薄型テレビは今や4Kが当たり前。最高峰プレミアムモデルとして8K解像度のテレビも製品化されている。しかし、あまり画質は気にならない、安く済んだほうがいい、テレビではなくスマートフォン(スマホ)やタブレットで動画ばかり見ているという方も多いだろう。そこで今回は、手持ちのテレビを動画視聴に適したスマートテレビにできる「Chromecast with Google TV(Chromecast)」のHDモデルを購入して筆者の実家にある古いテレビを“スマートテレビ化”することにした。実際の使い勝手を紹介しよう。
現行機種「Chromecast with Google TV」は、4Kバージョンが7600円、HDバージョンが4980円だが、3月17日現在 、4Kバージョンは4980円、HDバージョンは3980円で販売されており、かなりお手頃だ。
4KバージョンとHDバージョンの見た目はほぼ同じで、本体と音声リモコン、電源アダプター、電源ケーブルなどが付属する。HDMI端子に本体を挿すので、HDMI端子のあるテレビであれば問題なく使える。
セットアップも簡単で、Googleアカウントがあれば、スマホのカメラでQRコードを読み取り、「Google Home」アプリに表示される手順を進めていくだけでいい。
付属の音声リモコンには、あらかじめ「YouTube」と「Netflix」のボタンがあり、ボタンを押すだけでサービスが起動する。
また、「Google アシスタント」が使えるので、動画を検索するだけでなく、「今日の天気を教えて」といった実用的な検索だけでなく、「ジョークを教えて」などのユニークな機能にも対応している。
画質に関しては、やはり4Kバージョンには劣るものの、4Kテレビでなければさほど気になることはないだろう。今回は古いテレビに接続して使用したが、PC用ディスプレイでも使える。新しいテレビに買い替えずに、手持ちのテレビで動画コンテンツを便利に楽しみたいならぜひ検討してほしい。(フリーライター・今西絢美)
4000円を切るChromecast with Google TV(HD)
GoogleのChromecastは、テレビに接続することで、主要なインターネット動画配信サービスがテレビで観られるようになるストリーミング端末。スマホで観ている動画をテレビに表示するといったことも可能だ。現行機種「Chromecast with Google TV」は、4Kバージョンが7600円、HDバージョンが4980円だが、3月17日現在 、4Kバージョンは4980円、HDバージョンは3980円で販売されており、かなりお手頃だ。
4KバージョンとHDバージョンの見た目はほぼ同じで、本体と音声リモコン、電源アダプター、電源ケーブルなどが付属する。HDMI端子に本体を挿すので、HDMI端子のあるテレビであれば問題なく使える。
セッティング方法がシンプルでわかりやすい
本体は丸くてペタンとした形状で、HDMIケーブルをテレビに接続し、付属の電源アダプタとUSBケーブルを使って給電しながら使用する。本体サイズは長さ162.5×幅61×高さ12.5mm、重さは55gとコンパクト。設置場所を選ばないのはChromecastの強みといるだろう。セットアップも簡単で、Googleアカウントがあれば、スマホのカメラでQRコードを読み取り、「Google Home」アプリに表示される手順を進めていくだけでいい。
スマホがなくても動画視聴が可能
Chromecastは、YouTubeやNetflix、Hulu、Abemaなどの動画配信サービスや、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスに対応している。利用するには各アプリのインストールとログインが必要で、使い勝手はスマホとほぼ変わらない。付属の音声リモコンには、あらかじめ「YouTube」と「Netflix」のボタンがあり、ボタンを押すだけでサービスが起動する。
また、「Google アシスタント」が使えるので、動画を検索するだけでなく、「今日の天気を教えて」といった実用的な検索だけでなく、「ジョークを教えて」などのユニークな機能にも対応している。
使い勝手は4Kバージョンと同じ
上位機種の4Kバージョンの使い勝手と比較すると、アプリが立ち上がる速度や動画が再生されるまでの時間などは、ほぼ変わらない印象を受けた。また、スマホで再生しているコンテンツをテレビに映すといった動作もスムーズだ。画質に関しては、やはり4Kバージョンには劣るものの、4Kテレビでなければさほど気になることはないだろう。今回は古いテレビに接続して使用したが、PC用ディスプレイでも使える。新しいテレビに買い替えずに、手持ちのテレビで動画コンテンツを便利に楽しみたいならぜひ検討してほしい。(フリーライター・今西絢美)