エレクトロラックスは本体が1.9kgと同社のスティッククリーナー史上最軽量の新製品「UltimateHome 700」EFP71525とEFP71524を2月17日に発売する。オープン価格で市場想定価格はEFP71525が7万8100円前後、EFP71524が6万2700円前後。
昨今のコードレススティッククリーナーのトレンドは軽量化。しかし、同社によるとこれは日本だけのトレンド。諸外国では吸引力重視で、日本のクリーナーよりも重いという。とはいえ、参入メーカーが多くレッドオーシャンと言っても過言ではない日本では、やはり軽量化が重要だ。
そこで、日本からスウェーデン本国に働きかけて開発がスタート。当初は懐疑的だった諸外国も開発が進むに従い興味を持つようになり、3月には欧州でも発売されることが決まっている。グローバルでの発売の先駆けとして、両モデルは日本での先行発売となったのだ。
EFP71525、EFP71524の本体重量は1.9kg。メインパーツのパワープロフロアノズル装着時の本体幅は224mmで高さは1008mm、奥行きは235mm。軽く、取り回しもよいので高所や狭いスペースの掃除もラクに行える。
付属の充電ステーションはベース部にスリットが設けられており、四つの付属ノズルが収納可能。充電ステーションの最上部はクイックリリースボタンとなっていて、本体をセットした状態でこのボタンを押すとハンディクリーナーとしてパイプの取り外しができる。
パワープロフロアノズルは標準のクリーナーヘッド。既存のノズルよりも面積が35%コンパクトになり、毛絡みしにくく手入れも簡単。アングルノズルはノズルが曲がる角度を調整可能だ。
EFP71525付属のパワープロマルチサーフェスフロアノズルは毛足が長くて固く、カーペットに密着するのでゴミを強力にかき取る。カーペットの掃除に最適だが、オートモードにすると床の素材に合わせて吸引力を自動調整する。
UVベッドノズルはベッドやソファの掃除に適したノズルで、1.0μmの小さな粒子も除去するという。
掃除をする際に気になるのが排気。EFP71525はサイクロンでゴミを分離した後は複数のフィルターを通して排気する。窓を開けて掃除をする必要はなく、ハンドル部から排気するため風が顔に当たらない。
ノズルを取り付けると本体の操作パネルは自動で水拭きモードになるので、設定の手間は不要。新製品の発売を記念して、購入者に同ノズルをプレゼントするキャンペーンも予定されている。
実際に使ってみると、自走式ではないが本体が軽くて吸引力があるため、ヘッドが前に進んでいくような感覚だ。パワープロマルチサーフェスフロアノズルは、カーペットの毛にブラシが入り込んでかき出している手応えを感じられた。
操作部もオン/オフボタンと3段階のパワーを+-で操作するボタンの二つだけと非常にシンプルだ。先述したクイックリリースボタンやパワープロマルチサーフェスフロアノズルのフットペダルなどは直感的に外せるユニバーサルデザインとなっていて分かりやすい。
吸引力が高いと、モーターが高回転する際に出る高い周波数帯の金属音が耳障りに感じることもある。しかし、EFP71525を使ってみると金属音のうるささは感じられなかった。これは高周波帯のノイズを抑えたモーターを採用しているためと同社では説明する。ぜひ店頭で他社製品と比較して試してみることをオススメしたい。
EFP71525はエレクトロラックス史上最軽量だが、業界トップクラスというわけではない。しかし、吸引力や操作性、排気、運転音、用途において非常にバランスがよく、使用していてストレスを感じない製品に仕上がっている。シンプルさと高い機能性を持ち、ユーザーの使い勝手も考えられた、まさに北欧デザインを具現化した製品といえるだろう。(BCN・風間 理男)
日本発の軽量モデルはヨーロッパでも発売予定
エレクトロラックスは、世界で初めてコードレススティッククリーナーを発売したメーカーだ。その商品がエルゴラピードで、バージョンアップや機能を進化させながら現在も同社のラインアップに含まれている。昨今のコードレススティッククリーナーのトレンドは軽量化。しかし、同社によるとこれは日本だけのトレンド。諸外国では吸引力重視で、日本のクリーナーよりも重いという。とはいえ、参入メーカーが多くレッドオーシャンと言っても過言ではない日本では、やはり軽量化が重要だ。
