冬場に着る衣類はケアが必要なものが多い。例えば、セーター。着続けると毛玉ができてみっともないことになる。また、ウールのコートなども同様だ。衣類の毛玉をケアするのに一番手っ取り早いのが電動の毛玉取り機。筆者も以前は使っていたが、生地に穴を開けてしまったり、繊維をカットしすぎてしまったりといったリスクがある。そこで気になったのがブラシタイプの毛玉取り。今回は無印良品のなかでも人気が高い「ブナ材洋服ブラシ」を使ってみることにした。
無印良品の「ブナ材洋服ブラシ」は690円と手頃な価格も魅力
サイズは約幅6.5×長さ24cm。ブナ材が手によく馴染む
豚毛は少し固めでたわしのようなので、力を入れすぎると生地が痛みそうな印象を受ける。とくに、モヘヤやカシミヤなどは力加減に注意したい。
毛がしっかりしているのでホコリは払いやすい
まずは昨年購入したウールのコートに使ってみることにした。毛玉というほどではないが、少し毛羽立ってきており、放っておくとみっともなくなりそうだ。
普段あまりコートの毛玉を気にしたことがなかったが、物は試しと洋服ブラシを使ってみることに
さっと10回ほどブラシでなでてみたところ、たしかになめらかな質感になった。ここまできれいになるとがわかれば、これまで毛羽立ちを気にせずに着ていたのが少し恥ずかしくなってくる。そんなに高い値段だったわけではないが、丁寧に扱って長く着ようという気持ちになれた。
生地の向きに気を付けながらコートをなでると、みるみるうちに毛羽立ちがなくなった
毛玉がたくさんできてしまった化繊のセーターに使用した
セーターが伸びないように丁寧にブラシをかけていく……が、毛玉がほとんど取れない。むしろ、ブラシが毛糸に絡まるからか毛がよく抜ける。5分ほど気になる箇所をブラッシングしてみたが、これでは埒が明かないと諦めた。
ブラシを見ると少しは毛玉が取れているようだが、これではまったく追いつかない
結果として「毛玉がたくさんできてしまった服には効果なし」ということが判明。やはりもう少しお金を出して毛玉取り専用のブラシを買うか、電動のものでないと太刀打ちできないようだ。
とはいえ、“毛玉ができかけている状態”にはこのブラシは役立つ。実際、毛羽立っている状態のコートは復活し、その点を評価する声も多い。スーツや制服のホコリ取りやコートの毛羽立ちが気になるといった日常使いのアイテムとしては持っていて損はないだろう。(フリーライター・今西絢美)

ウールのコートはなめらかな毛並みが復活
「ブナ材洋服ブラシ」は、コシのある豚毛を使用した洋服ブラシだ。公式サイトには「日常生活で衣類に付着したホコリや毛玉を掃き落とすためのブラシ」とあり、レビューも多く投稿されている。
豚毛は少し固めでたわしのようなので、力を入れすぎると生地が痛みそうな印象を受ける。とくに、モヘヤやカシミヤなどは力加減に注意したい。

まずは昨年購入したウールのコートに使ってみることにした。毛玉というほどではないが、少し毛羽立ってきており、放っておくとみっともなくなりそうだ。

さっと10回ほどブラシでなでてみたところ、たしかになめらかな質感になった。ここまできれいになるとがわかれば、これまで毛羽立ちを気にせずに着ていたのが少し恥ずかしくなってくる。そんなに高い値段だったわけではないが、丁寧に扱って長く着ようという気持ちになれた。

化繊のセーターの毛玉取りは残念な結果に
続いて試したのが、化繊のセーター。洋服ブラシを買ったのはこのためと言っても過言ではない。買ってひと月ほどのセーターを家でヘビロテしていたら、驚くほど毛玉ができてしまったのだ。まだ新しいのにこれでは悲しすぎる。
セーターが伸びないように丁寧にブラシをかけていく……が、毛玉がほとんど取れない。むしろ、ブラシが毛糸に絡まるからか毛がよく抜ける。5分ほど気になる箇所をブラッシングしてみたが、これでは埒が明かないと諦めた。

結果として「毛玉がたくさんできてしまった服には効果なし」ということが判明。やはりもう少しお金を出して毛玉取り専用のブラシを買うか、電動のものでないと太刀打ちできないようだ。
とはいえ、“毛玉ができかけている状態”にはこのブラシは役立つ。実際、毛羽立っている状態のコートは復活し、その点を評価する声も多い。スーツや制服のホコリ取りやコートの毛羽立ちが気になるといった日常使いのアイテムとしては持っていて損はないだろう。(フリーライター・今西絢美)