年末年始に男子の気持ちと腕を上げる! ワーパパが推すキッチンツール&調味料8選
【木村ヒデノリのTech Magic #085】 常々筆者が考えているのは、家に滞在する時間の質を向上させることだ。料理はその中でも重要な要素だと考えている。工夫していくうちにいくつものキッチンツールを試し、これは外せないなという器具が揃ってきた。また、調味料も厳選することで自宅料理のクオリティが格段に上がるということもわかってきた。なるべく手に入れやすく、かつパフォーマンスの良いものを紹介するので年末年始料理に活かしてもらえれば幸いだ。
OXO(オクソー)はユニバーサルなデザイン理念に基づいたキッチンツールや生活用品を製造するメーカーだ。OXO製品はいくつか持っているが、特に気に入っているのがこのピーラー。欧米ではポピュラーな縦型なのだが、これは持ち手や形状が抜群に使いやすい。横型では難しいりんごの皮むきも包丁と同じ要領でOK。先端にはじゃがいもの芽を取り除ける窪みがついており、ごぼうのささがきなども簡単にできる。一度便利さを体感するともう横型には戻れないはずだ。収納時に場所を取らない点もポイントが高い。
ナイフや包丁など刃物系が有名なZwilling(ツヴィリング)だが、筆者が唯一持っているのはこのターナーだ。いわゆるフライ返しだが、先端が薄く幅も狭めなので圧倒的に使いやすい。全長が240mmと短めなので収納しやすく取り回しに便利だ。肉だけでなく、フレンチトーストやパンケーキから餃子まで幅広く使える。薄いのでフライパンに食材がくっついてしまった時も剥がしやすい。
盛り付けも一工夫すると美味しさが増す。このセルクルはさすが燕三条製だけあって品質が最高だ。つなぎ目が触ってわからないくらいきれいに加工されており、強度もあるので形が変形したりしない。写真のようにリゾットなどで使うと、見た目も良い上にスプーンで口に運ぶ量を一定にできる。こういう盛り付けだけでも味わいが変わってくるのが料理の面白いところだ。
キッチンツールの最後を飾るのはこちらのブレンダーだ。数々のブレンダーを試し筆者が最終的に行き着いた逸品。コードレスという取り回しのしやすさと、パワフルさを兼ね備えたプロモデルだが、メンテナンスのしやすさも他社製を大きく上回っている。大抵のブレンダーは刃とアームは一体になっているが、この製品は先端のみ取り外せるため食洗機内で場所を取らない。
また、アーム部分は拭き掃除のみで食洗機に入れなくても良いため、内部に水がたまるなどの不具合も防げる。そして一番大きいのは本体からバッテリを取り外せる点。従来のコードレスブレンダーは本体に内蔵されているため、いざ使おうと思ったら電池切れ、ということが頻発していたがこれに変えてから一切なくなった。日本で購入するとオプション品などを含め4万円オーバーと高額ではあるが、この金額でも間違いなく買って良いプロダクトと言える。自家製タルタルソースも簡単に作れるし、その他の用途も幅広いのでキッチンに1台常備しておくとよいだろう。
ここからは料理をワンランクアップさせてくれる調味料を紹介しよう。どれも調味料としてはやや高額ではあるが、使うだけで料理の味が全く変わるので惜しくない投資だと思う。こちらはフランスの海塩で、ミネラル分を多く含む。味見をすればわかるが、塩だけで旨味を豊富に感じることができるレベルの代物だ。
エクストラファンは非常に細かい粒子タイプなので、下味に使っても味がよく入る。肉や魚にもおすすめだし、フルーツトマトとこの塩、オリーブオイルを和えるだけで最高のトマトソースが出来上がる。水分を少し含んでいるので、味をシャープにしたい時はフライパンで焙煎すると良い。どんな料理も美味しくしてくれるのでおすすめだ。
こちらはいわゆる魚醤。カタクチイワシ、塩、オリーブオイルのみで作られている液体のアンチョビだ。アンチョビと聞くとクセが強いイメージを持つかもしれないが、こちらは魚の旨味だけが凝縮しており嫌な臭いは一切ない。魚介系のパスタに小さじ半分程度入れるだけで芳醇なコクが生まれ、味に奥行きが出る。シンプルすぎる味になりがちなペペロンチーノなどもリッチな味わいになるのでおすすめだ。
トリュフ塩などだと保存状態によって香りが失われがちだが、これなら鮮度も保ちやすい。スプレータイプになっているため、かけすぎることもなく長く使える。写真のようにきのこ系クリームパスタにはもちろん合うが、おすすめなのは卵かけご飯にシュッとする使い方。絶品卵ご飯に一瞬で変わるので試してほしい。価格はやや高いが、一度買ってしまえば長く使える。
最後は醤油。日本人としては外せない調味料だろう。こちらは鹿児島県のメーカーが作る文字通りかなり甘口の醤油。甘味と旨味が絶妙に保たれ、刺身などにつけると異次元の美味しさになる。スペアリブなど洋風の料理の隠し味にも適しているし、少しだけ使って醤油の風味をつけたい場合もおすすめだ。写真はブレンド用だが、通常タイプもAmazonで購入できる。
以上、筆者がここ数年で行き着いた厳選のツールと調味料を紹介した。調味料の方はやや高めだが、確実に食卓をレベルアップさせてくれるので、年末年始はこれらを使って家族をもてなしてみてはいかがだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。(動画配信時期は記事掲載と前後する可能性があります)
