犬が飛びつくのは牛肉?鹿肉?馬肉? 犬用ジャーキー選手権!
数年前より人の食文化でジビエが注目を集めているが、ペット業界でもさまざまな種類の肉が人気を博している。そのなかで飼い主はペットが喜びそうなものを想像して買うわけだが、本当のところ犬はどの肉が好みなんだろうか? 今回、牛、鹿、馬のジャーキーを用意し、自宅の犬で検証してみた! 犬が(うちの犬が)最も興奮する肉とは!?
今回検証に参加させたのはボストンテリアのグリフィン、6歳のオスです。
検証内容はこちら。
・においにどれくらい関心があるか
・待て、の間にどれくらいむずむずするか
・半分咥えさせた時、どれくらい引っ張るか
・食べている時の夢中さ
・食べ終わっておかわりを望む目の輝き
ではさっそく試していきましょう
まず、においはそれなりに関心を示したが、思ったほどではない。「これ食べ物?」といった具合だ。では、器に入れてマテをしてみると、やはり関心深そうにしているが、それほどむずむずしない。
では半分咥えさせて引っ張ってみると、これは必死に食い下がる。においは少ないが味は美味しいのか、食べる速度はかなり夢中で早い。食べ終わってからのおかわりの目は、かなり期待に満ち溢れている。これだけではジャッジできないが、咥えてからヒートアップした印象だ。
犬的にそそられるにおいなのか、そこそこ離れていても興味深く鼻をヒクヒクさせている。これはかなり気になっているようだ。そして抑えきれなかったようで、マテを言う前に食べ始めてしまった。
口から出てる肉を引っ張ってみると、取られまいと頭をブルブル。引きちぎって、ソファーの下に持っていってしまう。そしてあっという間に飲み込んで、次をくれ!と飛びついてくる勢いだ。これは、におい、味ともに牛を上回る大興奮。かなり好みだったようだ。
最後の挑戦者は馬肉。こちらもさくら鍋やお刺身で昔から人に食されているが、普段の食卓にはなかなか上がらない素材。見た目は、平べったくしっかり加工されているようだ。
鹿肉同様好みのにおいなのか興味深く嗅いでいる。そしてマテの間もむずむずそわそわ。最初に登場した牛肉よりも明らかに関心度は高い。
しかし、半分咥えさせて取り上げようとすると、それほど強く抵抗しない。離しはしないが、どうしても食べたい、と言う感じでもない様子。食べているときのスピードもそれほど速くはなく、食べ終わった後も「もらえるならもう一つ」くらいの顔をしている。
どうも馬肉はそれほど好みではなかったのかもしれない。ちなみに全て別の時間帯に与えているので、満腹にもなっていない。というわけであくまで我が家のグリフィン限定ではあるが、以下のような結果となった。
におい部門
1位:鹿肉
2位:馬肉
3位:牛タン
味部門
1位:鹿肉
2位:牛タン
3位:馬肉
におい部門、味部門ともに鹿肉の圧勝! 別の犬で試すと全く違う結果が出るかもしれないが、少なくともにおいや味に違いがあり、犬の好みがあることもわかった。
最後に、これはおすすめできないが個人的に気になったので、ワインのお供選手権をやってみた。すると全てほとんど無味。ジャーキーは硬い紙をかじっている気持ちになり、チーズは粉っぽさもあって、ワインに合う合わない以前にやはり人間が食べるものではないな、という感想だった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの
今回検証に参加させたのはボストンテリアのグリフィン、6歳のオスです。
検証内容はこちら。
・においにどれくらい関心があるか
・待て、の間にどれくらいむずむずするか
・半分咥えさせた時、どれくらい引っ張るか
・食べている時の夢中さ
・食べ終わっておかわりを望む目の輝き
ではさっそく試していきましょう
牛タンは、においよりも味で勝負か?
まずは人間でも大ファンが多い牛タン。見た目も牛タンらしさが感じられて、なんともビールにあいそうだ。ジャーキーだからかにおいはまったくくしないが、さあどうなるか。まず、においはそれなりに関心を示したが、思ったほどではない。「これ食べ物?」といった具合だ。では、器に入れてマテをしてみると、やはり関心深そうにしているが、それほどむずむずしない。
では半分咥えさせて引っ張ってみると、これは必死に食い下がる。においは少ないが味は美味しいのか、食べる速度はかなり夢中で早い。食べ終わってからのおかわりの目は、かなり期待に満ち溢れている。これだけではジャッジできないが、咥えてからヒートアップした印象だ。
野性のにおいがするのか、鹿肉に大興奮
次は鹿肉の登場。ジビエブームとあって人間も食べる機会は増えているが、まだオーソドックスな食材ではない。見た目はささくれだっており、加工感は一番少ない。犬的にそそられるにおいなのか、そこそこ離れていても興味深く鼻をヒクヒクさせている。これはかなり気になっているようだ。そして抑えきれなかったようで、マテを言う前に食べ始めてしまった。
口から出てる肉を引っ張ってみると、取られまいと頭をブルブル。引きちぎって、ソファーの下に持っていってしまう。そしてあっという間に飲み込んで、次をくれ!と飛びついてくる勢いだ。これは、におい、味ともに牛を上回る大興奮。かなり好みだったようだ。
牛肉ほどではないが人間にも人気の馬肉はどうだ?
最後の挑戦者は馬肉。こちらもさくら鍋やお刺身で昔から人に食されているが、普段の食卓にはなかなか上がらない素材。見た目は、平べったくしっかり加工されているようだ。
鹿肉同様好みのにおいなのか興味深く嗅いでいる。そしてマテの間もむずむずそわそわ。最初に登場した牛肉よりも明らかに関心度は高い。
しかし、半分咥えさせて取り上げようとすると、それほど強く抵抗しない。離しはしないが、どうしても食べたい、と言う感じでもない様子。食べているときのスピードもそれほど速くはなく、食べ終わった後も「もらえるならもう一つ」くらいの顔をしている。
どうも馬肉はそれほど好みではなかったのかもしれない。ちなみに全て別の時間帯に与えているので、満腹にもなっていない。というわけであくまで我が家のグリフィン限定ではあるが、以下のような結果となった。
におい部門
1位:鹿肉
2位:馬肉
3位:牛タン
味部門
1位:鹿肉
2位:牛タン
3位:馬肉
におい部門、味部門ともに鹿肉の圧勝! 別の犬で試すと全く違う結果が出るかもしれないが、少なくともにおいや味に違いがあり、犬の好みがあることもわかった。
おまけとして、こんなことも試してみた。
検証ついでに加工されたチーズのおやつを与えてみると、最初はくんくんしていたが、どの肉よりも早くがっつき、さっさと食べてさらに興奮してねだる結果に…。お前、ジャーキーよりもこんな女子が好きそうなものの方がタイプだったのね。最後に、これはおすすめできないが個人的に気になったので、ワインのお供選手権をやってみた。すると全てほとんど無味。ジャーキーは硬い紙をかじっている気持ちになり、チーズは粉っぽさもあって、ワインに合う合わない以前にやはり人間が食べるものではないな、という感想だった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの