ハイセンスジャパンはミニLEDと量子ドット技術を組み合わせた4K液晶テレビのフラグシップとなる「U9H」シリーズとミドルクラスの「U7H」シリーズを発表した。両シリーズとも新開発のエンジンを搭載し、より鮮やかで美しい映像を映し出す。
液晶テレビは光源であるバックライトの光を液晶パネル内部で制御することで色を表示する。バックライトには小型のLEDが並べられており、映し出す映像に合わせてLEDのブロック単位で最適な明るさを放つ。この一つひとつのLEDが従来よりも小さくなり、小さくなった分並べたLEDの数も多い液晶テレビのタイプをミニLED液晶テレビと呼び、LEDの明るさをブロック単位で制御する技術をローカルディミングという。
「U9H」シリーズのバックライト部に従来の液晶テレビよりも小さいLEDが数多く並べられ、さらに明るさを制御するブロックの単位もローカルディミングProで、より細かく分割。これによって明るい部分と暗い部分のコントラストがハッキリし、映像の奥行き感や鮮やかさも従来以上に再現できるようになった。
量子ドットは、バックライトの光がナノサイズの半導体粒子からなる量子ドットシートを通過する際、光の波長を変化させて色の3原色であるRGB(赤、緑、青)を純度が高い色に変換してからカラーフィルターに通す。量子ドットではない通常の液晶テレビと比べて、濁りのない3原色から色を作るため、鮮やかで現実の色に近い色を再現する。
映像の表現・再現性アップはハード面のみならず、新開発の映像エンジン「NEOエンジンPro」によるソフト面での貢献も大きい。ネットコンテンツに合わせて最適な映像処理を行い、地デジ、BSの映像は超解像処理で4K画質に復元。高精細処理するコンテンツを選ばず、部屋の明るさに応じた画質調整とシーンや動きの速さを判別してノイズを抑える超解像処理も自動で行う。
使い勝手も向上した。スマートフォンの画面をテレビに映し出すことができ、テレビ本体はBluetoothでワイヤレスヘッドホンなどと接続することができる。リモコンもBluetooth対応で、リモコンをテレビに向けなくても操作が可能。このリモコンには9つの動画配信サービスボタンが配置されている。また、4K120P入力に対応し、ゲームを楽しむ際の遅延時間も大幅に短縮した。
フラグシップモデルだけあって従来モデルと比べて機能や操作性は大きくバージョンアップ。しかし、市場予想価格は75V型の75U9Hが35万円前後、65V型の65U9Hが25万円前後と、高いコストパフォーマンスを維持した設定だ。両機種とも6月下旬の発売予定である。
ミドルクラスと位置づけられているが、フラグシップと同じエンジンを搭載しており、スペックや機能が大きく劣っているわけではない。放送番組や動画配信で映画、スポーツ、エンターテイメントなどのコンテンツを手軽に4K高画質で楽しめるモデルと同社では胸を張る。
ラインアップは43V~85Vまでの6モデル。市場予想価格はシリーズ最大の85V型の85U7Hが40万円前後で、75v型の75U7Hは25万円前後、65v型の65U7Hが18万円前後、55V型の55U7Hが14万円前後、50V型の50U7Hが12万円前後で、シリーズ最小の43V型43U7Hは11万円前後となっている。85U7Hと43U7Hは7月下旬で、その他の5モデルは6月下旬の発売予定だ。
このところテレビメーカーとして存在感が増してきたハイセンスジャパン。FIFAワールドカップカタール2022の公式スポンサーでもあり、Twitterで観戦ツアーや上記の新製品、ミニトロフィー、公式試合球などが当たるキャンペーンも始まっている。
ミニLED搭載で明るさを細かく制御し、鮮やかな色彩を再現
「U9H」シリーズは75V型と65V型の2モデル。ミニLEDと量子ドットを組み合わせ、新たにローカルディミングProを搭載したことで、より現実に近い色を画面の細部にいたるまで表現するという。液晶テレビは光源であるバックライトの光を液晶パネル内部で制御することで色を表示する。バックライトには小型のLEDが並べられており、映し出す映像に合わせてLEDのブロック単位で最適な明るさを放つ。この一つひとつのLEDが従来よりも小さくなり、小さくなった分並べたLEDの数も多い液晶テレビのタイプをミニLED液晶テレビと呼び、LEDの明るさをブロック単位で制御する技術をローカルディミングという。
