日立グローバルライフソリューションズは「熱風旨み焼き」を搭載した過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」2機種と「極上新米」コースを追加したIHジャー炊飯器「ふっくら御膳」2機種を7月2日に発売する。発売を控えた6月29日に両製品のメディア向けセミナーを開催した。
庫内に配置された赤外線センサが食材の表面温度を見張るので、食材が冷蔵でも冷凍でも自動調理が可能。「熱風旨み焼き」の調理工程は次のとおりだ。まずはレンジ加熱を行い、オーブンと過熱水蒸気の熱風で肉を包み込むように焼いて肉汁を閉じ込める。最後にグリルで一気に加熱して、表面を香ばしく焼きあげる。
さらに2品同時あたため機能も進化。加熱時に新制御を採用することで、あたため時間が短縮。例えば冷凍のご飯と冷蔵の野菜を2品同時にあたためると、前機種では約5分50秒かかっていたのが、約5分に短縮する。
同社が行った高級オーブンレンジ購入者に対するアンケート調査では、購入時に期待した効果としては「調理時間の短縮(時短)」が回答者の約51%とトップで、「料理のレパートリーが広がる」が49%、「調理の手間が省ける」が45%だった。新製品のMRO-W10Aは、これらユーザーの期待を念頭において新メニューが追加されたのだ。
新製品で調理した料理を試食したが、熱風旨み焼きメニューで焼き上げた牛肉、豚肉、鶏肉ともそれぞれの肉が持つ旨みや食感の違いを十分に感じることができた。牛肉と豚肉は硬すぎず、柔らかすぎずで、鶏の照焼きは、皮はパリッとほどよい焦げ加減で肉自体のジューシーさはしっかりと残っている。
野菜シャキシャキメニューで調理したチンジャオロウスーも食してみたところ、ピーマンやタケノコ、は文字どおりシャキシャキの食感で、豚肉の柔らかい食感との違いを楽しめる仕上がり具合になっていた。
同社が行ったWebによるアンケート調査では、白米の不満点として「保温すると美味しくなくなる」と感じている層が回答者全体の26%を占めた。実際に炊飯器で炊いた分量を1回の食事で食べ切る家庭は少なく、炊飯器の保温機能は必須といえるだろう。
この不満点を解消するため、RZ-W100FMでは「スチーム保温」のスチーム放出時間をアップした。この「スチーム保温」は炊飯中に発生する蒸気を内ぶたにセットされている「吸水レス オートスチーマー」にため、保温時にスチームとして放出することで保温時のご飯をしっとり保つ機能である。
今回、釜の側面ヒーターとふたヒーターの出力を制御することで、「吸水レス オートスチーマー」にたまる水分量を増やし、スチームとして放出する時間を伸ばすことができたという。
試食で提供されたご飯は、「ふっくら御膳」の特徴である外硬内軟(外は硬めで、中は軟らかい)とおりの食感。硬い、軟らかいという表現ではなく、外と中の弾力が違うと言った方が適切かもしれない。米粒としての存在感はありつつ、噛みしめると柔らかいのだ。
「ヘルシーシェフ」の新製品は、MRO-W10Aとメニュー数や表示パネル部が異なるMR-W11Aの2モデル。オープン価格だが、市場想定価格はW10Aが15万2000円前後、W11Aが10万4000円前後。
「ふっくら御膳」もオープン価格だが、市場想定価格はRZ-W100FMが8万8000円前後で、炊飯コースとスチーム保温の時間、操作部の液晶などが異なるRZ-V100FMは6万円前後である。(BCN・風間 理男)
食材の表面をセンサが測って加熱工程を自動制御
過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」の新製品MRO-W10Aは、新たに「熱風旨み焼き」(牛・豚・鶏)メニューを追加した。蓄熱性の高いセラミックを採用したテーブルプレートの上に新形状の焼網を乗せ、下味を付けた食材を焼き網の上に置くだけで調理ができるというものだ。庫内に配置された赤外線センサが食材の表面温度を見張るので、食材が冷蔵でも冷凍でも自動調理が可能。「熱風旨み焼き」の調理工程は次のとおりだ。まずはレンジ加熱を行い、オーブンと過熱水蒸気の熱風で肉を包み込むように焼いて肉汁を閉じ込める。最後にグリルで一気に加熱して、表面を香ばしく焼きあげる。
