【木村ヒデノリのTech Magic #147】 コーヒーメーカーはかなりの数試してきたと思っていたが、この形状のエスプレッソマシンは盲点だった。とにかく早く淹れられて、手入れも簡単。抽出時間を考慮すると普通のドリップコーヒーよりも早くコーヒーができる。味も抜群でコーヒー嫌いの妻が「甘めのやつ作って!」と言ってきたほどだ。これさえあればもうお店に行かなくなるかもしれない。
Makuakeにて2月末までお得な価格で購入できるが、定価で比較しても他社より3割くらいは安い。(Makuakeにて6万8990円、12月21日時点)そうなると心配なのは耐久性などだが、筐体は一般的な全自動コーヒーメーカーと比べてもかなりしっかりできており安心感がある。
また構造も思った以上にシンプルなため、メンテが簡単で故障も少なそうだ。筆者はこういうタイプのエスプレッソメーカーは手入れが大変だと先入観で敬遠していたが、実際はドリップタイプのものより楽。
以前紹介したバルミューダのコーヒーメーカーは、味が良いものの時間がかかる上に抽出量が2杯分くらいと少ない。それがCyetusなら豆挽きが18秒、抽出や30秒ほどでミルクフォームを入れても1分少々で美味しいカフェラテが淹れられる。
バルミューダのドリップコーヒーもたしかに美味しいのだが、寒い日仕事のお供にはやはり濃いめのカフェラテの方が好都合。自分へのご褒美に1台、というのはかなりアリだろう。
エスプレッソにお湯を足したアメリカーノではこれがさらによくわかる。カプセルタイプでミルクを足さないメニューを作ると変な苦味と水の味が分離して感じられて美味しさを感じられずにいた(良い水を使えばもちろん違うのだろう)が、Cyetusのエスプレッソはお湯で割ってもドリップコーヒーのようなバランスを保っている。
熱いうちはどれも美味しく感じるが、薄めたり冷ましたりするとポテンシャルが現れる。どんな状態でも美味しいコーヒーが淹れられるのはCyetusの大きな魅力だ。
こうした構造や保守性が味にすごく影響するのだということがCyetusを使って初めてわかった。コーヒーメーカーでは機能性や手軽さに目がいき、保守性を見落としがちだ。
数十万する全自動コーヒーメーカーもメンテがとてつもなく大変なことが多い。それなら少しアナログだが構造がシンプルで汚れづらいCyetusのようなタイプのエスプレッソメーカーが長く使う上で便利なのではないだろうか。
コーヒーメーカーを使わなくなる原因の一つにランニングコストや購入の面倒さがある。カプセルタイプは1杯100円程度してしまう上に無くなる前にウェブで購入しなければならないというのが意外と障壁になった。
一方、BALMUDA The Brewは美味しいものの抽出までの時間が面倒に感じることが多かった。仕事をしながらだと2杯ずつ抽出しなければならないのは実用性に欠けた。
Cyetusでは上記のデメリット両方を解決してくれている。すぐに入れられてとても美味しいので仕事の合間でもパッと淹れられている。毎日何杯も飲む、味にもこだわりたい、と言う人は迷わずこれを選ぶと良いだろう。さらに便利に使うために次期モデルではぜひタンピング機能もグラインダーの部分に付けて欲しい。
今まで自分の選択肢になかったエスプレッソマシンだが、結果的に一番実用性が高かった。まだクリスマスプレゼントを決めていない方は自分への投資として検討してみてはどうだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。(動画配信時期は記事掲載と前後する可能性があります)
今年頑張った自分へのプレゼントに!
