢美)
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