GWを家で過ごす人におすすめしたい動画配信サービスを紹介する。NetflixやU-NEXT、Amazon Prime Videoなど有料の動画配信サービスも増えているが、お金を出してまで楽しめるかまだ不安な人もいるのではないだろうか。その点、無料で楽しめる動画配信サービスであれば気軽に動画が楽しめる。だが、無料とはいえ、サービスごとに特徴が異なる。そこで今回は、おすすめしたい無料の動画配信サービスの特徴を紹介していく。
GYAO!でおすすめしたいのは、テレビドラマやアニメ、バラエティだろう。テレビで放送された内容を見ることができる、いわゆる見逃し配信で最新のテレビ番組が視聴できるからだ。
GYAO!で注意したい点は、画質が低い点である。スマートフォン(スマホ)や20インチ程度のパソコンモニターなど、小さい画面で見る分にはあまり気にならないが、40インチ以上で見ようとすると画質の粗さが気になってしまうかもしれない。
GYAO!の無料版で利用可能な画質は480pのSD画質で、DVDと同程度の画質となる。2022年4月現在、1080pのフルHD画質や2160pの4K画質が増えているため、きれいな画質に慣れてしまっている人にとっては厳しい画質となるだろう。GYAO!の無料版を利用する場合、スマホやタブレットなどで視聴することをおすすめする。
ABEMA(旧Abema TV)は、インターネット事業でおなじみのサイバーエージェントとテレビ朝日がタッグを組んだ動画配信サービスである。
ABEMAも登録不要な上、無料で動画が視聴できる。また、スマホアプリも提供しているため、スマホやタブレットで見たい場合はアプリをダウンロードしよう。
ABEMAの特徴は、ただの動画配信サービスではなく「インターネットテレビ局」と位置づけている点だろう。GYAO!とは違い、ABEMA独自の番組を数多く放送しているのが大きな特徴である。
また、テレビ朝日とタッグを組んでいるため、テレビ朝日で放映されている番組の見逃し配信や、テレビ朝日とABEMAのコラボ企画なども配信しており、テレビ番組の新しいカタチと言えるかもしれない。
それ以外でも、恋愛ドラマで有名な「オオカミくんには騙されない」や、リアリティ・ショーの「今日、好きになりました。」などが有名である。
ABEMAはネットテレビ局という位置づけのため、ジャンルごとにチャンネルが分けられているのも特徴だ。もちろんテレビと同じように、番組表も存在する。
ABEMAのチャンネルは、2022年4月現在、全部で約25チャンネルほど存在する。ニュースやドラマ、バラエティ、アニメといった王道のジャンルから、CMだけを流すCMという番組やHIPHOPだけの専門チャンネルも存在する。また、ゲーム系では将棋、麻雀に特化した専門チャンネルもある。
スポーツ系は特に充実しており、一般的なスポーツ番組に加えてライブチャンネルや格闘技、ギャンブル系のボートレースやオートレース、釣りの専門チャンネルを揃えている。
地上波のテレビ番組では、コンプライアンスや規制は当然のこと、スポンサー事情もあるため色々な視聴者からの声などに配慮しながら番組を制作する必要がある。
特に最近ではSNSが普及していることもあり、視聴者からの声が届きやすい環境にある。そのため、いわゆる「炎上」しない番組づくりをせざるを得ない事情があるのかもしれない。
また、地上波の場合、ネットよりも公共性が高いため、幅広い年代の人が見る可能性を考慮して番組を制作する必要がある。当然ながら、子どもと若者、年配者の感じ方は異なるため、「最大公約数」的な番組になってしまうのは仕方ないだろう。
その点、ネット番組の場合はテレビをつければ受動的に見られる地上波とは異なり、自ら番組を探したり選んだりして見に行く必要があるため、地上波よりもターゲットを絞った番組がつくれるのが大きなポイントと言えよう。
さらに言えば、ABEMAの動画はテレビ番組として制作されているため、地上波に近いクオリティで番組がつくられているのも大きな魅力である。ある程度の質が担保されているので、安心して見ることができる。
テレビ番組の場合、見たいテレビ番組はリアルタイムで視聴するか、レコーダーに録画しておくかになる。うっかり録画し忘れた場合、GYAO!などの見逃し配信があればラッキーという程度である。
その点、ABEMAの場合は1週間の見逃し番組があるので、話題になった番組や作品を後追いで見ることが可能になる。好きなときに好きな番組が見られるので、地上波よりも番組を見る敷居が低くなり、見る頻度も増えるだろう。
最近の地上波のテレビ番組がつまらないと感じたときは、ぜひ一度ABEMAを覗いてみていただきたい。自分好みのジャンルの番組が一つは見つかるのではないだろうか。
小学生が将来なりたい職業に「YouTuber」が出てくるほどの人気を誇る「YouTube」。改めて、YouTubeの魅力について紹介しておきたい。YouTubeは、検索エンジン大手のGoogleが提供する動画配信サービスである。