最初に言っておく、今すぐ購入してもCyetusは4月にならないと届かない。しかし、それでも買って損はないと思う。挽いた粉を一定圧で押さえるタンピング機能こそついていないものの、抽出されるエスプレッソや完成するミルクフォームは他社製の高級機と比べても遜色ない。Makuakeにて2月末までお得な価格で購入できるが、定価で比較しても他社より3割くらいは安い。(Makuakeにて6万8990円、12月21日時点)そうなると心配なのは耐久性などだが、筐体は一般的な全自動コーヒーメーカーと比べてもかなりしっかりできており安心感がある。
また構造も思った以上にシンプルなため、メンテが簡単で故障も少なそうだ。筆者はこういうタイプのエスプレッソメーカーは手入れが大変だと先入観で敬遠していたが、実際はドリップタイプのものより楽。
以前紹介したバルミューダのコーヒーメーカーは、味が良いものの時間がかかる上に抽出量が2杯分くらいと少ない。それがCyetusなら豆挽きが18秒、抽出や30秒ほどでミルクフォームを入れても1分少々で美味しいカフェラテが淹れられる。
バルミューダのドリップコーヒーもたしかに美味しいのだが、寒い日仕事のお供にはやはり濃いめのカフェラテの方が好都合。自分へのご褒美に1台、というのはかなりアリだろう。
味がとにかく素晴らしい、アメリカーノも別物に
筆者はカプセルタイプの高級機、クレアティスタプラスとBALMUDA The Brewも同時に使っているが、一番違いを感じたのが味だ。とにかく美味しい。多分お店でこれが出てきても気づかず5、600円は払ってしまうのではないだろうか。エスプレッソにお湯を足したアメリカーノではこれがさらによくわかる。カプセルタイプでミルクを足さないメニューを作ると変な苦味と水の味が分離して感じられて美味しさを感じられずにいた(良い水を使えばもちろん違うのだろう)が、Cyetusのエスプレッソはお湯で割ってもドリップコーヒーのようなバランスを保っている。
熱いうちはどれも美味しく感じるが、薄めたり冷ましたりするとポテンシャルが現れる。どんな状態でも美味しいコーヒーが淹れられるのはCyetusの大きな魅力だ。
見落としがちな保守性、綺麗を保てるといつでも美味しい
カプセルタイプだとどうしても汚れが溜まるため、こまめにメンテしていても雑味や香りに違和感が出てくるという問題がある。Cyetusはこうした汚れを溜めずにおくメンテナンスがかなり容易で、サッと拭いたりするだけで良い。洗浄機能も備わっているため常にフレッシュな風味を楽しめる。こうした構造や保守性が味にすごく影響するのだということがCyetusを使って初めてわかった。コーヒーメーカーでは機能性や手軽さに目がいき、保守性を見落としがちだ。
数十万する全自動コーヒーメーカーもメンテがとてつもなく大変なことが多い。それなら少しアナログだが構造がシンプルで汚れづらいCyetusのようなタイプのエスプレッソメーカーが長く使う上で便利なのではないだろうか。
このクオリティなら2023年はお店に寄らなくなるかも
毎日お店に寄るのも良いが、このクオリティのカフェラテが家で作れるのなら持っていくという新しい選択肢ができる。豆や水もかなりの容量入れられるので、すぐに補充しなくても良いのも便利だ。コーヒーメーカーを使わなくなる原因の一つにランニングコストや購入の面倒さがある。カプセルタイプは1杯100円程度してしまう上に無くなる前にウェブで購入しなければならないというのが意外と障壁になった。
一方、BALMUDA The Brewは美味しいものの抽出までの時間が面倒に感じることが多かった。仕事をしながらだと2杯ずつ抽出しなければならないのは実用性に欠けた。
Cyetusでは上記のデメリット両方を解決してくれている。すぐに入れられてとても美味しいので仕事の合間でもパッと淹れられている。毎日何杯も飲む、味にもこだわりたい、と言う人は迷わずこれを選ぶと良いだろう。さらに便利に使うために次期モデルではぜひタンピング機能もグラインダーの部分に付けて欲しい。
今まで自分の選択肢になかったエスプレッソマシンだが、結果的に一番実用性が高かった。まだクリスマスプレゼントを決めていない方は自分への投資として検討してみてはどうだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。(動画配信時期は記事掲載と前後する可能性があります)