セルフジェルネイルが簡単にできる「デザイン集」

レビュー

2021/09/29 18:00

 ネイルはきれいに手入れした手元が常に目に入るので、女性にとってモチベーションの上がるアイテムのひとつ。しかしサロンでの施術には時間もお金もかかる。そのため、昨今では自宅でセルフネイルに挑戦したいと思っている人も増加しているようだ。おうち時間を活用して、セルフジェルネイルに挑戦してみよう。

ジェルネイルキット(画像はイメージ)

セルフジェルネイルの基本

 最近では、セルフジェルネイル用のセットがネット通販などで気軽に手に入るようになった。ネイリストのようなジェルネイルの知識が全くなくても、セットを購入すればすぐに始められるメリットも大きい。

 セットは安くて5000円前後から購入できるものもあり、一回分のネイルサロン施術の金額よりも安く買える。また、最低限必要な道具が揃っていて、ケア方法の説明からジェルの塗布まで一気にできるので、初心者は思い切ってセットを買ってしまう方が正解だろう。

 筆やストーンなどジェルネイルに使える用品は100円均一ショップなどでも簡単に手に入るので、セルフジェルネイルに慣れてきたら順次、道具を足していけばいい。

ネイルのデザインを決めるには

ジェルネイルカラーチャート(画像はイメージ)

 どんなネイルデザインにしようかと検索しているうちに悩んでしまって、結局決まらないこともある。セルフで行う場合、できるデザインにも限りがある。

 そんな時は、行事やイベントに合わせたデザインや季節、好みのカラーをベースにするなどで検討してみるのが、デザイン決めの近道である。

簡単でおしゃれなジェルネイルデザイン

 それでは、誰でも簡単にできるジェルネイルデザインを紹介していこう。

ワンカラーネイル

ストーンを一粒のせるだけでおしゃれになる
ワンカラーネイル(筆者撮影)

 ワンカラーネイルとは、その名の通りひとつのカラーだけで統一して塗ったネイルのこと。ワンカラーとはいえ、指一本ずつを二色使いで交互に施したり、ランダムな順番で塗ったりするだけでもとてもおしゃれに見える。

 また、ストーンを一粒のせるだけでもお出かけ仕様になるので試してほしい。マットな質感のワンカラーにするのも、ネイルの雰囲気がガラッと変わるのでおすすめだ。

 ワンカラーは目立つので、季節色を意識するとおしゃれな雰囲気になる。もちろん仕事やシーンに合わせた色で決めてもOKだ。色選びに迷ったら、好みのカラーだけでなく、季節を意識した色を選択してみよう。

ワンカラーネイルの落とし穴

最初は塗りやすい色から挑戦しよう(画像はイメージ)

 ワンカラーネイルで初心者が陥りがちなのが、カラーの選択ミス。色の選択は重要で、実は上手に塗れる色とそうでない色がある。

・上手に塗れる色

 上手に塗れる色は、赤・青・黒など濃い目の色だ。ムラが目立ちにくく、初心者でも簡単に塗りやすい。また、ベージュやフレンチピンク、クリアなどのベーシックな色も意外に塗りやすいので、派手な色が好みでない人や仕事上難しい人はベーシックな色を選択しよう。

・塗るのが難しい色

 一方で白や黄色・透明感のあるカラーなどは、ムラが目立ちやすい色なので塗りづらい。ムラをなくそうと何度も硬化していくうちに、分厚いネイルになってしまうので注意が必要だ。

ラメ・ホログラムグラネイル

キラキラネイルはラメや
ホログラムを使う(画像はイメージ)

 ラメをたくさん使ったネイルは、キラキラしてとてもかわいいネイルデザインになる。グラデーションネイルを自分で作るのは少々難易度が高くなるので、挑戦しづらいことも。そこでラメやホログラムを使うと、簡単にグラデーション風デザインネイルが完成するのだ。

 ラメは筆に取って、グラデーションにしたい位置からちょっとずつ濃くのせていくだけでOK。ホログラムはとりあえず敷き詰めていく。

 ラメやホログラムを使用すると簡単にキラキラネイルができる。ジェルネイルカラーで難しいグラデーションを作っていくより、すぐに挑戦しやすいネイルデザインである。

ニュアンスネイル

ニュアンスネイルは多少失敗しても
切り抜けられる(筆者撮影)