OXO縦型ピーラー
OXO(オクソー)はユニバーサルなデザイン理念に基づいたキッチンツールや生活用品を製造するメーカーだ。OXO製品はいくつか持っているが、特に気に入っているのがこのピーラー。欧米ではポピュラーな縦型なのだが、これは持ち手や形状が抜群に使いやすい。横型では難しいりんごの皮むきも包丁と同じ要領でOK。先端にはじゃがいもの芽を取り除ける窪みがついており、ごぼうのささがきなども簡単にできる。一度便利さを体感するともう横型には戻れないはずだ。収納時に場所を取らない点もポイントが高い。
Zwilling ハンバーグターナー
ナイフや包丁など刃物系が有名なZwilling(ツヴィリング)だが、筆者が唯一持っているのはこのターナーだ。いわゆるフライ返しだが、先端が薄く幅も狭めなので圧倒的に使いやすい。全長が240mmと短めなので収納しやすく取り回しに便利だ。肉だけでなく、フレンチトーストやパンケーキから餃子まで幅広く使える。薄いのでフライパンに食材がくっついてしまった時も剥がしやすい。
Nagao燕三条セルクルセット
盛り付けも一工夫すると美味しさが増す。このセルクルはさすが燕三条製だけあって品質が最高だ。つなぎ目が触ってわからないくらいきれいに加工されており、強度もあるので形が変形したりしない。写真のようにリゾットなどで使うと、見た目も良い上にスプーンで口に運ぶ量を一定にできる。こういう盛り付けだけでも味わいが変わってくるのが料理の面白いところだ。
KitchenAidプロラインシリーズコードレスブレンダー
キッチンツールの最後を飾るのはこちらのブレンダーだ。数々のブレンダーを試し筆者が最終的に行き着いた逸品。コードレスという取り回しのしやすさと、パワフルさを兼ね備えたプロモデルだが、メンテナンスのしやすさも他社製を大きく上回っている。大抵のブレンダーは刃とアームは一体になっているが、この製品は先端のみ取り外せるため食洗機内で場所を取らない。
また、アーム部分は拭き掃除のみで食洗機に入れなくても良いため、内部に水がたまるなどの不具合も防げる。そして一番大きいのは本体からバッテリを取り外せる点。従来のコードレスブレンダーは本体に内蔵されているため、いざ使おうと思ったら電池切れ、ということが頻発していたがこれに変えてから一切なくなった。日本で購入するとオプション品などを含め4万円オーバーと高額ではあるが、この金額でも間違いなく買って良いプロダクトと言える。自家製タルタルソースも簡単に作れるし、その他の用途も幅広いのでキッチンに1台常備しておくとよいだろう。
Sel de Guerande エクストラファン
ここからは料理をワンランクアップさせてくれる調味料を紹介しよう。どれも調味料としてはやや高額ではあるが、使うだけで料理の味が全く変わるので惜しくない投資だと思う。こちらはフランスの海塩で、ミネラル分を多く含む。味見をすればわかるが、塩だけで旨味を豊富に感じることができるレベルの代物だ。
エクストラファンは非常に細かい粒子タイプなので、下味に使っても味がよく入る。肉や魚にもおすすめだし、フルーツトマトとこの塩、オリーブオイルを和えるだけで最高のトマトソースが出来上がる。水分を少し含んでいるので、味をシャープにしたい時はフライパンで焙煎すると良い。どんな料理も美味しくしてくれるのでおすすめだ。
BALENAコラトゥーラ
こちらはいわゆる魚醤。カタクチイワシ、塩、オリーブオイルのみで作られている液体のアンチョビだ。アンチョビと聞くとクセが強いイメージを持つかもしれないが、こちらは魚の旨味だけが凝縮しており嫌な臭いは一切ない。魚介系のパスタに小さじ半分程度入れるだけで芳醇なコクが生まれ、味に奥行きが出る。シンプルすぎる味になりがちなペペロンチーノなどもリッチな味わいになるのでおすすめだ。
MAEVA白トリュフフレーバーオイルスプレー
トリュフ塩などだと保存状態によって香りが失われがちだが、これなら鮮度も保ちやすい。スプレータイプになっているため、かけすぎることもなく長く使える。写真のようにきのこ系クリームパスタにはもちろん合うが、おすすめなのは卵かけご飯にシュッとする使い方。絶品卵ご飯に一瞬で変わるので試してほしい。価格はやや高いが、一度買ってしまえば長く使える。
ヒシク 極あまくち醤油 専醤
最後は醤油。日本人としては外せない調味料だろう。こちらは鹿児島県のメーカーが作る文字通りかなり甘口の醤油。甘味と旨味が絶妙に保たれ、刺身などにつけると異次元の美味しさになる。スペアリブなど洋風の料理の隠し味にも適しているし、少しだけ使って醤油の風味をつけたい場合もおすすめだ。写真はブレンド用だが、通常タイプもAmazonで購入できる。
以上、筆者がここ数年で行き着いた厳選のツールと調味料を紹介した。調味料の方はやや高めだが、確実に食卓をレベルアップさせてくれるので、年末年始はこれらを使って家族をもてなしてみてはいかがだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
【新きむら家】
https://www.youtube.com/rekimuras
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