日立、高温加熱で油汚れをはがして凍結洗浄する エアコン「白くまくん」Xシリーズ

新製品

2021/09/08 11:30

 日立ジョンソンコントロールズ空調は10月末に、エアコン内部の熱交換器や風の通り道を清潔な状態にする、独自の新機能を搭載した日立ルームエアコン「白くまくん」から、「プレミアムX」シリーズ11機種を発売する。価格はいずれもオープン。

RAS-X40M2

 「プレミアムX」シリーズは、室内熱交換器を高温加熱することで、しつこい油汚れを融解して剥がれやすくし、凍結させて付着したホコリや菌、カビをつかまえて、一気に溶かして洗い流す「凍結洗浄ヒートプラス」を搭載する。
 
「凍結洗浄ヒートプラス」の動作イメージ

 汚れがたまりやすいエアコン内部のフィルターや通風路、フラップには、除菌力の高い銅合金を新たに採用して付着する菌を除去するほか、通風路、フラップを高温加熱することで、付着するカビの抑制を可能にした。
 
内部には銅合金を採用

 ほかにも、コロナで関心が高い換気に関する機能「換気みまもりAI」も備えている。この機能は、「くらしカメラAI」が部屋にいる人数や活動量を検知し、二酸化炭素濃度を推定して、判断が難しい換気のタイミングを音声で知らせてくれる。また換気していることを検知すると、空調をコントロールしてムダな運転をカットしてくれる。