カシオ計算機は、今年40周年を迎える耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」のスポーツライン「G-SQUAD（ジースクワッド）」の新製品として、マルチスポーツ対応の機能性を備えながら、装着性を考慮し軽量化を図った「GBD-H2000」を3月10日に発売した。

ポラール・エレクトロ社のアルゴリズムを活用したトレーニング分析が可能

　GPS機能と心拍計測が可能な光学式センサー、方位、高度／気圧、温度、加速度、ジャイロの六つのセンサーを搭載しながら、従来モデルに比べ質量を38％軽量化した耐衝撃ウオッチ。快適な着け心地を実現するため、GPSアンテナをケースに内蔵することによる小型化や、裏蓋にカーボン繊維強化樹脂を採用するなどの改良により軽量化を図った。
 
　ランニング、自転車、水泳など計8種類のアクティビティ計測に加えて、トレーニング分析機能も搭載。今回、業界のパイオニアとして、フィットネス、スポーツ、健康領域におけるパーソナライズされたアドバイス機能を50年近く研究開発してきたポラール・エレクトロ社のアルゴリズムを活用しており、心肺にかかった負荷の計測や三大栄養素（炭水化物、タンパク質、脂質）別の消費エネルギー分析、睡眠計測などが行える。さらに対応アプリ「CASIO WATCHES」と連携し、アクティビティの記録や睡眠計測に基づくアドバイスなど、より詳細な情報を確認できる。
 
　20気圧防水に対応し、Bluetoothでスマートフォンと連携できる「モバイルリンク」機能を搭載する。また、トレーニング機能や通知、歩数計測などのスマート機能はUSB充電で対応する一方、時刻表示は充電量が少ない場合でもソーラー充電で駆動する「ソーラーアシスト充電」を備えるなど、使い勝手にも配慮した。
 
　ケースやベゼル、バンドにはエコ素材である、トウゴマの種やトウモロコシから抽出した成分を含むバイオマスプラスチックを採用。カラーはブラック×オレンジ（GBD-H2000-1AJR）、ブラック×イエロー（GBD-H2000-1A9JR）、ブラック×ブラック（GBD-H2000-1BJR）、ブルー×オレンジ（GBD-H2000-2JR）の4色。価格は5万5000円。