楽天モバイルを使っていた。月間データ量が1GB以下なら月額0円で利用できたからだ。専用アプリを使えば通話も無料。最強のサブ回線として活用していた。ところが、5月13日に発表された「Rakuten UN-LIMIT VII」から、0円のプランが消滅することになった。サブ回線に固定の月額料金は困る。そこで、課金が始まる直前の8月末に解約、9月から新たなサブ回線を契約した。KDDIの「povo」だ。
auのサブブランドpovoも、月額基本料は無料。データ通信は、128kbpsの超低速モードなら使い放題だ。通話料は30秒22円(税込み、以下同)。SMSの送信は1通3.3円。楽天モバイルの旧プランほど大盤振る舞いではないが、日ごろあまり使わないサブ回線として維持するにはよさそうだ。128kbpsというスピードは、テキストメッセージのやり取りや軽めのWebサイトの閲覧、ネット回線を利用した通話程度には利用できる。ポケモンGOのような軽めのオンラインゲームも、工夫すれば何とか遊べる。数10Mbpsの高速通信を使って、ストレスなくネットを楽しみたい場合は、その都度データの利用権を購入する。povoではこれをトッピングと呼んでいる。
24時間使い放題で330円、7日間有効の1GBで390円、30日間有効の3GBで990円など。データ量を使い切ったり有効期限が切れたりした場合は、その都度新たなトッピングを購入する。いちいち面倒だという声もあるが、必要に応じて購入するという他社にないスタイルで、月額0円が実現できたともいえる。ただし、180日間以上有料トッピングの購入等がない場合は利用できなくなる。逆に言えば半年に1度、何らかのトッピングを購入すれば回線を維持できる。現在、トッピングで最も安いのは、「smash使い放題パック(24時間)」で220円。つまり、半年に一度220円払えばいい。年額で440円だ。
何とか通信できるものの、やはり128kbpsでは遅すぎる。とはいえ余計な出費は控えたい。0円で高速通信を実現させたい。そんなニーズに応えるのがギガ活だ。提携するカフェやレストラン、コンビニなどで一定額の買い物をすると、一定のデータ量利用権がもらえるというもの。現在99のチェーン店やショップが対象になっている。ローソンや餃子の王将、ドトール、松屋、ほっかほか亭、庄屋、魚民、サンドラッグ、オートバックスなど、有名どころも名を連ねている。ほとんどの場合キャッシュレス決済のau Payで支払う必要があるが、日ごろよく使う店があればラッキー。povoアプリで一度だけエントリーすれば、あとは買い物をするたびに使えるデータ量がたまっていく仕組みだ。
例えばエクセルシオールカフェの場合、1会計あたり500円以上をau Payで支払うと、300MBのデータ利用権がもらえる。支払い後2日~4日すると、メールで「ギガ活プロモコード」が送られてくる。このコードをpovoアプリに入力すると、300MB分の高速通信ができる。有効期限は3日間だ。正確には、コードを入力した翌日から丸々3日間という設定。実際の有効期限は最大で4日間だ。300MBという容量は、動画の視聴ではすぐに消費してしまうが、テキストベースのメールのやり取りや、普通のWebサイトの閲覧などでは意外に使いでがある。サブ端末としてならまずまずの容量だ。
さらに、一時的に大容量通信が必要になった場合には、複数のプロモコードを一度に使ってしのぐこともできる。また、ギガ活に必須ともいえるau Payだが、ユーザーなら、au Wi-Fiが無料で使える。全国で10万カ所以上のWi-Fiスポットが対象。小容量の通信はモバイル通信を使い、カフェなどではWi-Fiという使い分けも可能だ。
生活圏にギガ活対象店が多くあり、これまでの購買パターンを変えずにデータ利用権がゲットできるのが最も望ましいパターン。ただ、物事そう甘くない。私自身、カフェによく立ち寄るのだが、ギガ活対象店舗では、一度の会計が500円を超えない場合が多い。普段ならコーヒー一杯400円ぐらいで済むところ、500円以上にするため無理やり余分にクッキーを頼んだりすることになる。ギガ活は本当にお得なのかと疑問が頭をよぎる。余計な出費の分をデータ量の購入に充てれば、実は安く済むような気もするが……。
ギガ活対象店は、結構出入りがある。例えば、この10月25日から百貨店の松屋銀座が加わった。逆に、10月いっぱいで丸亀製麺とコナズ珈琲が対象から外れる。特に丸亀製麺は、これから積極的に活用しようと考えていただけに痛い。最新の対象店チェックは不可欠だ。対象店に通い詰めてプロモコードをたくさんもらっても、放っておくとコードが増えてしまい何が何だか分からなくなってしまう。エクセルなどでの管理も必要。ギガ活によって、大真面目にデータ量削減を目指すと結構ストレスになりそうだ。それでも、およそ1カ月間、意識気に対象店を利用した結果、3.3GB分のデータ利用権をゲットできた。データ料0円チャレンジは、ゲーム感覚で楽しむのが吉だろう。(BCN・道越一郎)