 トレンド感のあるニュアンスネイルはなんとなく難しいと思ってしまい、自分で挑戦するのをためらう人もいるのではないだろうか。

 しかし、多少失敗しても"ニュアンス"で切り抜けられるところこそ、ニュアンスネイル最大のメリットなのだ。
 
ニュアンスネイルのコツは
一定方向で伸ばすこと(筆者撮影)

 ニュアンスネイルは、色を点で置いていき、そっとぼかすようにしてカラーを伸ばしていくだけで完成する。ここで気をつけたいのが、筆は一定方向にして伸ばすことと、何度もやり直さないこと。

 何度も筆で塗り直したり、筆を動かす方向がチグハグになったりすると、きれいなニュアンスネイルにならない。

 また、ベースカラーにムラがあってもニュアンスネイルなら全く問題なし。ワンカラーネイルでムラになってしまうような難しい色でも、ニュアンスネイルなら気軽に挑戦できるだろう。

 セルフでも「サロンでやっているの?」と言われるようなジェルネイルを目指そう。

ドットネイル

簡単なドット柄ネイル(筆者撮影)

 こちらもとっても簡単なドット柄ネイル。季節感のある色をドットの色に選択するといい。また、ドットの大きさをランダムに並べたり、何色か使ったり、斜めに並べたりすれば、同じドット柄でも振り幅は無限大に広がる。

 細い筆でジェルネイルを取って置いていくだけのドットネイルは、初心者にも簡単にできるデザインとして覚えておきたい。

フレンチネイル

根強い人気のフレンチネイル(画像はイメージ)

 オフィスに派手なネイルをしていけない人に根強い人気なのがフレンチネイル。毎月サロンに行かずに自分でできるようになると、経済的にも時間的にもとてもお得になることは間違いない。

 簡単そうに見えるフレンチネイルだが、実際にやってみると難しく感じることもある。しかし、実はマスキングテープを使うと簡単にできてしまう。

 一般的なマスキングテープは直線的な線になるので、カーブを描くフレンチネイルは難しい。そんなときはフレンチネイル用のガイドマスキングテープもある。また、マスキングテープの代わりにパンチ穴補強テープの外円線を使うときれいに仕上がる。

 フレンチネイルを極めれば、セルフネイル上級者を目指せるだろいう。

ピーコックネイル

ピーコックネイルは爪楊枝がコツ(筆者撮影)

 ピーコックネイルも実は難しそうに見えて、慣れてしまえば簡単にできるデザインのひとつ。何色かの色の線を引いていき、硬化させる前に崩すように爪楊枝で線を引っ張るだけでおしゃれなピーコックネイルの出来上がり。
 
バリエーションの幅が広げられるピーコックネイル(筆者撮影)

 線を引くピーコックネイルは慣れていないと失敗しがち。初心者ならば好きなカラーでドットを置いていき、爪楊枝で一方の方向に線を引っ張るのが失敗を少なくするためのコツだ。

 線の引き方を斜めにしたり、カラーの太さに差をつけたりするだけでも全然違ったネイルの印象が楽しめる。バリエーションをつけやすいのも、ピーコックネイルの魅力。ピーコックネイルを極めて、セルフジェルネイルのデザインの幅を広げよう。

ジェルネイルを楽しもう

気分が盛り上がるジェルネイル(画像はイメージ)

 塗る前には下準備をしっかり整えることが、ジェルネイルをきれいに仕上げるコツである。マニキュアとは違い、すぐにやり直しが効かないのはジェルネイルのデメリットだが、一度ネイルの下準備を済ませれば、デザインを変更する時に手間が少なくて済む。

 ジェルネイルをきれいに長く保つためには、下準備が成功のカギであり、セルフジェルネイルの鉄則だ。

 デザインの種類はアイデア次第で無限大。セルフで楽しむうちに、いろいろなデザインが身につくようになり、次のデザインを考える時間も楽しくなることだろう。ジェルネイルで毎日の気分を上げて、季節やイベントを楽しもう。(GEAR)