YouTubeも公式サイトにアクセスするだけで動画が視聴できる。また、GYAO! やABEMAと同様に、スマホアプリも利用できる。
そのため、当然ながら動画ジャンルはABEMA以上にさまざまなジャンルに上る。網羅していないジャンルはないと言っても過言ではない。それこそがYouTubeの最大の魅力である。
日常で気になった話題や仕事、学校で必要となる情報を調べる時、Googleで「ググる」かもしれないが、今や若い人にとっては、そのGoogleよりもYouTubeやTwitterなどSNSで検索することが増えている時代なのだ。
動画のジャンルは何でもあるが、逆に多すぎるため、自分自身でハマりそうな動画を探すことが求められるのが、YouTubeという動画配信サービスの特徴である。
・テレビドラマの後追い配信など、地上波テレビで放送された番組をネットで楽しみたいなら「GYAO!」
・テレビのクオリティを保ちながら、テレビよりも尖った番組を楽しみたいなら「ABEMA」
・とにかく興味があるジャンルの動画を楽しみたいなら「YouTube」
今回紹介した動画配信サービスは、無料ではあるが、一度ハマってしまえば1週間程度は余裕で楽しめてしまうサービスである。すっかり気に入ったなら、画質やサービス内容、機能がグレードアップする有料版に加入するといい。GWに外に出られない、あるいは出たくないという人は、動画沼にハマってみるのもいいだろう。(GEAR)
ドラマやアニメの見逃し配信を楽しみたいなら「GYAO!」
GYAO!は、株式会社GYAOが運営する動画配信サービスで、公式サイトにアクセスするだけで利用できる。ポイントとしては、無料でなおかつ会員登録も不要で動画が視聴できるところだ。GYAO!で配信の動画ジャンル
GYAO!が提供している動画のジャンルは、テレビドラマやアニメ、映画、韓流、海外ドラマ、バラエティ、音楽、スポーツと多彩である。ただし、映画や韓流、海外ドラマに関しては最新の動画が少ないので注意が必要である。GYAO!でおすすめしたいのは、テレビドラマやアニメ、バラエティだろう。テレビで放送された内容を見ることができる、いわゆる見逃し配信で最新のテレビ番組が視聴できるからだ。
GYAO!のメリットとデメリット
ここ数年は、インターネットの普及によりテレビを保有していない人も増えているようだ。そんな人でもテレビで話題になった番組をチェックしたいときは、GYAO!の見逃し配信を活用する方法がある。GYAO!で注意したい点は、画質が低い点である。スマートフォン(スマホ)や20インチ程度のパソコンモニターなど、小さい画面で見る分にはあまり気にならないが、40インチ以上で見ようとすると画質の粗さが気になってしまうかもしれない。
GYAO!の無料版で利用可能な画質は480pのSD画質で、DVDと同程度の画質となる。2022年4月現在、1080pのフルHD画質や2160pの4K画質が増えているため、きれいな画質に慣れてしまっている人にとっては厳しい画質となるだろう。GYAO!の無料版を利用する場合、スマホやタブレットなどで視聴することをおすすめする。
テレビ朝日とタッグを組んだ「ABEMA」
ABEMA(旧Abema TV)は、インターネット事業でおなじみのサイバーエージェントとテレビ朝日がタッグを組んだ動画配信サービスである。
ABEMAも登録不要な上、無料で動画が視聴できる。また、スマホアプリも提供しているため、スマホやタブレットで見たい場合はアプリをダウンロードしよう。
ABEMAの特徴は、ただの動画配信サービスではなく「インターネットテレビ局」と位置づけている点だろう。GYAO!とは違い、ABEMA独自の番組を数多く放送しているのが大きな特徴である。
また、テレビ朝日とタッグを組んでいるため、テレビ朝日で放映されている番組の見逃し配信や、テレビ朝日とABEMAのコラボ企画なども配信しており、テレビ番組の新しいカタチと言えるかもしれない。
ABEMAで配信されている動画ジャンル
ABEMAが配信している番組は、ABEMA独自の番組が多い。例えば報道番組であれば「ABEMA的ニュース」や「ABEMA NEWS」などがある。それ以外でも、恋愛ドラマで有名な「オオカミくんには騙されない」や、リアリティ・ショーの「今日、好きになりました。」などが有名である。
ABEMAはネットテレビ局という位置づけのため、ジャンルごとにチャンネルが分けられているのも特徴だ。もちろんテレビと同じように、番組表も存在する。
ABEMAのチャンネルは、2022年4月現在、全部で約25チャンネルほど存在する。ニュースやドラマ、バラエティ、アニメといった王道のジャンルから、CMだけを流すCMという番組やHIPHOPだけの専門チャンネルも存在する。また、ゲーム系では将棋、麻雀に特化した専門チャンネルもある。
スポーツ系は特に充実しており、一般的なスポーツ番組に加えてライブチャンネルや格闘技、ギャンブル系のボートレースやオートレース、釣りの専門チャンネルを揃えている。
