次世代“Wi-Fi 6E”対応ルーター、エレコムから

新製品

2022/12/28 08:30

 エレコムは12月下旬に、次世代無線LAN規格であるWi-Fi 6Eを採用することで、より安定した高速通信を実現する無線LANルーター「WRC-XE5400GS-G」を発売する。価格はオープンで、実勢価格は2万2800円前後の見込み。

WRC-XE5400GS-G

 WRC-XE5400GS-Gは、従来の無線LAN規格で用いられている2.4GHz帯/5GHz帯に加えて、混雑が少なく電波干渉を受けにくい6GHz帯を利用でき、通信速度の低下を抑えられるWi-Fi 6Eに対応している。
 
快適な無線LAN通信を実現する、
多彩な機能を搭載

 複数台接続に強いOFDMA、送信情報量をアップする1024QAM、スマートフォンのバッテリが長持ちするTWTといった機能を搭載し、スムーズでストレスのない無線LAN通信を可能にする。

 さらに、回線が混雑しにくいIPv6 IPoEインターネット接続への対応や、より快適な帯域を自動選択する「バンドステアリング機能」、集中して電波を送信する「ビームフォーミングZ」を搭載している。また、「ルーターモード」「AP(アクセスポイント)モード」に加えて「中継器通常モード」と「中継器離れ家モード」を搭載し、スライドスイッチで切り替えられる。

 「セキュリティーWi-Fi」(通信分断機能)を備えているので、端末同士のウイルス感染リスクや情報を盗み見られる危険性を軽減しつつインターネットを利用できるほか、より強固なセキュリティ規格「WPA3 Personal」に対応し、子どものインターネット使いすぎを防ぐ「こどもネットタイマー3」や、自身のプライバシーを守りつつ安全に無線LAN環境を提供可能な「友だちWi-Fi」(ゲストSSID)機能も備えている。
 
離れ家との無線LAN通信を可能にする
専用モードも備える

 ほかにも、中継器として使用している場合は、法的に屋外利用が認められた帯域のみを使って、ルーターと離れ家に置いた中継器の間で、電波を中継できる専用モードも搭載する。

 なお、無線LANルーター買い換え時に、面倒な設定をすることなくテレビやスマートフォン、タブレット端末、PCなどを使えるようにする「らくらく引っ越し機能」や、使用中の無線LANルーターと「WRC-XE5400GS-G」のWPSボタンを押すだけで、使用中の無線LANルーターに記憶されたSSIDや暗号化キーをコピー可能な機能なども用意している。

 対応無線通信はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax。Wi-Fi 6E(IEEE802.11ax/6GHz帯)での転送速度(理論値)は最大2402Mbps。有線LANポートは、1000BASE-T/100BASE-TX/10base-T準拠で、LAN側に4基、WAN側に1基を搭載する。