約2万円でゼンハイザーサウンドを堪能! コスパが良すぎる完全ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」
ゼンハイザージャパンは9月14日に完全ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」を発表した。店頭想定価格は2万1780円でブラックを9月28日、ホワイトを10月中旬に発売する。
購入しやすい価格ながら音質に妥協はない。最上位モデルである「Momentum True Wireless 2」と同等のトランスデューサーや高性能のシングルダイナミックドライバーを搭載するなど、ハイエンドクラスの音質を実現。ハイレゾ相当のaptX Adaptive対応やアクティブノイズキャンセリング、外音取り込み機能など、機能も充実している。
CX Plus True Wirelessは、21年7月に発売された「CX True Wireless」(発売当時の市場想定価格は1万7830円)の上位モデルで、価格以上の性能や機能の向上がみられる。aptX Adaptive対応による高解像度音源の再生や安定した接続性はもちろん、ノイズキャンセリングや外音取り込みも従来は備わっていなかった機能だ。
音質については、まさに隙が無い印象。低音域は力強く響くし、中音域は完全ワイヤレスイヤホンということを忘れるほどにクリアだ。特に感動したのが高音域。突き抜けるような伸びやかさがあり、非常に心動かされるサウンドに仕上がっていた。
ゼンハイザーとして初めてノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載したMOMENTUM True Wireless 2は、遮音性と高音質の両立に重きを置いていたが、CX Plus True Wirelessでも同様のこだわりは貫かれている。室内はもちろん、騒がしい電車内などにおいても、シーンを問わず最高のリスニング環境をキープすることができた。
今回の目玉であるaptX Adaptive対応だが、こちらは再生するスマートフォンやオーディオプレーヤーにも対応している必要があり、記者の環境では試すことができなかった。最新のAndroidスマートフォンであればミドルクラスでも対応していることが多いので、気になるユーザーは事前に確認しておくことをおすすめしたい。
最後にCX Plus True Wirelessの汎用性の高さについて触れておきたい。ゼンハイザーというブランドとシックなデザインから“音楽をきちんとした環境で楽しむ”ことに特化しているように思いがちだが、意外にもワークアウトやテレワークといった用途にも向いている。
耳へのホールド感は先述した通りだが、CX Plus True Wirelessは、IPX4の防滴仕様になっており、雨や汗にも強い設計となっている。また、片耳だけで機能するのでオンライン会議などにも重宝する。もう片方はケースで充電して、使用しているほうのバッテリが切れそうになったら入れ替えてシームレスにスイッチすることも可能で、長時間通話で便利な使い方もできる。
現在の完全ワイヤレスイヤホン市場はアップルの「AirPods Pro」やソニーの「WF-1000XM4」が売れ筋であることからも分かるように、高価格帯の製品がメインストリームとなっている。ゼンハイザーがこれまでラインアップしてきたMOMENTUM True Wireless 2やCX True Wirelessといったモデルも幅広いユーザーから受け入れられており、同社としても手応えは感じているはずだ。
CX Plus True Wirelessは価格と性能のバランスをみてもかなり意欲的で、MOMENTUM True Wireless 2やCX True Wireless以上のインパクトを与えられるように思う。高くても良いものが選ばれる市場でどれだけ印象を残せるか、販売動向に注目したい。(BCN・大蔵大輔)
2万円台では最高クラス? 音質・機能で妥協なし
ゼンハイザーのヘッドホン・イヤホンは多くのオーディオファンにとって憧れの存在だが、それに比例して価格帯も高いレンジの製品が多い。そんななか、CX Plus True Wirelessは2万円台前半で、完全ワイヤレスイヤホン市場においては幅広いユーザーにリーチするミドルレンジに位置している。購入しやすい価格ながら音質に妥協はない。最上位モデルである「Momentum True Wireless 2」と同等のトランスデューサーや高性能のシングルダイナミックドライバーを搭載するなど、ハイエンドクラスの音質を実現。ハイレゾ相当のaptX Adaptive対応やアクティブノイズキャンセリング、外音取り込み機能など、機能も充実している。
CX Plus True Wirelessは、21年7月に発売された「CX True Wireless」(発売当時の市場想定価格は1万7830円)の上位モデルで、価格以上の性能や機能の向上がみられる。aptX Adaptive対応による高解像度音源の再生や安定した接続性はもちろん、ノイズキャンセリングや外音取り込みも従来は備わっていなかった機能だ。
実機をプチレビュー! 全音域で圧倒的表現力
デザインはこれまで発売されてきたCXシリーズを踏襲。特にイヤホンのスクウェア型は象徴的だ。一見大きく感じるが、耳に入れてみると思いのほかすっぽりとハマる。ぴったりとズレなく安定するが、圧迫感はない。耳の小さい女性でも問題なくフィットするはずだ。操作はタッチセンサー式で、指が触れる部分が四角形で広いため、コントロールしやすい。音質については、まさに隙が無い印象。低音域は力強く響くし、中音域は完全ワイヤレスイヤホンということを忘れるほどにクリアだ。特に感動したのが高音域。突き抜けるような伸びやかさがあり、非常に心動かされるサウンドに仕上がっていた。
ゼンハイザーとして初めてノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載したMOMENTUM True Wireless 2は、遮音性と高音質の両立に重きを置いていたが、CX Plus True Wirelessでも同様のこだわりは貫かれている。室内はもちろん、騒がしい電車内などにおいても、シーンを問わず最高のリスニング環境をキープすることができた。
今回の目玉であるaptX Adaptive対応だが、こちらは再生するスマートフォンやオーディオプレーヤーにも対応している必要があり、記者の環境では試すことができなかった。最新のAndroidスマートフォンであればミドルクラスでも対応していることが多いので、気になるユーザーは事前に確認しておくことをおすすめしたい。
最後にCX Plus True Wirelessの汎用性の高さについて触れておきたい。ゼンハイザーというブランドとシックなデザインから“音楽をきちんとした環境で楽しむ”ことに特化しているように思いがちだが、意外にもワークアウトやテレワークといった用途にも向いている。
耳へのホールド感は先述した通りだが、CX Plus True Wirelessは、IPX4の防滴仕様になっており、雨や汗にも強い設計となっている。また、片耳だけで機能するのでオンライン会議などにも重宝する。もう片方はケースで充電して、使用しているほうのバッテリが切れそうになったら入れ替えてシームレスにスイッチすることも可能で、長時間通話で便利な使い方もできる。
現在の完全ワイヤレスイヤホン市場はアップルの「AirPods Pro」やソニーの「WF-1000XM4」が売れ筋であることからも分かるように、高価格帯の製品がメインストリームとなっている。ゼンハイザーがこれまでラインアップしてきたMOMENTUM True Wireless 2やCX True Wirelessといったモデルも幅広いユーザーから受け入れられており、同社としても手応えは感じているはずだ。
CX Plus True Wirelessは価格と性能のバランスをみてもかなり意欲的で、MOMENTUM True Wireless 2やCX True Wireless以上のインパクトを与えられるように思う。高くても良いものが選ばれる市場でどれだけ印象を残せるか、販売動向に注目したい。(BCN・大蔵大輔)