忙しい時に助かる2品あたための時間短縮
また、前機種のMRO-W10Zに搭載された「野菜シャキシャキメニュー」も新たに3メニューを追加。最高1000Wの大火力で素早く加熱することにより、調理時間が短縮するとともに野菜から出る水分量も抑えられて栄養素の残存率がアップ。しんなりせずにシャキシャキした食感も残るという。さらに2品同時あたため機能も進化。加熱時に新制御を採用することで、あたため時間が短縮。例えば冷凍のご飯と冷蔵の野菜を2品同時にあたためると、前機種では約5分50秒かかっていたのが、約5分に短縮する。
同社が行った高級オーブンレンジ購入者に対するアンケート調査では、購入時に期待した効果としては「調理時間の短縮(時短)」が回答者の約51%とトップで、「料理のレパートリーが広がる」が49%、「調理の手間が省ける」が45%だった。新製品のMRO-W10Aは、これらユーザーの期待を念頭において新メニューが追加されたのだ。
新製品で調理した料理を試食したが、熱風旨み焼きメニューで焼き上げた牛肉、豚肉、鶏肉ともそれぞれの肉が持つ旨みや食感の違いを十分に感じることができた。牛肉と豚肉は硬すぎず、柔らかすぎずで、鶏の照焼きは、皮はパリッとほどよい焦げ加減で肉自体のジューシーさはしっかりと残っている。
野菜シャキシャキメニューで調理したチンジャオロウスーも食してみたところ、ピーマンやタケノコ、は文字どおりシャキシャキの食感で、豚肉の柔らかい食感との違いを楽しめる仕上がり具合になっていた。
いつもの水加減で新米をおいしく炊き上げる
一方、「ふっくら御膳」の新製品RZ-W100FMは新たに「極上新米」コースを追加。新米は、いつもの水加減で炊くと柔らかく炊けてしまうという。そこで、2019年から同社の炊飯方式に協力している京都の老舗米屋である八代目儀兵衛の職人の技を採用。圧力や火力、蒸らしやスチームの時間を新米に合わせて調整し、いつもの水加減でも新米の持つハリやツヤを生かして炊き上げる。同社が行ったWebによるアンケート調査では、白米の不満点として「保温すると美味しくなくなる」と感じている層が回答者全体の26%を占めた。実際に炊飯器で炊いた分量を1回の食事で食べ切る家庭は少なく、炊飯器の保温機能は必須といえるだろう。
この不満点を解消するため、RZ-W100FMでは「スチーム保温」のスチーム放出時間をアップした。この「スチーム保温」は炊飯中に発生する蒸気を内ぶたにセットされている「吸水レス オートスチーマー」にため、保温時にスチームとして放出することで保温時のご飯をしっとり保つ機能である。
今回、釜の側面ヒーターとふたヒーターの出力を制御することで、「吸水レス オートスチーマー」にたまる水分量を増やし、スチームとして放出する時間を伸ばすことができたという。
試食で提供されたご飯は、「ふっくら御膳」の特徴である外硬内軟(外は硬めで、中は軟らかい)とおりの食感。硬い、軟らかいという表現ではなく、外と中の弾力が違うと言った方が適切かもしれない。米粒としての存在感はありつつ、噛みしめると柔らかいのだ。
「ヘルシーシェフ」の新製品は、MRO-W10Aとメニュー数や表示パネル部が異なるMR-W11Aの2モデル。オープン価格だが、市場想定価格はW10Aが15万2000円前後、W11Aが10万4000円前後。
「ふっくら御膳」もオープン価格だが、市場想定価格はRZ-W100FMが8万8000円前後で、炊飯コースとスチーム保温の時間、操作部の液晶などが異なるRZ-V100FMは6万円前後である。(BCN・風間 理男)