カラフルマジック!カルディのバタフライピーシロップは夏らしさ満点

レビュー

2022/06/30 12:05

 夏になると恋しくなる冷たいドリンクやスイーツ。カルディでドリンクにもスイーツにも使えるバタフライピーシロップを見つけた。バタフライピーシロップは、レモン果汁などのクエン酸を加えると青紫から赤紫の濃い色へと変化する。バタフライピーシロップを使った、暑さをやわらげるカラフルでおいしいドリンクとスイーツを紹介しよう。

バタフライピーの和名は蝶豆の花

 
涼しい色を楽しめるバタフライピーシロップ

 ちょっと変わった名前のバラフライピーシロップは、バタフライが蝶、ピーが豆という意味。日本では蝶豆(ちょうまめ)という名前の植物になる。バタフライピーはマメ科の植物で、蝶のような形の青い鮮やかな花を付ける。バラフライピーは、ハーブの一種でハーブティーとして使われたり、サラダの彩りとして使用したりする。

 なお、ハーブは身体に一定の作用があるので、持病のある方は医者や薬剤師に相談が必要だ。また、バタフライピーには子宮を収縮させる作用があるので、妊娠、授乳中や生理中は摂らないようにしていただきたい。
 
バタフライピーシロップの内容量は195mlで価格は398円(筆者撮影)

レモン汁などのクエン酸を加えると色の変化が楽しめる

 青い花にはアントシアニンが多く含まれている。アントシアニンは、ポリフェノールの一つで抗酸化作用がある。ポリフェノールは、美肌効果やアンチエイジングが期待できるので女性の間でも注目されている成分だ。

 バタフライピーシロップにレモンなどのクエン酸を入れると、アントシアニンがクエン酸と反応し、濃い青色から明るい赤紫色やピンク色に変わる。

 今回、カルディで購入したバタフライピーシロップは、バタフライピーをシロップにしてベルガモットなどの柑橘系の香りをつけたものである。シロップになっているので、紅茶に入れたり、炭酸で割ったりして手軽に楽しめる。

好みのドリンクに入れて実験みたいに楽しめる

 バタフライピーシロップは、女性にうれしい効果が期待できるとともに色の鮮やかさや変化が楽しめる。この色の変化を子どもと一緒に実験気分で使ってみると、楽しいひと時を過ごせるだろう。

 さっそくバタフライピーシロップの活用法をいくつか紹介しよう。

ソーダで割ったり牛乳にいれたり色で遊べるドリンク

 まずはバタフライピーシロップのソーダ割り。バタフライピーシロップは甘いので、無糖の炭酸で割ると甘すぎずにちょうどいい。

 子どもには、サイダーなど果糖タイプの炭酸で割ると甘くて飲みやすいだろう。バタフライピーシロップ1に対し、炭酸5くらいがちょうどいい感じだ。

 ベルガモットの香りと優しい甘さでリラックスできるドリンクが簡単に出来上がる。そこにレモン汁を加えると、青から赤紫へと色の変化を楽しめる。
 
レモン汁を加えるとグラデーションがきれい(筆者撮影)

 また、牛乳で割るとバタフライピーオレができる。シロップが効いて甘い牛乳とほのかに香るベルガモットでリラックス効果は抜群だ。

 牛乳割りの場合、レモン汁は入れない方がいいだろう。牛乳はたんぱく質でクエン酸に反応すると固まってしまうからだ。
 
牛乳を混ぜるとパステルカラーの水色に変化する(筆者撮影)

自宅でカクテル気分|レモンとバタフライピーシロップを使ったおいしいお酒

 バタフライピーシロップの炭酸割りに、希釈するタイプのレモン酎ハイの素やウイスキーを入れると、鮮やかな紫色のカクテルが出来上がる。

 レモン酎ハイを入れると、色が青から赤紫に変化する。ウイスキーや焼酎を入れた場合、色は変わらないが、そこにレモン汁を入れると色の変化を楽しめる。

 宅飲みのバリエーションがまた一つ増えて、晩酌の楽しみが増すだろう。

きれいな青色や赤紫色をスイーツに活かす

 バタフライピーシロップは、青色もしくは青紫色のシロップだ。それにレモン汁を加えると、赤紫色もしくはピンク色に変化する。このきれいな色と、変化する特徴を生かして、色鮮やかなスイーツができる。

