キャンプにも防災にも! 万能小型ポータブル電源「BLUETTI EB70S」をレビュー
ポータブル電源のトップブランドとして知られる「BLUETTI(ブルーティー)」。中でも小型ポータブル電源「BLUETTI EB70S」は、コンパクトなサイズながら容量も大きく幅広い場面で使える万能性が特徴だ。今回は、BLUETTI EB70Sの使用感を解説する。
バッテリは電気自動車用バッテリにも採用されているプレミアム版のリン酸鉄リチウムバッテリを使用。フル充電と放電のサイクルを2500回以上行うことができ、内部温度が50℃以上になると自動で内蔵のファンが起動することから、安全に長く使える。
ソーラー充電はソーラーパネルに接続すれば充電でき、12Vから28Vの電圧範囲で最大200Wまで対応可能だ。
液晶も見やすく、明るいところはもちろん、画像のように真っ暗な部屋でも液晶がはっきりとみえる。バッテリ残量や現在の出力電力、入力電力などが分かりやすく、災害により突然停電となった場合でも安心だ。
さらにライト機能があり、弱・強・点滅の3種類を使い分けられる。弱のライトでも8畳の部屋のすみまではっきり見えるほど明るくなるため、停電時や夜のキャンプ場などで心強い味方となってくれるだろう。
パソコン(dynabook)を同じくバッテリ50%の状態で充電したところ、27~30Wの状態で充電が1時間45分程度で完了した。フル充電には3時間半かかると予想される。公式サイトでは50Whのノートパソコンが約12回充電できるとされており、こちらも屋外や非常時の充電時間・回数としては申し分ないだろう。
冷蔵庫(270L)を1時間半(72~75W)動かしたところで、バッテリ残量のメモリが一つ減った。バッテリ残量のメモリは20%刻みとなっているため、およその数値ではあるが、フル充電の状態で7時間半動かせることになる。
食品の保存・確保が難しくなる災害時にこの稼働時間は大きい。またミニ冷蔵庫であればさらに稼働時間が長くなるため、キャンプに必要な食材を長く冷蔵することも可能だ。
付属品にはカーチャージケーブルもついているためキャンプやレジャーに向かう車の中での充電も可能。ソーラーパネル・発電機への接続ケーブルもついているため、同じくBLUETTIから発売されているソーラーパネルと併用すれば、停電が長期間続いたとしても安心だろう。
また、充電方式も多様であるため、災害時やキャンプに一つあるだけで非常に心強い味方になってくれるだろうと感じた。画像やレビューだけでは伝わり切らないその万能性は、ぜひ手に取って感じて欲しい。
コンパクトなのに大容量、幅広い使い方が可能
まずはBLUETTI EB70Sの特徴をスペック面からみてみよう。716Whの容量と800Wの定格出力
ポータブル電源において最も重要といえる容量・定格出力はそれぞれ716Wh・800Wであり、サージは1400Wだ。災害時の非常用電源として、幅広い電気製品に利用できる容量・定格出力であり、キャンプやガーデニング、ベランダ作業においても大いに活躍できるだろう。バッテリは電気自動車用バッテリにも採用されているプレミアム版のリン酸鉄リチウムバッテリを使用。フル充電と放電のサイクルを2500回以上行うことができ、内部温度が50℃以上になると自動で内蔵のファンが起動することから、安全に長く使える。
さまざまな場面や電気製品に対応
接続ポートは、ACアダプタはもちろん、DC、USB-A、USB-C、ワイヤレス充電にも対応しており、幅広い場面・電気製品で利用できる。USB-Cはどちらも100WのPD3.0充電に対応しているため、最新型のノートパソコンやタブレット端末にも急速充電が可能だ。4種類の充電方法から選択可能
本体の充電方法は「AC(コンセント)充電・カー充電・ソーラー充電・発電機充電」の4種類で、充電中も電源として利用できる。AC充電は最短3時間45分でフル充電が可能であり、付属のカーチャージケーブルを使えば車の運転中でも充電できる。ソーラー充電はソーラーパネルに接続すれば充電でき、12Vから28Vの電圧範囲で最大200Wまで対応可能だ。
省スペースで電気製品もスピーディーに稼働&充電
実際のBLUETTI EB70Sの使用感について紹介していこう。スペースを取らないコンパクトさで液晶も見やすい
まずサイズは縦22cm×横32cm×奥行20cm程度と非常にコンパクトで、部屋に置いていてもほぼスペースを取らない。女性でも簡単に持ち上げて運べるため、キャンプやレジャーにも持っていきやすいだろう。液晶も見やすく、明るいところはもちろん、画像のように真っ暗な部屋でも液晶がはっきりとみえる。バッテリ残量や現在の出力電力、入力電力などが分かりやすく、災害により突然停電となった場合でも安心だ。
さらにライト機能があり、弱・強・点滅の3種類を使い分けられる。弱のライトでも8畳の部屋のすみまではっきり見えるほど明るくなるため、停電時や夜のキャンプ場などで心強い味方となってくれるだろう。
幅広い電気製品もスピーディーに稼働&充電
バッテリ残量が50%程度のAndroidスマホに充電してみたところ、11~13Wで急速充電され1時間程度で100%となった。これは通常のコンセント充電と同じ程度の時間だ。容量としては10Wで約60回充電できるため、屋外や停電時にいつもと同じスピードで何度も充電できるのは非常に便利だといえる。パソコン(dynabook)を同じくバッテリ50%の状態で充電したところ、27~30Wの状態で充電が1時間45分程度で完了した。フル充電には3時間半かかると予想される。公式サイトでは50Whのノートパソコンが約12回充電できるとされており、こちらも屋外や非常時の充電時間・回数としては申し分ないだろう。
冷蔵庫(270L)を1時間半(72~75W)動かしたところで、バッテリ残量のメモリが一つ減った。バッテリ残量のメモリは20%刻みとなっているため、およその数値ではあるが、フル充電の状態で7時間半動かせることになる。
食品の保存・確保が難しくなる災害時にこの稼働時間は大きい。またミニ冷蔵庫であればさらに稼働時間が長くなるため、キャンプに必要な食材を長く冷蔵することも可能だ。
本体充電方法も幅が広く利便性が高い
本体へのAC充電は、195~196Wの状態で2時間20分程度で60%程度が充電できた。メモリが20%単位であるため、おおよその計算ではあるが、公式サイトにある通り4時間もかからずにフル充電ができる。付属品にはカーチャージケーブルもついているためキャンプやレジャーに向かう車の中での充電も可能。ソーラーパネル・発電機への接続ケーブルもついているため、同じくBLUETTIから発売されているソーラーパネルと併用すれば、停電が長期間続いたとしても安心だろう。
「BLUETTI EB70S」は想像以上に万能だった
今回、初めてポータブル電源を使用してみたのだが、予想以上に万能であり非常に驚いた。容量・出力に対して非常に小型であり、接続ポートの種類も豊富であるため、どんな場面でも使いやすい。また、充電方式も多様であるため、災害時やキャンプに一つあるだけで非常に心強い味方になってくれるだろうと感じた。画像やレビューだけでは伝わり切らないその万能性は、ぜひ手に取って感じて欲しい。