専門性が高いABEMA
ABEMAの特徴は、地上波よりも規制がゆるいためか、尖った番組や専門性が高い番組を数多く放送しているところ。地上波のテレビ番組では、コンプライアンスや規制は当然のこと、スポンサー事情もあるため色々な視聴者からの声などに配慮しながら番組を制作する必要がある。
特に最近ではSNSが普及していることもあり、視聴者からの声が届きやすい環境にある。そのため、いわゆる「炎上」しない番組づくりをせざるを得ない事情があるのかもしれない。
また、地上波の場合、ネットよりも公共性が高いため、幅広い年代の人が見る可能性を考慮して番組を制作する必要がある。当然ながら、子どもと若者、年配者の感じ方は異なるため、「最大公約数」的な番組になってしまうのは仕方ないだろう。
その点、ネット番組の場合はテレビをつければ受動的に見られる地上波とは異なり、自ら番組を探したり選んだりして見に行く必要があるため、地上波よりもターゲットを絞った番組がつくれるのが大きなポイントと言えよう。
さらに言えば、ABEMAの動画はテレビ番組として制作されているため、地上波に近いクオリティで番組がつくられているのも大きな魅力である。ある程度の質が担保されているので、安心して見ることができる。
ABEMAのおすすめポイント
ABEMAにも見逃し配信機能があるため、SNSで話題になった後から視聴できる点もポイントが高い。テレビ番組の場合、見たいテレビ番組はリアルタイムで視聴するか、レコーダーに録画しておくかになる。うっかり録画し忘れた場合、GYAO!などの見逃し配信があればラッキーという程度である。
その点、ABEMAの場合は1週間の見逃し番組があるので、話題になった番組や作品を後追いで見ることが可能になる。好きなときに好きな番組が見られるので、地上波よりも番組を見る敷居が低くなり、見る頻度も増えるだろう。
最近の地上波のテレビ番組がつまらないと感じたときは、ぜひ一度ABEMAを覗いてみていただきたい。自分好みのジャンルの番組が一つは見つかるのではないだろうか。
無料動画といえば「YouTube」
小学生が将来なりたい職業に「YouTuber」が出てくるほどの人気を誇る「YouTube」。改めて、YouTubeの魅力について紹介しておきたい。YouTubeは、検索エンジン大手のGoogleが提供する動画配信サービスである。
YouTubeも公式サイトにアクセスするだけで動画が視聴できる。また、GYAO! やABEMAと同様に、スマホアプリも利用できる。
YouTubeの動画ジャンル
YouTubeが、先に紹介したGYAO!やABEMAと違うのは、動画配信者のキャラクターだろう。GYAO!やABEMAの場合、基本的には自社もしくはテレビ局が制作した動画が配信されているのだが、YouTubeの場合、誰でも動画が公開できる。そのため、当然ながら動画ジャンルはABEMA以上にさまざまなジャンルに上る。網羅していないジャンルはないと言っても過言ではない。それこそがYouTubeの最大の魅力である。
YouTubeは検索エンジン代わりに利用可能
また、誰もが動画をアップロードすることが可能なため、最新の情報が得られることも多いのが特徴である。そのため、若者を中心に検索エンジン代わりに利用している人も多い。日常で気になった話題や仕事、学校で必要となる情報を調べる時、Googleで「ググる」かもしれないが、今や若い人にとっては、そのGoogleよりもYouTubeやTwitterなどSNSで検索することが増えている時代なのだ。
YouTubeの動画クオリティは?
YouTubeのクオリティは千差万別である。スマホ1台で撮影した動画もあれば、テレビに近い規模のクオリティで撮影している動画も存在する。そのため、全体的な動画のクオリティに関して言えば、GYAO!やABEMAよりは低くなる傾向にある。動画のジャンルは何でもあるが、逆に多すぎるため、自分自身でハマりそうな動画を探すことが求められるのが、YouTubeという動画配信サービスの特徴である。
GWはお家で動画三昧!無料動画で気軽に楽しめる
今回は無料で楽しめる動画配信サービスを三つ紹介した。サービスの特徴や性質がそれぞれ異なるため、自分に合った動画配信サービスを選ぶためのポイントをまとめたので確認してほしい。・テレビドラマの後追い配信など、地上波テレビで放送された番組をネットで楽しみたいなら「GYAO!」
・テレビのクオリティを保ちながら、テレビよりも尖った番組を楽しみたいなら「ABEMA」
・とにかく興味があるジャンルの動画を楽しみたいなら「YouTube」
今回紹介した動画配信サービスは、無料ではあるが、一度ハマってしまえば1週間程度は余裕で楽しめてしまうサービスである。すっかり気に入ったなら、画質やサービス内容、機能がグレードアップする有料版に加入するといい。GWに外に出られない、あるいは出たくないという人は、動画沼にハマってみるのもいいだろう。(GEAR)