AI搭載補聴器フィリップス ヒアリンクに新スタイル、新機能登場

新製品

2021/11/02 17:00

 世界的聴覚ヘルスケア企業、デマントの日本法人であるデマント・ジャパンは、フィリップス補聴器の最新モデルである AI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク9030/7030/5030」の電池タイプ「ミニ RITE T」スタイルを、11月8日より全国のフィリップス補聴器取扱店舗にて発売する。価格はオープン。

フィリップス ヒアリンク

 フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030は、フィリップス補聴器史上初のAI(人工知能)搭載補聴器。同モデルは、今年3月に「耳かけ型 充電タイプ」が初登場し、今回新たに「耳かけ型 電池タイプ(空気電池)」がラインアップに加わった。これにより、ユーザーは充電、電池タイプから好みのスタルを選択できるようになった。

 この最新モデルは、独自に開発したAI音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載し、さまざまな音が存在するにぎやかな環境下でも、言葉をより明瞭に聞き取ることが可能。

 またIoT対応補聴器として Bluetooth低エネルギー(BLE)を搭載し、補聴器を iPhoneやAndroidスマート端末に接続し、電話、ビデオ通話、音楽などから直接ストリーミングして、クリアな音質で楽しむことができる。
 
フィリップス ヒアリンク装着イメージ

 適合範囲は、軽度~高度・重度難聴(105dBHLまで)で、本体のカラーは、ベージュ、グレー、ブラックなど肌や髪の色にマッチする計6色。防塵・防水の国際保護等級 IP68を取得し、日常生活防水仕様となっている。

 さらに新機能として、フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030には、あらゆる音楽シーンで高い音質を実現する音楽プログラム「HiFi音楽」が装備された。一般的に補聴器は会話の聞き取りに最適化されているが、HiFi音楽ではAIサウンドテクノロジーが可能にする高度な信号処理を背景に、従来の補聴器が見落としていた微細な音を補い、より広い周波数帯域と音楽のダイナミクス(音の強弱)を捉えて、低域・高域を正確に増幅することでより高音質な音楽を楽しむことができる。具体的には、コンサートなどのライブ音楽、録音された音楽を音響スピーカーなどで楽しむ、ストリーミングで音楽を楽しむとき等で活用することができる。