「U9H」シリーズのバックライト部に従来の液晶テレビよりも小さいLEDが数多く並べられ、さらに明るさを制御するブロックの単位もローカルディミングProで、より細かく分割。これによって明るい部分と暗い部分のコントラストがハッキリし、映像の奥行き感や鮮やかさも従来以上に再現できるようになった。
量子ドットは、バックライトの光がナノサイズの半導体粒子からなる量子ドットシートを通過する際、光の波長を変化させて色の3原色であるRGB(赤、緑、青)を純度が高い色に変換してからカラーフィルターに通す。量子ドットではない通常の液晶テレビと比べて、濁りのない3原色から色を作るため、鮮やかで現実の色に近い色を再現する。
7つのスピーカーで前後左右から音に包み込まれる
より鮮明な映像再現に合わせて、音の再現性にもこだわった。スピーカーはフルレンジとツイーターをそれぞれ左右に配置し、背面は中央にサブウーファー、上部に2基のイネーブルドスピーカーを搭載。7つの内蔵スピーカーで左右だけでなく、前後からも音に包み込まれるような立体サウンドを再現することで、臨場感のあるコンテンツ視聴が楽しめる。映像の表現・再現性アップはハード面のみならず、新開発の映像エンジン「NEOエンジンPro」によるソフト面での貢献も大きい。ネットコンテンツに合わせて最適な映像処理を行い、地デジ、BSの映像は超解像処理で4K画質に復元。高精細処理するコンテンツを選ばず、部屋の明るさに応じた画質調整とシーンや動きの速さを判別してノイズを抑える超解像処理も自動で行う。
使い勝手も向上した。スマートフォンの画面をテレビに映し出すことができ、テレビ本体はBluetoothでワイヤレスヘッドホンなどと接続することができる。リモコンもBluetooth対応で、リモコンをテレビに向けなくても操作が可能。このリモコンには9つの動画配信サービスボタンが配置されている。また、4K120P入力に対応し、ゲームを楽しむ際の遅延時間も大幅に短縮した。
フラグシップモデルだけあって従来モデルと比べて機能や操作性は大きくバージョンアップ。しかし、市場予想価格は75V型の75U9Hが35万円前後、65V型の65U9Hが25万円前後と、高いコストパフォーマンスを維持した設定だ。両機種とも6月下旬の発売予定である。
ミドルクラスの「U7H」は85V型もラインアップ
ミドルクラスの「U7H」は「U9H」と同じ「NEOエンジンPro」を搭載し、搭載機能や操作性も同じ。違いは液晶パネルのバックライトがミニLEDではなく、直下型である点と内蔵スピーカーが左右のフルレンジと背面のサブウーファーの3スピーカーであることだ。ミドルクラスと位置づけられているが、フラグシップと同じエンジンを搭載しており、スペックや機能が大きく劣っているわけではない。放送番組や動画配信で映画、スポーツ、エンターテイメントなどのコンテンツを手軽に4K高画質で楽しめるモデルと同社では胸を張る。
ラインアップは43V~85Vまでの6モデル。市場予想価格はシリーズ最大の85V型の85U7Hが40万円前後で、75v型の75U7Hは25万円前後、65v型の65U7Hが18万円前後、55V型の55U7Hが14万円前後、50V型の50U7Hが12万円前後で、シリーズ最小の43V型43U7Hは11万円前後となっている。85U7Hと43U7Hは7月下旬で、その他の5モデルは6月下旬の発売予定だ。
ブランドアンバサダーは引き続き綾野剛さんで新CMも6月下旬から放送
6月3日に開催の新製品発表会では同社のブランドアンバサダーである綾野剛さんが登壇し、6月下旬から地上波で放送予定の新CMも披露された。このところテレビメーカーとして存在感が増してきたハイセンスジャパン。FIFAワールドカップカタール2022の公式スポンサーでもあり、Twitterで観戦ツアーや上記の新製品、ミニトロフィー、公式試合球などが当たるキャンペーンも始まっている。