ESET個人向け製品の新バージョンV15、クラウドを活用した解析機能で防御力を向上

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は10月25日、セキュリティ対策ソフト「ESETセキュリティソリューション」シリーズ個人向け製品の新バージョンとなる「V15」の提供を開始した。

バージョンV15に搭載された「LiveGuard」の仕組み

 「ESETセキュリティソリューション」シリーズ個人向けバージョンV15は、ESET法人向け製品に搭載されているセキュリティ解析技術「クラウドサンドボックス」を使用した「LiveGuard」を新たに搭載している。

 「クラウドサンドボックス」は、クラウド上の隔離された仮想環境で疑わしいファイルを機械学習、サンドボックス、最新のスキャンエンジンによって多角的に解析する技術で、「LiveGuard」を用いることでOffice文書を悪用したダウンローダーや、ファイルレスマルウェアといった高度かつ巧妙な攻撃を、より迅速かつ高精度に、自動で検出・ブロックできるようになった。

 さらに、ウェブサイトやアプリケーションのアカウント情報管理ツール「Password Manager」は、対応OSにmacOS、Android、iOSを追加し、PCやスマートフォンなど異なるデバイスで使用している各種オンラインサービスのアカウント情報を、ウェブブラウザを横断して一元管理することが可能になり、パスワード運用における利便性をさらに高めている。
 
「Password Manager」の使用イメージ

 ほかにも、管理ポータル「ESET HOME」では、PCやスマートフォンなど複数のデバイスが適切に保護されているかどうかを、一元管理できる機能の提供が開始された。

 BCNが実施したセキュリティソフトの利用実態調査では、キヤノンMJ(ESET製品)が9回連続で総合満足度1位を獲得した。中でも「セキュリティソフト起動時のパソコンの動作の軽さ」は平均を18.2ポイント
も上回っており、有料ソフトメーカー6社の中で最も高い満足度となった。「コストパフォーマンス」でも平均を17.9ポイント上回った。
 
管理ポータル「ESET HOME」では保護状態の一元管理機能を提供

 「ESETセキュリティソリューション」シリーズ個人向け製品のラインアップは、スタンダード版の「ESET インターネット セキュリティ」、他社ソフトのサポートなどをセットにした「ESET インターネット セキュリティ まるごと安心パック」、さらなる検知機能を追加した最上位モデルで、パスワード管理機能を備えた「ESET スマート セキュリティ プレミアム」の3種類を用意している。