auのサブブランドpovoも、月額基本料は無料。データ通信は、128kbpsの超低速モードなら使い放題だ。通話料は30秒22円(税込み、以下同)。SMSの送信は1通3.3円。楽天モバイルの旧プランほど大盤振る舞いではないが、日ごろあまり使わないサブ回線として維持するにはよさそうだ。128kbpsというスピードは、テキストメッセージのやり取りや軽めのWebサイトの閲覧、ネット回線を利用した通話程度には利用できる。ポケモンGOのような軽めのオンラインゲームも、工夫すれば何とか遊べる。数10Mbpsの高速通信を使って、ストレスなくネットを楽しみたい場合は、その都度データの利用権を購入する。povoではこれをトッピングと呼んでいる。
24時間使い放題で330円、7日間有効の1GBで390円、30日間有効の3GBで990円など。データ量を使い切ったり有効期限が切れたりした場合は、その都度新たなトッピングを購入する。いちいち面倒だという声もあるが、必要に応じて購入するという他社にないスタイルで、月額0円が実現できたともいえる。ただし、180日間以上有料トッピングの購入等がない場合は利用できなくなる。逆に言えば半年に1度、何らかのトッピングを購入すれば回線を維持できる。現在、トッピングで最も安いのは、「smash使い放題パック(24時間)」で220円。つまり、半年に一度220円払えばいい。年額で440円だ。
何とか通信できるものの、やはり128kbpsでは遅すぎる。とはいえ余計な出費は控えたい。0円で高速通信を実現させたい。そんなニーズに応えるのがギガ活だ。提携するカフェやレストラン、コンビニなどで一定額の買い物をすると、一定のデータ量利用権がもらえるというもの。現在99のチェーン店やショップが対象になっている。ローソンや餃子の王将、ドトール、松屋、ほっかほか亭、庄屋、魚民、サンドラッグ、オートバックスなど、有名どころも名を連ねている。ほとんどの場合キャッシュレス決済のau Payで支払う必要があるが、日ごろよく使う店があればラッキー。povoアプリで一度だけエントリーすれば、あとは買い物をするたびに使えるデータ量がたまっていく仕組みだ。
例えばエクセルシオールカフェの場合、1会計あたり500円以上をau Payで支払うと、300MBのデータ利用権がもらえる。支払い後2日~4日すると、メールで「ギガ活プロモコード」が送られてくる。このコードをpovoアプリに入力すると、300MB分の高速通信ができる。有効期限は3日間だ。正確には、コードを入力した翌日から丸々3日間という設定。実際の有効期限は最大で4日間だ。300MBという容量は、動画の視聴ではすぐに消費してしまうが、テキストベースのメールのやり取りや、普通のWebサイトの閲覧などでは意外に使いでがある。サブ端末としてならまずまずの容量だ。
さらに、一時的に大容量通信が必要になった場合には、複数のプロモコードを一度に使ってしのぐこともできる。また、ギガ活に必須ともいえるau Payだが、ユーザーなら、au Wi-Fiが無料で使える。全国で10万カ所以上のWi-Fiスポットが対象。小容量の通信はモバイル通信を使い、カフェなどではWi-Fiという使い分けも可能だ。
生活圏にギガ活対象店が多くあり、これまでの購買パターンを変えずにデータ利用権がゲットできるのが最も望ましいパターン。ただ、物事そう甘くない。私自身、カフェによく立ち寄るのだが、ギガ活対象店舗では、一度の会計が500円を超えない場合が多い。普段ならコーヒー一杯400円ぐらいで済むところ、500円以上にするため無理やり余分にクッキーを頼んだりすることになる。ギガ活は本当にお得なのかと疑問が頭をよぎる。余計な出費の分をデータ量の購入に充てれば、実は安く済むような気もするが……。
ギガ活対象店は、結構出入りがある。例えば、この10月25日から百貨店の松屋銀座が加わった。逆に、10月いっぱいで丸亀製麺とコナズ珈琲が対象から外れる。特に丸亀製麺は、これから積極的に活用しようと考えていただけに痛い。最新の対象店チェックは不可欠だ。対象店に通い詰めてプロモコードをたくさんもらっても、放っておくとコードが増えてしまい何が何だか分からなくなってしまう。エクセルなどでの管理も必要。ギガ活によって、大真面目にデータ量削減を目指すと結構ストレスになりそうだ。それでも、およそ1カ月間、意識気に対象店を利用した結果、3.3GB分のデータ利用権をゲットできた。データ料0円チャレンジは、ゲーム感覚で楽しむのが吉だろう。(BCN・道越一郎)