 少し手間のかかるものもあるが、どれも見た目がとってもきれいでおいしい。おすすめのスイーツを三つ紹介しよう。

まるで宝石|今話題の琥珀糖つくってみた

 琥珀糖をご存じだろうか。琥珀のように美しいスイーツとしてSNSを中心に流行っているお菓子だ。SNSでは食べる宝石とも言われている。このお菓子が、バタフライピーシロップを使って手作りできる。

琥珀糖の作り方

 まずは、鍋に粉寒天4gと水200mlを入れて、中火で混ぜながら2分ほど沸騰させる。次に弱火にし、砂糖300gを加えて煮詰める。火が強いと鍋から吹きこぼれてしまうので、必ず弱火でじっくり煮詰めていこう。

 糸が引く程度に煮詰まったら、半分は型に流し入れ、残りの半分はバタフライピーシロップ大さじ3を入れる。バタフライピーシロップを入れた方の液を、先に半分入れた型に流し入れる。

 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして固める。固まったら好みの形に切り分けて、くっつかないようにクッキングシートの上に置いて、半日から1日室温で乾燥させよう。

 少し手間だが、バタフライピーシロップの琥珀糖液を二種類作って、片方にレモン汁を加えて色を変化させて作ると青色と赤紫色の琥珀糖が出来上がる。
 
初めてにしてはうまくできた琥珀糖(筆者撮影)

子どもでも簡単|カラフル夏色ゼリーがおいしくてきれい

 バタフライピーシロップがあれば、ゼラチンを使って夏らしいカラフルなゼリーも簡単につくれる。青紫色や赤紫色のゼリーは、見た目にも鮮やかで夏らしいおやつにぴったりだ。

 作り方はそれほど難しくないので、夏休みに子どもと一緒につくっても楽しめていいだろう。

夏色ゼリーの作り方

 粉ゼラチン4gに大さじ2の水を入れてふやかしておく。鍋に水を200cc入れて煮立たせる。煮立ったら火は止めて、砂糖大さじ2を入れて煮溶かす。バタフライピーシロップ大さじ3を入れてよく混ぜる。

 ふやかしたゼラチンを入れて再びよく混ぜる。バットに流し入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。固まったら包丁を使って1cm角に切れば出来上がりだ。

 こちらも琥珀糖の作り方と同じようにゼリー液を二種類作って片方にレモン汁を入れると赤紫色のゼリーができるので、二色ゼリーになる。
 
あっさりした味なのでミルクプリンと合わせると食べやすい(筆者撮影)

ブルーハワイじゃないよ|バタフライピーかき氷

 暑い夏にはかき氷がぴったり。バタフライピーシロップを使えば見た目も楽しく、大人にもおいしいかき氷ができる。

 レモンの輪切りを添えたり、上からレモン汁をかけたりすると色の変化を楽しめる。味はレモン汁を加えるとちょっと酸味があるので大人の味になる。子どもには、レモンをかけない青紫かき氷の方が食べやすいだろう。
 
レモン汁をかけると色の変化が楽しいけれどちょっとすっぱくなる(筆者撮影)

バタフライピーシロップで夏を先取りしよう

 バタフライピーシロップは青紫色のシロップで、レモン汁などのクエン酸を加えると色が赤紫やピンク色に変わるおいしくて不思議なシロップだ。

 カルディのバタフライピーシロップは、ベルガモットのさわやかな香りが特徴だ。シロップ状なので、簡単に鮮やかな色の飲み物やスイーツが完成する。

 バタフライピーのアントシアニンとクエン酸が反応する様子は、子どもの夏の研究の材料としても使い道が十分にあるだろう。

 バタフライピーシロップを楽しむならまずは一番簡単なソーダ割りや牛乳割り、かき氷などに使うといいだろう。色の変化を楽しみたいなら、レモン汁を加えるといい。ただし、レモン汁は入れすぎると酸っぱくなるので、様子を見ながら少しずつ加えるといいだろう。

 流行りや映えを押さえたいなら、ぜひ琥珀糖づくりにもチャレンジしてもらいたい。少し手間だが、きれいな琥珀糖はプレゼントにも最適だ。ゼリーや、アルコールに加えるなど、バタフライピーシロップは色々なものに使える。

 ぜひ、カルディのバタフライピーシロップを一本使い倒して、夏色のキレイな色をドリンクやスイーツで楽しんでいただきたい。(GEAR)