リコーは、スマートフォンなどの画面を投影し、複数の人と写真や情報を手軽に共有することができるポケットサイズの小型ハンディプロジェクター「RICOH Image Pointer GP01」を、12月15日からECストアで発売する。すでに予約は受け付け中。先着100人にオリジナルポーチをプレゼントするとしている。
 


　「RICOH Image Pointer GP01」は、リコーの新規事業創出の取り組みから生まれ、2020年にリコー初のクラウドファンディングテーマとして多くの支援を集めた製品。重さ205gのポケットサイズで、待機状態からボタンひとつですぐに映像を投影できる。

　手持ちで使用することを前提としているため、一般的な据え置き型のプロジェクターにある冷却ファンを搭載しないファンレス設計としており、ファンが動作することによる風や音が発生しない。また、バッテリ内蔵やWi-Fi接続対応により、各種ケーブルをつなぐ煩雑さがなく、場所を選ばず利用できる。
 
　スマホの画面を机や壁・天井・床などに投影することで、複数人で小さな画面を覗き込むことなく、ウェブでの検索結果や写真の共有ができる。レストランやカフェなどオフィス外での打ち合わせや、簡易プレゼンテーション、展示会場、観光施設、美術館などでの案内情報の投影、家族や友人間での写真や映像データ、ビデオ通話の共有など、ビジネス領域にとどまらずさまざまなシーンで活用できる。

　リコーでは今後、クラウドファンディングで支援を行った人や、同製品に興味をもっている人に参加してもらえるイベントの開催などの取り組みを通じて、顧客との共創によってさまざまな用途の検討や市場の開拓を進めていく。