【検証!】100均の「シリコン鍋つかみ」、アウトドアでのポテンシャルは?
だんだんと夜も暖かくなりアウトドアが盛り上がるシーズンが到来。キャンプ飯を楽しみにしている人も多いだろう。そこで今回は、100均で見つけたシリコン鍋つかみが、アウトドアのさまざまなシーンでどれくらい活躍してくれるのかを検証してみた。さてその結果やいかに?
今回、検証したのはキッチンアイテムコーナーにひっそりとかけられていたシリコン製の鍋つかみ。もちろん税別100円だ。早速袋から出して手を入れてみると、思ったよりも指が奥まで入らない。指全体をがばっとカバーするのではなく、指先の第二関節までを守ってくれる印象。これはこれで慣れると使い勝手がいいのかもしれない。そして鍋と設置する部分には立体の筋がついておりグリップ力のアップが期待できる。ではどれくらい熱いものまで持てるのか、レベルごとに確かめてみよう。
アウトドアの醍醐味のひとつ焚き火。暖かくなったとはいえ夜になると火が恋しくなる。焚き火を眺めながら飲みたいものといえば、ハチミツ、シナモンを加えてお湯で割る、そう、ホットウイスキーだ。では手で直接持てなくもないこちらから。
シリコン鍋つかみを使ってコップを持ってみたところ、これは全く熱さを感じさせない。手で持てる程度なので当たりまえか。ただこんな形状のものを持つ道具ではないため、めちゃくちゃ飲みづらい。シリコン鍋つかみごと指から外れて大騒ぎになる危険たっぷりだ。しかし検証としては余裕。100均商品を舐めすぎていた。
朝のキャンプ場でコーヒー好きがお湯を沸かしたら、それを利用して味噌汁を飲もうする輩が必ず存在する。しかも「味噌汁用の器がないけど」「いいよいいよ、昨日に使わなかった紙皿あるから」などと適当な感じで飲もうとするものだから、あちゃちゃとか言ってひっくり返すか、大急ぎで飲んで口を火傷するのだ。さてシリコン鍋つかみはそんなキャンプあるあるのおっちょこちょいを救ってくれるか。
親指をヘリにかけ、残りの指で紙の器の底を支えてみると、ほうほう、少しも熱くありませーん!というか最初は温度をなにも感じないレベル。10秒ほど持っていると紙皿の底の方の指先がとじんわり温もるものの、味噌汁も冷めてくるので問題なし。時間が経つとふにゃふにゃするし安定感は最悪だけど、これで朝の紙皿味噌汁の歴史が変わる?
キャンプ飯で主役となる肉の前に登場し、場を盛り上げるのが海鮮焼き(お洒落なグループなら海鮮アヒージョね)。これをつまみにキリリと冷えた白ワインをグビッとやると最高! そのときの調理に使うのがアルミホイルやアルミ皿だ。ただかなり熱くなるので火傷する者も少なくない。
今回使ったアルミ皿には取手がついていたので、まずはそこをつかんでみた。少しは熱いかと想像していたが、これがほとんど熱を感じない。直接手で触ってみると、無理ではないけど結構嫌なレベルの熱さ。これはまだまだ余裕がある。ということで次はヘリをつかんでみた。直接手で触ったら耳たぶ直行の熱さだ。しかしシリコン!かなり大丈夫。じわじわと熱が伝わるが熱くはない。シリコンの中の温度が上がり、手から汗が滲み出るが、でも熱くないよ!すごい!
いよいよ主役の登場。分厚い肉塊にじっくり火を通すスキレットだ。鉄製で重たいこいつは車を持っていないキャンパー泣かせで、荷物に入れるか悩むアイテム。アウトドア調理具の中での火傷率はだんとつで、角度を変えるために取手に少しでも触れようものなら一瞬で手にダメージを与える。さあどうなる、シリコン鍋つかみ!
いくらこれまでの検証で信頼を得たシリコン鍋つかみでも、こいつをおもむろにつかむのは恐怖を感じる。なので恐る恐る触ってみると、まあまあいけそうだ。ということでナムサン!ぎゅっと取手の先をつかむと……お、いける!それほど熱くない。ではもう少し中心を……これも行ける……気がする、あ、ダメな気がする、ダメダメダメです!あちちー!場所によって3秒くらいにぎると完全にダメ。なんとか持ち上げようとしたが、重たいから圧力がかかってもっとダメー!あちちー!
そもそもはスキレットで終了予定だったが、片付けているとこれもチャレンジしたくなった。実際アウトドア用のコンロを洗おうとして、まだ冷めていないこの場所をうっかり触ってしまい火傷したこともあるし。ということでラスボスはこいつだ!コンロの火に触れ続けた鍋を置く台の部分。
結果は……もちろんボロ負け!熱に強い鍋つかみとはいえ、こんなところを触っちゃダメダメ。摘んでいる指先がすぐに熱くなり、シリコンが溶けるのではと心配に。もし熱で溶けたシリコンが指先にへばりつきでもしたら、ぎゃー!想像しただけで冷や汗がでる。これは皆さま、絶対真似をしないように。
ということでやり終えた今回の検証。結果は無理なものは無理だけど、100均とは思えないくらい頑張ってくれるアイテム、という感じ。しかも溶けるどころか、焦げてもないし、傷もない。これは美しい指を守るためにもお買い得ですぜ、奥さん!(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの
耐熱機能に加えてグリップ効果にも期待!
