100均ナイフの切れ味は? キャンプ料理でどれくらい活躍できるか検証してみた
雑貨類やキッチンアイテム、文具など、さまざまなモノが販売されている100円均一ショップ。これ本当に100円なの?と信じられないものも陳列されている。しかし、安さが群を抜いているだけに、どれくらい使えるのか不安に感じることも。そこで今回は100均で購入したナイフをキャンプでの料理に使用すると想定して、どれくらいのポテンシャルを秘めているのか試してみた。
今回、検証したのは100円ショップ「ワッツ」で購入した、もちろん100円+消費税のナイフだ。刃渡りは95mmあり、チーブさもあるが手軽で使いやすそうな印象。ホワイト、ピンク、グリーンの3色が販売されている。切れ味はなかなかよさそうだが、さてどんな実力を秘めているのだろうか。
最初はアウトドアでも家でも頻繁に登場しサラダやおつまみに使用されるきゅうりから。包丁の切り試しには必ず登場する名脇役だ。100均ナイフを使用すると、買いたての使いたてということもあってか、まあ問題なくスパスパ切れる。1mm程度の薄さでも全く問題なし。これは余裕で合格だ。
次はバーベキューの定番野菜、焼いても生でも美味しいピーマンだ。これもノーストレス。縦にナイフを入れるとスルスル切れる。包丁さばきが上手い人なら細切りも簡単にできそうだ。
次は、刃物の天敵トマトだ。キャンプ料理でもサラダにグリルに大活躍する野菜だが、水分量が多いせいで切りづらさに定評がある。これはさすがにうまくいかないのではないか…と思いきや予想に反して切れる切れる! 切り方のせいかも知れないと、スライスに挑戦してみたがそれでも行ける。100均ナイフ、侮れない!
ここからは肉の出番。アウトドアでは準主役を張る食材の鶏モモを切ってみよう。トマトよりは切りやすそうだし大丈夫でしょう、と思いきや、これがダメダメ。肉が絶妙に分厚くて大きいためか、何度も切りなおさないといけない。さらに皮が残り、最終的にはギコギコとノコギリみたいに切ることになってしまう。それでも切り進めると、手でぎゅっと抑えている箇所が平らになり、形もどんどん崩れてしまった。
切れ味もさることながら、刃の長さが足りない様子。100均ナイフ、ここに来て初めての惨敗である。もし肉全般でこの結果ならキャンプでの使用は控えた方が無難かも…。
最後に登場したのはキャンプの主役、分厚い牛モモのグリル。とくにしっかりとした肉感のオージービーフを用意した。表面を強火で焼いて肉汁を閉じ込め、ゆっくりと火を通してレアに仕上げたブロック肉に、100均ナイフを入れてみると…。
これがザクザク切れる! 表面は焼けているから刃が通りやすいのはわかるが、レアな中心部も簡単に刃が入っていく。これだけ楽に切れるなら、アウトドアでも活躍してくれるだろう。
キャンプに持参するには家の包丁は大袈裟だし、本格的なサバイバルナイフは値が張りすぎる。しかし100円均一のナイフは手軽で安く手に入るのに、こんなに使えるのだ。ケースに収まるのも、なにかと道具がガチャつくアウトドアシーンでは重宝するだろう。鶏モモだけはどうやら苦手の様子だが、このナイフ、アウトドアファンの間でブームになってもおかしくないほどのポテンシャルを秘めた秀逸アイテムだった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの
バーベキューの定番食材 VS 100均ナイフ。その結果は?
今回、検証したのは100円ショップ「ワッツ」で購入した、もちろん100円+消費税のナイフだ。刃渡りは95mmあり、チーブさもあるが手軽で使いやすそうな印象。ホワイト、ピンク、グリーンの3色が販売されている。切れ味はなかなかよさそうだが、さてどんな実力を秘めているのだろうか。
最初はアウトドアでも家でも頻繁に登場しサラダやおつまみに使用されるきゅうりから。包丁の切り試しには必ず登場する名脇役だ。100均ナイフを使用すると、買いたての使いたてということもあってか、まあ問題なくスパスパ切れる。1mm程度の薄さでも全く問題なし。これは余裕で合格だ。
次はバーベキューの定番野菜、焼いても生でも美味しいピーマンだ。これもノーストレス。縦にナイフを入れるとスルスル切れる。包丁さばきが上手い人なら細切りも簡単にできそうだ。
次は、刃物の天敵トマトだ。キャンプ料理でもサラダにグリルに大活躍する野菜だが、水分量が多いせいで切りづらさに定評がある。これはさすがにうまくいかないのではないか…と思いきや予想に反して切れる切れる! 切り方のせいかも知れないと、スライスに挑戦してみたがそれでも行ける。100均ナイフ、侮れない!
ここからは肉の出番。アウトドアでは準主役を張る食材の鶏モモを切ってみよう。トマトよりは切りやすそうだし大丈夫でしょう、と思いきや、これがダメダメ。肉が絶妙に分厚くて大きいためか、何度も切りなおさないといけない。さらに皮が残り、最終的にはギコギコとノコギリみたいに切ることになってしまう。それでも切り進めると、手でぎゅっと抑えている箇所が平らになり、形もどんどん崩れてしまった。
切れ味もさることながら、刃の長さが足りない様子。100均ナイフ、ここに来て初めての惨敗である。もし肉全般でこの結果ならキャンプでの使用は控えた方が無難かも…。
最後に登場したのはキャンプの主役、分厚い牛モモのグリル。とくにしっかりとした肉感のオージービーフを用意した。表面を強火で焼いて肉汁を閉じ込め、ゆっくりと火を通してレアに仕上げたブロック肉に、100均ナイフを入れてみると…。
これがザクザク切れる! 表面は焼けているから刃が通りやすいのはわかるが、レアな中心部も簡単に刃が入っていく。これだけ楽に切れるなら、アウトドアでも活躍してくれるだろう。
キャンプに持参するには家の包丁は大袈裟だし、本格的なサバイバルナイフは値が張りすぎる。しかし100円均一のナイフは手軽で安く手に入るのに、こんなに使えるのだ。ケースに収まるのも、なにかと道具がガチャつくアウトドアシーンでは重宝するだろう。鶏モモだけはどうやら苦手の様子だが、このナイフ、アウトドアファンの間でブームになってもおかしくないほどのポテンシャルを秘めた秀逸アイテムだった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの