ダイキン工業は9月6日、部屋の不快な熱気や湿気を屋外に排出する「排気換気」機能を搭載した2022年モデルのルームエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」を発表した。外気を室内に送り込む給気換気機能は21年モデルから搭載しているが、今回、排気換気にも対応することで、例えば、真夏の自宅に帰宅した際に室内の熱を排気しながら冷房したり、巣ごもりの自炊でこもりやすい湿気を排気したりできる。
14畳用のAN40ZRP‐Wの換気能力は、排気風量で27立方メートル/h、給気風量で29立方メートル/hとなる。また、部屋の状況によりリモコンで手動で切り替えることが可能で、「換気ボタン」を1回押すと給気換気、2回押すと排気換気になる。
もちろん、自動で換気運転するモードもある。「AI快適自動運転」には、屋内外の温度差を検知して換気方式を切り替える「換気自動」モードを搭載。冷房運転を開始した時、部屋の温度が屋外より高い場合、冷房と排気換気を同時に行いながら室内にこもった熱を屋外に排出する。室温が屋外よりも低くなって安定したら、今度は給気換気に切り替えて、屋外の新鮮な空気を冷やしながら屋内に送り込む。
このように、換気自動モードは不快な熱を新鮮な空気に切り替える。それだけでなく、冷房運転の立ち上げをアシストする効果も生み、部屋が冷えるまでのリードタイムが5%ほど速くなるという。
新製品では、内部クリーン運転時に排気換気が自動的に連動し、熱交換器の気化した水分をそのまま換気ホースから屋外に排出することで、室内への湿度戻りの課題を軽減した。
他にも新開発の「多段階電子膨張弁」による業界初の除湿制御により、従来機の1.5倍となる最大1500cc/hの除湿量を実現したり、室内の浮遊ウイルスを抑制する「抗ウイルスフィルター」を採用したりするなど、除湿性能や清潔性も向上した。
発売日は10月28日。価格はオープンで想定価格は6畳用のAN22ZRS-Wが26万円前後、14畳用のAN40ZRP-Wが32万円前後となる。(BCN・細田 立圭志)
リモコンに「換気ボタン」を搭載
排気換気の仕組みは、室外機に新搭載した「給気/排気切替ダンパー」と「高静圧ターボファン」が稼働することで、給気と排気の流路が切り替わる。排気換気に切り替わると、室内の不快な熱や湿気が屋外に排出される。14畳用のAN40ZRP‐Wの換気能力は、排気風量で27立方メートル/h、給気風量で29立方メートル/hとなる。また、部屋の状況によりリモコンで手動で切り替えることが可能で、「換気ボタン」を1回押すと給気換気、2回押すと排気換気になる。
もちろん、自動で換気運転するモードもある。「AI快適自動運転」には、屋内外の温度差を検知して換気方式を切り替える「換気自動」モードを搭載。冷房運転を開始した時、部屋の温度が屋外より高い場合、冷房と排気換気を同時に行いながら室内にこもった熱を屋外に排出する。室温が屋外よりも低くなって安定したら、今度は給気換気に切り替えて、屋外の新鮮な空気を冷やしながら屋内に送り込む。
このように、換気自動モードは不快な熱を新鮮な空気に切り替える。それだけでなく、冷房運転の立ち上げをアシストする効果も生み、部屋が冷えるまでのリードタイムが5%ほど速くなるという。
内部クリーン時の「湿度戻り」も軽減
また、これまでの機種では冷房や除湿運転の停止後に、カビの発生を抑制するために熱交換器の水分を乾燥させる「内部クリーン」運転を行っていた。しかし、この運転では、気化した水分が室内に戻ってしまうため湿度が上がってしまうという課題があった。新製品では、内部クリーン運転時に排気換気が自動的に連動し、熱交換器の気化した水分をそのまま換気ホースから屋外に排出することで、室内への湿度戻りの課題を軽減した。
他にも新開発の「多段階電子膨張弁」による業界初の除湿制御により、従来機の1.5倍となる最大1500cc/hの除湿量を実現したり、室内の浮遊ウイルスを抑制する「抗ウイルスフィルター」を採用したりするなど、除湿性能や清潔性も向上した。
発売日は10月28日。価格はオープンで想定価格は6畳用のAN22ZRS-Wが26万円前後、14畳用のAN40ZRP-Wが32万円前後となる。(BCN・細田 立圭志)