無印良品、家具の月額定額サービス本格化、72アイテムに順次拡大

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2023/01/11 12:00

 良品計画は2023年2月3日から、家具の月額定額サービス対象商品を、これまでの35アイテムから72アイテムへと大幅に拡大する。

家具の月額定額サービスに追加されるおもな商品と価格の例

 家具の月額定額サービスは、高額かつ多額の初期費用をかけて家具を買い揃えることなく、必要な家具を利用できるサービスで、1年/2年/3年/4年の年単位での契約で、希望すれば契約期間の満了後に買い取りも可能となっている。なお、返却された家具は中古品として販売する。

 家具については将来的に、販売中心のビジネスモデルから月額定額サービスモデルへの転換を目指す。さらに今後は、不要家具の回収、メンテナンス、再利用を事業化し、中古やヴィンテージ家具の取り扱い(販売、レンタル)も本格化していく。

 そのほか1月13日・2月3日には、同社が展開する「無印良品」と「IDEE」の一部商品価格を改定する。また、2月3日には中型・大型商品の配送料改定も実施する。

 今回の価格改定は、おもに大型家具、プラスチック収納、布団カバーなどの布製品、食品などが対象。「無印良品」の2023年春夏商品全体のうち約2割に相当し、残り8割の商品価格は据え置く。価格改定の対象となる商品における価格改定率は、平均約25%。

 プラスチック商品ではリユース・リサイクル・代替素材商品への100%移行を推進し、バージンプラスチックを利用した商品の代替素材商品として、紙を使った「硬質紙ファイルボックス」とリサイクルプラスチックを利用した「ポリプロピレンファイルボックス・ダークグレー」の販売を2月中旬に開始する。また、2月3日からは一部を除く全店舗でのプラスチック商品の回収を「無印良品」のポリプロピレン商品、ポリエチレン商品から行う。

 さらに、これまでは綿100%の商品を洗いざらしにするなど製造工程の省略・工夫によって提供していた布団カバー・シーツなどの布製品について、最廉価での販売を継続すべく、代替となる新商品として機能素材を用いた「乾きやすい寝装ファブリック」シリーズの販売を、1月12日に開始する。
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