AHSは4月27日に、次世代歌声合成ソフトウェア「Synthesizer V」上で利用可能な歌声データベース「Synthesizer V AI 重音テト」を発売する。価格は、パッケージ版が1万780円、ダウンロード版が9680円、製品登録済みのAHS製品ユーザー限定パッケージであるAHSユーザー特別版が8580円。

「小山乃舞世」の声を元に制作

　「重音テト」は、2008年のエイプリルフールのジョークとして誕生したキャラクターで、フリーの歌声合成ソフトとして活躍しており、オーケストラコンサート出演やテレビ局のPRキャラクターを務めたこともある。

　今回、発売される「Synthesizer V AI 重音テト」は、誕生から15周年の記念として、「重音テト」の“中の人”であり、絵師や歌い手として活動している小山乃舞世さんの声を元に制作された、まったく新しいデータベース。

　子どもらしくも大人らしくもあり、エイジレスで癖がなくまっすぐな歌声で、どんなジャンルも歌いこなす。より人間らしくリアルな歌声での歌唱を可能とする、最新のAI技術を使用して開発されており、歌声データベース単体のほか、「Synthesizer V Studio Pro スターターパック」からの引き換えもできる。

　対応OSは、Windows、macOS、Linux。