今回、検証したのはキッチンアイテムコーナーにひっそりとかけられていたシリコン製の鍋つかみ。もちろん税別100円だ。早速袋から出して手を入れてみると、思ったよりも指が奥まで入らない。指全体をがばっとカバーするのではなく、指先の第二関節までを守ってくれる印象。これはこれで慣れると使い勝手がいいのかもしれない。そして鍋と設置する部分には立体の筋がついておりグリップ力のアップが期待できる。ではどれくらい熱いものまで持てるのか、レベルごとに確かめてみよう。
レベル1:ホットウイスキーが入ったコップ
アウトドアの醍醐味のひとつ焚き火。暖かくなったとはいえ夜になると火が恋しくなる。焚き火を眺めながら飲みたいものといえば、ハチミツ、シナモンを加えてお湯で割る、そう、ホットウイスキーだ。では手で直接持てなくもないこちらから。
シリコン鍋つかみを使ってコップを持ってみたところ、これは全く熱さを感じさせない。手で持てる程度なので当たりまえか。ただこんな形状のものを持つ道具ではないため、めちゃくちゃ飲みづらい。シリコン鍋つかみごと指から外れて大騒ぎになる危険たっぷりだ。しかし検証としては余裕。100均商品を舐めすぎていた。
レベル2:味噌汁が入った紙の器
朝のキャンプ場でコーヒー好きがお湯を沸かしたら、それを利用して味噌汁を飲もうする輩が必ず存在する。しかも「味噌汁用の器がないけど」「いいよいいよ、昨日に使わなかった紙皿あるから」などと適当な感じで飲もうとするものだから、あちゃちゃとか言ってひっくり返すか、大急ぎで飲んで口を火傷するのだ。さてシリコン鍋つかみはそんなキャンプあるあるのおっちょこちょいを救ってくれるか。
親指をヘリにかけ、残りの指で紙の器の底を支えてみると、ほうほう、少しも熱くありませーん!というか最初は温度をなにも感じないレベル。10秒ほど持っていると紙皿の底の方の指先がとじんわり温もるものの、味噌汁も冷めてくるので問題なし。時間が経つとふにゃふにゃするし安定感は最悪だけど、これで朝の紙皿味噌汁の歴史が変わる?
レベル3:海鮮焼きを作ったアルミ皿
キャンプ飯で主役となる肉の前に登場し、場を盛り上げるのが海鮮焼き(お洒落なグループなら海鮮アヒージョね)。これをつまみにキリリと冷えた白ワインをグビッとやると最高! そのときの調理に使うのがアルミホイルやアルミ皿だ。ただかなり熱くなるので火傷する者も少なくない。
今回使ったアルミ皿には取手がついていたので、まずはそこをつかんでみた。少しは熱いかと想像していたが、これがほとんど熱を感じない。直接手で触ってみると、無理ではないけど結構嫌なレベルの熱さ。これはまだまだ余裕がある。ということで次はヘリをつかんでみた。直接手で触ったら耳たぶ直行の熱さだ。しかしシリコン!かなり大丈夫。じわじわと熱が伝わるが熱くはない。シリコンの中の温度が上がり、手から汗が滲み出るが、でも熱くないよ!すごい!
レベル4:肉料理を作っているスキレット
いよいよ主役の登場。分厚い肉塊にじっくり火を通すスキレットだ。鉄製で重たいこいつは車を持っていないキャンパー泣かせで、荷物に入れるか悩むアイテム。アウトドア調理具の中での火傷率はだんとつで、角度を変えるために取手に少しでも触れようものなら一瞬で手にダメージを与える。さあどうなる、シリコン鍋つかみ!
いくらこれまでの検証で信頼を得たシリコン鍋つかみでも、こいつをおもむろにつかむのは恐怖を感じる。なので恐る恐る触ってみると、まあまあいけそうだ。ということでナムサン!ぎゅっと取手の先をつかむと……お、いける!それほど熱くない。ではもう少し中心を……これも行ける……気がする、あ、ダメな気がする、ダメダメダメです!あちちー!場所によって3秒くらいにぎると完全にダメ。なんとか持ち上げようとしたが、重たいから圧力がかかってもっとダメー!あちちー!
レベル5:コンロについてる鍋を乗せる台
そもそもはスキレットで終了予定だったが、片付けているとこれもチャレンジしたくなった。実際アウトドア用のコンロを洗おうとして、まだ冷めていないこの場所をうっかり触ってしまい火傷したこともあるし。ということでラスボスはこいつだ!コンロの火に触れ続けた鍋を置く台の部分。
結果は……もちろんボロ負け!熱に強い鍋つかみとはいえ、こんなところを触っちゃダメダメ。摘んでいる指先がすぐに熱くなり、シリコンが溶けるのではと心配に。もし熱で溶けたシリコンが指先にへばりつきでもしたら、ぎゃー!想像しただけで冷や汗がでる。これは皆さま、絶対真似をしないように。
ということでやり終えた今回の検証。結果は無理なものは無理だけど、100均とは思えないくらい頑張ってくれるアイテム、という感じ。しかも溶けるどころか、焦げてもないし、傷もない。これは美しい指を守るためにもお買い得ですぜ、奥さん!(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの