レグザ初、Mini LED広域量子ドット搭載のタイムシフトマシン4Kテレビ

新製品

2022/05/19 06:30

 TVS REGZAは6月下旬に、「レグザ」シリーズとしてははじめて、Mini LED広色域量子ドット液晶パネルを搭載した、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「Z875L」シリーズ(75V型、65V型)と、「Z870L」シリーズ(55V型)を発売する。価格はいずれもオープン。
 

「Z875L/Z870L」シリーズ

 Z875Lシリーズ、Z870Lシリーズともに、多数のLEDを緻密に配置したMini LED広色域量子ドット液晶パネルによって、従来機種「65Z740XS」と比較して約2倍の高輝度化を実現するとともに、人間が見ている色域の広さに迫る純度の高い色表現を可能にした。

 音質面では、実用最大出力合計値70Wのマルチアンプによって、2wayバスレフボックスメインスピーカー、トップツィーター、重低音バズーカなど合計7個のスピーカーを駆動し、臨場感と迫力を兼ね備えたサウンドを再現する。

 本体には、無駄をそぎ落としたミニマルデザインを採用し、左右のスタンド取付け間隔を2パターンから選べるようにすることで、テレビ台の大きさに合わせて好みの幅で設置できる。また、付属リモコンのデザインを一新し、ネット動画にダイレクトでアクセス可能なボタンを拡充するとともに、好みのネット配信サービスやHDMI入力端子を登録できる「My.Choice」ボタン×2つを備えている。
 
任意のネット配信サービスやHDMI入力端子を登録可能な「My.Choice」ボタンをリモコンに搭載

 ほかにも、地上デジタル放送を最大6チャンネル録画可能な「タイムシフトマシン」機能、「レグザナビ」などの録画・視聴機能、テレビから発するテストトーンをリモコンのマイクで測定することで音響特性を補正する「オーディオキャリブレーション機能」、ゲーム機との接続でも美しい映像を再現する「オートゲームアジャスト」機能なども搭載する。

 Z875Lシリーズは、ディープニューラルネットワーク(DNN)のAIエンジンを搭載した新高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」を備えており、リアルタイムでの高ビット精度の信号処理と最新の超解像技術によって、その場にいるかのような臨場感や、手を伸ばせば触れられるかのような質感の再現を実現している。

 さらに、映像のエリアごとにニューラルネットワークによる分析を行い、被写体と遠景を識別してそれぞれの部分に適した超解像処理を実施する「AI ナチュラル フォーカス テクノロジー」、AIが映像内にある顔領域をリアルタイムで検出して、顔の肌の色がカラーシフトしているかをより高精度に判定する「美肌AIフェイストーンZRα」、ネット動画の特性に合わせてさまざまな高画質処理を行い、コントラストと精細感を向上させる「ネット動画AIビューティZRα」、リアルタイムに複数回の超解像処理を実施して、放送波のさまざまなノイズを低減しつつ動きのある映像で発生する残像を抑制することで、高精細でクリアな映像を実現する「地デジAIビューティZRα」といった高画質化機能を搭載する。

 Z870Lシリーズは、新高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRII」や、超解像技術、「美肌フェイストーンZRII」「地デジAIビューティZRII」を採用している。