そこで、日本からスウェーデン本国に働きかけて開発がスタート。当初は懐疑的だった諸外国も開発が進むに従い興味を持つようになり、3月には欧州でも発売されることが決まっている。グローバルでの発売の先駆けとして、両モデルは日本での先行発売となったのだ。
EFP71525、EFP71524の本体重量は1.9kg。メインパーツのパワープロフロアノズル装着時の本体幅は224mmで高さは1008mm、奥行きは235mm。軽く、取り回しもよいので高所や狭いスペースの掃除もラクに行える。
付属の充電ステーションはベース部にスリットが設けられており、四つの付属ノズルが収納可能。充電ステーションの最上部はクイックリリースボタンとなっていて、本体をセットした状態でこのボタンを押すとハンディクリーナーとしてパイプの取り外しができる。
多彩なノズルを付属してさまざまな掃除箇所に対応
EFP71525とEFP71524は本体の機能やスペック、サイズなどは同じだが、付属品が異なる。パワープロフロアノズルとブラシノズル、ソフトブラシノズル、アングルノズル、すき間ノズルは両モデル共通。EFP71525は、これに加えてパワープロマルチサーフェスフロアノズルとUVベッドノズルが付属している。パワープロフロアノズルは標準のクリーナーヘッド。既存のノズルよりも面積が35%コンパクトになり、毛絡みしにくく手入れも簡単。アングルノズルはノズルが曲がる角度を調整可能だ。
EFP71525付属のパワープロマルチサーフェスフロアノズルは毛足が長くて固く、カーペットに密着するのでゴミを強力にかき取る。カーペットの掃除に最適だが、オートモードにすると床の素材に合わせて吸引力を自動調整する。
UVベッドノズルはベッドやソファの掃除に適したノズルで、1.0μmの小さな粒子も除去するという。
掃除をする際に気になるのが排気。EFP71525はサイクロンでゴミを分離した後は複数のフィルターを通して排気する。窓を開けて掃除をする必要はなく、ハンドル部から排気するため風が顔に当たらない。
水拭きできるモップノズルも同時発売
EFP71525と同時に水拭き掃除用のパワープロモップノズルも発売。市場想定価格は9900円前後だ。二つの丸い布製モップが回転し、床の食べこぼしや汚れを水拭きする。汚れたらモップ部を取り外して洗うと何度でも使え、ノズル自体の高さがないので家具の下などの掃除もラクという仕様だ。ノズルを取り付けると本体の操作パネルは自動で水拭きモードになるので、設定の手間は不要。新製品の発売を記念して、購入者に同ノズルをプレゼントするキャンペーンも予定されている。
実際に使ってみると、自走式ではないが本体が軽くて吸引力があるため、ヘッドが前に進んでいくような感覚だ。パワープロマルチサーフェスフロアノズルは、カーペットの毛にブラシが入り込んでかき出している手応えを感じられた。
操作部もオン/オフボタンと3段階のパワーを+-で操作するボタンの二つだけと非常にシンプルだ。先述したクイックリリースボタンやパワープロマルチサーフェスフロアノズルのフットペダルなどは直感的に外せるユニバーサルデザインとなっていて分かりやすい。
吸引力が高いと、モーターが高回転する際に出る高い周波数帯の金属音が耳障りに感じることもある。しかし、EFP71525を使ってみると金属音のうるささは感じられなかった。これは高周波帯のノイズを抑えたモーターを採用しているためと同社では説明する。ぜひ店頭で他社製品と比較して試してみることをオススメしたい。
EFP71525はエレクトロラックス史上最軽量だが、業界トップクラスというわけではない。しかし、吸引力や操作性、排気、運転音、用途において非常にバランスがよく、使用していてストレスを感じない製品に仕上がっている。シンプルさと高い機能性を持ち、ユーザーの使い勝手も考えられた、まさに北欧デザインを具現化した製品といえるだろう。(BCN・風間 理男)