• ホーム
  • ライフスタイル
  • スマホ連動の胸キュン体験! “ヒロイン体験 朗読劇”「恋人は公安刑事」で和合真一らが熱演

スマホ連動の胸キュン体験! “ヒロイン体験 朗読劇”「恋人は公安刑事」で和合真一らが熱演

レビュー

2022/02/09 18:00

 “胸キュン充電読み物アプリ”「100シーンの恋+」で配信中のタイトルを朗読劇化する「スマホ連動“ヒロイン体験 朗読劇”」。第3弾となる「スマホ連動“ヒロイン体験 朗読劇”『恋人は公安刑事』from 100シーンの恋+」が赤坂RED/THEATERにて上演されました。

「スマホ連動“ヒロイン体験 朗読劇”『恋人は公安刑事』from 100シーンの恋+」ゲネプロの様子

 特徴的な演出となる「ヒロイン体験朗読劇」は、来場者自身がヒロインとなり、出演者からセリフや熱い目線が贈られる新感覚な朗読劇。舞台上ではヒロイン不在のまま物語が進行されるため、キャストのセリフが自分に向けて送られるように感じられます。

今回の演目「恋人は公安刑事」はドSな教官・加賀兵吾を主役にストーリーが展開され、ヒロインは教官のもとで学びながら警察内部の闇に迫っていきます。キャストは日替わり。本記事ではゲネプロ公演の様子を紹介しましょう。
 
和合真一

 ゲネプロ公演に登場したのは、14日公演に出演の和合真一さん、吉澤翼さん、佐藤祐吾さん、吉岡佑さん、大久保樹さん。和合さんが演じる加賀兵吾は公安課きってのドS教官で、過激なセリフも登場します。客席に真っ直ぐ向かって加賀を演じる和合さんの視線に、ドキッとする……これがヒロイン体験ですね!
 
吉澤翼

 他人にも自分にも厳しい冷徹な石神秀樹を演じるのは吉澤さんです。冷徹な石神が持つ優しさも吉澤さんは自然に表現しているのが印象的でした。ほかにも個性豊かな教官たちに夢中になること間違いなし。

 また、シリアスなシーンが多いストーリーですが、キャストたちのほっこりするやりとりも登場。これは舞台ならではと言えるでしょう。

 さらに終わってからも楽しめるのがこの作品です。劇後にその後の運命を決める「運命の選択の時間」があり、スマホから2回選択肢を選ぶと、その選択によって劇後のエピローグが変化します。舞台を楽しんで帰宅したら、選択結果に応じたエピローグ(web小説)を楽しめるというわけです。エピローグは複数用意されているので、何度も作品を楽しめます。

 「照れてしまってキャストの顔が見れない!」というシーンを含めて楽しめる「スマホ連動“ヒロイン体験 朗読劇”『恋人は公安刑事』from 100シーンの恋+」。寒い季節をグッと熱くしてくれる作品でした。(ライター・西岡 舞子)

■執筆者Profile
オーストラリアのGriffithUniversityでジャーナリズムと犯罪心理学を学び、卒業後は出版やエンタメに携わる。舞台も音楽も仕事のあとの一杯もやっぱり生が好き! いい舞台は何度もみたいし、記念に公演グッズも買っちゃう派。好きな動物は猫とペンギンで好きな大福はいちご大福。