初夏の日差しをしっかりと感じる今日この頃。これからの季節は太陽が眩しかったり、モテたかったり、悪ぶりたかったりで、サングラスをかける人も増えるだろう。しかしマスクをつけながらだとレンズが真っ白に曇るという問題も。そこでAmazonで比較的安く販売されている三つの曇り止めをゲットし、それぞれの効力を調べてみた。初夏のオシャレライフが曇り止めで激変する、かも？

手軽さはピカイチ！　では効力は如何に！？

 
　まずはクロスタイプのこちらから。販売されているネットのページには約600回使用可能とあるが、その実力はいかに。サングラスの片面をこのクロスでふきふき。これはどちらにしてもサングラスやメガネをかける前にやる行動なのでストレスはほぼゼロ。
   
　拭き終えたので、はぁーっと生ぬるい息を吐きかけてみると、おうおう、確かに真っ白にはならない。が期待よりも少し効果は弱く若干曇っている状態。今度はサングラスの下にマスクをつけて鼻でフガフガ息をしてみると、これはいかーん！マスクから漏れる鼻息強し、目の前が見えないくらい真っ白に。クロスのおかげですぐに曇りは取れるも、息をするたびに白くなるのは気になってしまう。さらに1時間ほどすると効果はほぼ無くなってしまった。ということで、総評はこちら。

手軽さ　★★★★★
効き目　★★
持続力　★
耐久性　★

　ちなみに持続力は普通に使って効果が持続する力で、耐久力は水でレンズを洗って普通のクロスで拭いた後の効果を表している。このクロスタイプは手軽さが圧倒的。日常的に使うメガネをマスクなしで使用する際は重宝しそうだ。
 

白い泡がモワッと広がり曇りからガード

   
　お次はスプレータイプ、と思いきやムースタイプ。ムースというと、おじさんなんかは中学の時に髪につけてバリバリに固めて先生に追いかけ回された以来の再会。恐る恐るプッシュすると、レンズの上で泡がムクムク膨らんで懐かしい気分に。でも少し時間が経つと液がポタポタ垂れてちょいと残念。では丁寧に泡をレンズ全体に塗りながら拭き取って検証スタート。

　ハァーの生ぬるため息は…完全クリアー。白く曇る素振りもない。こりゃすごい！とちょっと興奮。では、マスク＆鼻息フガフガは、おおー、下の内側が若干曇るも、一瞬で消える。消えた直後は、油分やシンナーに見られる虹色の膜がうっすらと現れた。これが曇りから守る秘密かも。長時間使っても「虹色うっすら膜」は取れることなく、曇りからがっちりガード。これはかなり使えるやつだ。最後に、水で洗ってフガフガしてみると……あー、これはやっぱり無理。「虹色うっすら膜」も姿を消し、若干奮闘しつつも曇ってしまった。よって総評はこちら。

手軽さ　★★
効き目　★★★★★
持続力　★★★★
耐久性　★★

　効き目はすばらしく持続力も及第点だが、ムースを塗った後に拭き取らなければいけない手間と、耐久性は微妙。半日に1回ケアできるならこれが良さそうだ。

面倒だけど効果は最強！？　ジェルタイプ

   
　最後に使ったのがジェルタイプ。ジェルといえばムース同様、やはり髪をテラテラにして先生に追いかけ回された思い出深いアイテムだ。箱を開けてみると、ボンドみたいな様相の容器が出現。先をハサミで切って使うのもなんだか薬品らしく、効き目も期待できる。ではレンズにジェルをつけ、指でグニュグニュ馴染ませた後でティッシュでしっかり拭き取り、やっと検証スタート！

　あれれ、サングラスをかけてみると拭き取りが甘いのか、視界が少しぼんやりしている。ということで、もう一度丁寧に拭き取る。するとまだ少しぼんやり気味だが、まあ大丈夫！ということで、ハァーの生ぬる息からやってみると、これは楽勝でノーダメージ。さらにマスクをつけての鼻息フガフガも余裕！白くなる素振りもない。ぬるぬる成分を拭き取るのは手間だけど、これはかなりの効果だ。さらに持続力もモーマンタイ。さすがに水でじゃぶじゃぶと洗った後は、効果は薄れたが少しは耐えてくれていた。ということで総評はこちら。

手軽さ　★
効き目　★★★★★
持続力　★★★★
耐久性　★★★

　他と比べて圧倒的に面倒だけど、ジェルの効き目は完璧で、持続力、耐久力もかなりの強者。海や川などのレジャーでも活躍してくれそうだ。
 
　おしゃれの道も一歩から。サングラスにしてもメガネにしても、曇っていては自分の姿すら見ることができない。まずはこれらの曇り止めを使って、クリアな視界を手に入れよう。（エフェクト・山葉のぶゆき）


※記事中の価格は購入時もの