パナソニックは1月17日、狭小キッチンにも置きやすい食洗機「SOLOTA(ソロタ)」NP-TML1を発表した。2月中旬の発売で、価格はオープンで市場想定価格は3万8000円前後。着脱式タンク式で、設置スペースは同社のプチ食洗の約1/2と業界最小のパーソナル食洗機だ。
パナソニックは一昨年の秋に賃貸住宅向けのプチ食洗機「NP-TCR4」を発売し、サブスクサービスを開始したところ、契約件数は初年度の計画比約1.4倍になったという。そこで、賃貸住宅在住のシングル世帯に向けて食洗機のさらなる普及拡大を図るため、新製品の開発に着手した。
NP-TML1の名称はSOLOTA。これはSolo Technological Assistantの略で、上記のとおり賃貸住宅に住む20~30代のシングル世帯を対象とした食洗機だ。
シングル世帯が日常的に使用する食器点数を調査し、世帯の平均使用食器点数は約2~3点(1食あたり、カトラリー除く)だが、新製品の収納食器点数はフォークやスプーンなどのカトラリーを除く6点とした。この点数でできる限り本体をコンパクト化した結果、設置面積は現行モデルで最小のNP-TCR4の半分のサイズとなっている。
食洗機は手洗いよりも食器がキレイになる。その理由は(1)高い水温、(2)洗剤の洗浄力、(3)強力な水流――の三つだ。
(1)手で触れると火傷するような約60~80℃の高温で洗浄する、(2)食洗機専用洗剤には台所用洗剤よりも漂白成分や酵素が多く含まれている、(3)扇状に広がる水流は約2mの高さまで届く勢いで回転し、収納された食器のすみずみまで届く、ということが理由である。
さらにNP-TML1は同社のレギュラータイプの食洗機でも採用されているストリーム除菌洗浄機能を搭載。50℃以上の高圧水流で洗いもすすぎも行うことで、99%以上の除菌効果がある。
食洗機は清潔性と家事負担の軽減のほか、節水性も大きな特長。NP-TML1が1回で使用する水量は約2.5Lで、これは手洗いの約1/8。1年間使用すると、2Lのペットボトルで約6387本分の節水になるという計算だ。
上下のツートーンカラーで、操作は電源のオン/オフと一時停止/スタートの二つのボタンのみ。ドアを開閉すると自動で電源が入るので、難しい操作は一切なく誰でも簡単に使える。
食器洗いやあと片付けは面倒だ。かといって食洗機を置くスペースはないし、食洗機を使うことは考えたこともないというのが大多数だろう。しかし、NP-TML1は従来の食洗機のイメージとは全く異なる製品である。
狭いキッチンに置けて、食器が手洗いよりもキレイで清潔になる。空いた時間を自分時間に当てられ、しかも高い節水効果がある。いつも使う食器を置く食器棚にもなる。NP-TML1はこのように、いいとこづくしの製品に仕上がっている。そのサイズ感やデザイン、操作性などを店頭でぜひ確認してみよう。(BCN・風間 理男)
食器収納点数6点で業界最小サイズ
食洗機の年間総需要は約90万台で、世帯普及率は29%という。特にコロナ禍で内食が増加したことにより需要は高まっているとのこと。しかし、この普及率は全世帯であり、住居形態や年代・世帯構成別でみると賃貸住宅や若年層、単身世帯の普及率は非常に低いのが実情だ。パナソニックは一昨年の秋に賃貸住宅向けのプチ食洗機「NP-TCR4」を発売し、サブスクサービスを開始したところ、契約件数は初年度の計画比約1.4倍になったという。そこで、賃貸住宅在住のシングル世帯に向けて食洗機のさらなる普及拡大を図るため、新製品の開発に着手した。
NP-TML1の名称はSOLOTA。これはSolo Technological Assistantの略で、上記のとおり賃貸住宅に住む20~30代のシングル世帯を対象とした食洗機だ。
シングル世帯が日常的に使用する食器点数を調査し、世帯の平均使用食器点数は約2~3点(1食あたり、カトラリー除く)だが、新製品の収納食器点数はフォークやスプーンなどのカトラリーを除く6点とした。この点数でできる限り本体をコンパクト化した結果、設置面積は現行モデルで最小のNP-TCR4の半分のサイズとなっている。
分岐水栓不要の取り外しタンクを採用
NP-TML1の給水では分岐水栓を使用せず、本体下部に収納する着脱式タンクを採用している。蛇口の形状によっては分岐水栓が取り付けられないこともあるが、タンク式なので、タンクを取り出して蛇口から直接給水できる使いやすい設計としている。購入後や転居後もすぐに使用できる。食洗機は手洗いよりも食器がキレイになる。その理由は(1)高い水温、(2)洗剤の洗浄力、(3)強力な水流――の三つだ。
(1)手で触れると火傷するような約60~80℃の高温で洗浄する、(2)食洗機専用洗剤には台所用洗剤よりも漂白成分や酵素が多く含まれている、(3)扇状に広がる水流は約2mの高さまで届く勢いで回転し、収納された食器のすみずみまで届く、ということが理由である。
さらにNP-TML1は同社のレギュラータイプの食洗機でも採用されているストリーム除菌洗浄機能を搭載。50℃以上の高圧水流で洗いもすすぎも行うことで、99%以上の除菌効果がある。
食洗機は清潔性と家事負担の軽減のほか、節水性も大きな特長。NP-TML1が1回で使用する水量は約2.5Lで、これは手洗いの約1/8。1年間使用すると、2Lのペットボトルで約6387本分の節水になるという計算だ。
中が見えるデザインで存在感と圧迫感を低減
デザインについては“洗える食器棚”を目指し、食器収納部の前後にクリア窓を採用。中が見える抜け感でキッチンに設置した際の箱としての存在感や圧迫感を軽減している。運転終了後は食器をそのままにして食器棚としても使えるデザインだ。上下のツートーンカラーで、操作は電源のオン/オフと一時停止/スタートの二つのボタンのみ。ドアを開閉すると自動で電源が入るので、難しい操作は一切なく誰でも簡単に使える。
食器洗いやあと片付けは面倒だ。かといって食洗機を置くスペースはないし、食洗機を使うことは考えたこともないというのが大多数だろう。しかし、NP-TML1は従来の食洗機のイメージとは全く異なる製品である。
狭いキッチンに置けて、食器が手洗いよりもキレイで清潔になる。空いた時間を自分時間に当てられ、しかも高い節水効果がある。いつも使う食器を置く食器棚にもなる。NP-TML1はこのように、いいとこづくしの製品に仕上がっている。そのサイズ感やデザイン、操作性などを店頭でぜひ確認してみよう。(BCN・風間 理男)