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無印良品の「アロマストーン」、安全でコンパクトだから在宅勤務のお供にぴったり!

レビュー

2022/01/20 12:00

 長引くコロナ禍で在宅勤務が推奨され、出社せずに自宅で仕事を行うことが珍しくなくなった。「自宅でリラックスして仕事ができるように、環境を整えよう。」 筆者はそう思い、無印良品の「アロマストーン」を購入した。実際に使ってみて感じたメリットとデメリットについて紹介したい。

無印良品のアロマストーンの紹介

 無印良品の「アロマストーン」のカラーは、グレーと白の2色ある。筆者は2色あることを知らず、会計時に親切な店員の確認によって知った。念のために白色も確認したが、グレーを購入した。価格は690円で、手を出しやすい値段である。
 
無印良品のアロマストーンの箱(筆者撮影)

 箱を開けると、アロマストーン本体と受け皿、取扱説明書(取説)が入っている。取説によるとアロマストーンの材質は、素焼きの陶器のようだ。

 受け皿の材質は記載がないため不明だが、落とすと割れてしまいそうな材質である。そして受け皿の色は、アロマストーンと同じグレー。のちに公式サイトで調べると、白いアロマストーンでも受け皿の色はグレーであると分かった。アロマストーンと受け皿の統一感がほしい人には、グレーをおすすめする。
 
アロマストーンの箱の中身(筆者撮影)

 アロマストーンのサイズは、手のひらにのるくらい小さい。中央部分がへこんでいて、リラックスして癒される形をしている。このへこみ部分にエッセンシャルオイルを垂らすのだ。
 
写真だと白っぽくも見えるが購入したのはグレー(筆者撮影)
 
アロマストーンにエッセンシャルオイルを垂らしてみた(筆者撮影)

エッセンシャルオイルは別売り

 アロマストーンには、香りを楽しむためのエッセンシャルオイルが同梱されてなく別売りとなる。約50種類ある中から自分の好きな香りを選ぶ必要がある。香りの好みは人それぞれなので、エッセンシャルオイルが別売りであることに納得した。

 定番のハーブ&フラワー系、ミント&ウッド系、シトラス系に加え、オリジナルのブレンドエッセンシャルオイルも販売している。筆者は、店頭でさまざまな香りを試し、「ひといきブレンド」を選んだ。
 
「ひといきブレンド」の箱と瓶(筆者撮影)

 ひといきブレンドは、レモンやブラッドオレンジ、ジュニパーベリーなどをブレンドしたシトラス系統の香り。甘い香りが苦手ですっきりとした香りが好きという人には、特におすすめである。

 エッセンシャルオイルの値段は、種類や内容量によって異なる。筆者が購入したひといきブレンドは、10mlで1490円だった。

「アロマストーン」のメリット

 筆者が持っている無印良品のアロマグッズには、アロマストーンの他にアロマディフューザーがある。アロマディフューザーは、容器に水を入れ、エッセンシャルオイルを垂らすことで香りつきのミストが放出されるものだ。

 アロマディフューザーをデスクに置くことも考えたが、ミストで机が濡れてしまうことを懸念してやめることにした。その代わりとしてアロマストーンを使ってみたところ、快適に仕事ができた。

 具体的に、在宅勤務に適していると感じた点を三つ挙げよう。

洗う必要がなく、何度でも繰り返し使える

 デスクに置いておくと、ホコリや汚れが付着する場合があるが、このとき、きれいにするために水で洗い流したり、濡れた布で拭いたりするのは望ましくない。

 取説には、「本品は洗えません。汚れが気になるときは柔らかい布などで拭いてください。水分が付着した場合は、よく乾かしてください。」と書いてある。

 水分が付着したままアロマストーンを置いておくと、カビが生えてしまう恐れがあるようだ。そのため、ホコリや汚れを取り除きたい場合、乾いた布で拭いて手入れをすることが勧められている。

 では、複数のエッセンシャルオイルを持っていて、その時に応じて香りを変えたい場合、洗わずにどうしたらよいのか。筆者はもう1種類「おやすみブレンド」というエッセンシャルオイルを持っているため試してみた。

 ひといきブレンドの香りが消えてきた頃に、おやすみブレンドのエッセンシャルオイルを垂らした。すると、ひといきブレンドではなく、徐々におやすみブレンドの香りが感じられた。

 アロマストーンを洗うことなく、そのときの気分に応じて異なる香りを楽しめるのが、最初の魅力である。

火を使わないため、安全に使用できる

 アロマストーンが在宅勤務に向いている理由として、火を使わない点が挙げられる。

 アロマストーンに似た商品で、火をつけることで香りが楽しめるアロマキャンドルがある。在宅勤務では、デスクの上に書類などを広げて仕事する人も多いだろう。そんなところにアロマキャンドルを置いていたら、書類に燃え移る危険性がある。

 しかしアロマストーンであれば、デスクにどれだけ書類を広げても、引火する恐れがない。エッセンシャルオイルを垂らすだけでいい手軽さが、結果的に安全性にもつながっているところが二つ目の魅力である。

デスクの上に置いても、邪魔にならないサイズ感

 いくらよい香りに癒されながら仕事ができるとしても、デスクのワークスペースを狭めてしまっては元も子もない。実際に筆者が利用しているデスクでは、ノートPCの真横に置ているがまったく邪魔にならないサイズ感である。
 
アロマストーンを置いているデスクの一部(筆者撮影)

 アロマストーンのサイズを測ってみると、直径6cmほど。筆者は、デスクにエッセンシャルオイルの瓶を二つとアロマストーンを置いているが、仕事中に邪魔だと感じたことはない。

 デスクの邪魔にならないコンパクトなサイズ感が、三つ目の魅力である。

アロマストーンのデメリット

 洗う必要がなく、何度も繰り返し使えること。火を使わないため、書類を使うデスクの上でも安心して置けること。邪魔にならない、ほどよいサイズ感であること。

 これら三つの魅力が備わっているアロマストーンだが、実際に使ってみて「ここは少し残念だな」と感じた部分があった。購入を考えている人は、このデメリットも含めてアロマストーンを検討してほしい。

アロマストーンを触ると、粉が指につく

 ちょっと手がぶつかってしまったときやアロマストーンの位置を変えたいと思ったとき、アロマストーンを触ったあとの指は細かい白い粉が付着してしまう。
 
アロマストーンを触ったあとの指(筆者撮影)

 「汚れが気になる場合は柔らかい布などで拭いてください。」と取説に書いてあったが、筆者の場合は、拭いても白い粉は付着した。汚れではなく材質や特性上、仕方のないことなのかもしれない。

 もっとも、触らなければいいだけの話かもしれないが、魅力がたくさんある分、少し残念に感じてしまう。

人によっては、香りが弱いと感じるかもしれない

 エッセンシャルオイルを垂らして、材質による自然の乾燥で香りを楽しむものなので、人によっては「もう少し香りが強くても…」と感じるかもしれない。

 取説によると、垂らすエッセンシャルオイルの量は5~10滴と書いてあったが、好みに応じて量を増やしてもよいだろう。

 また、香りが持続する時間はエッセンシャルオイルの種類や周りの環境によるとも書いてあったので、状況に応じて量を調整する必要があるようだ。

好きな香りを感じながら、リラックスして仕事しよう

 在宅勤務で長い時間デスクに向かっているとストレスに感じるときがある。筆者は、そんなときにアロマストーンを使ってリフレッシュしている。

 職場で仕事をしているときには、周りに人がいることもあって使いにくいリフレッシュの方法だが、在宅勤務なら、自分の好きな香りに思う存分に包まれて仕事ができる。

 そんな贅沢で幸せな時間や空間に替えてくれるアロマストーン。リラックスしながら在宅勤務をするための一つの方法として、検討してみてはいかがだろうか。(GEAR)