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この夏のゲーミングPC自作なら「Core i7-11700」と「H570 Steel Legend」の組み合わせがお勧め

レビュー

2021/07/26 18:00

ユーティリティソフトも便利

 H570 Steel Legendは、UEFIセットアップ画面も見やすく、操作しやすい。UEFIセットアップで、独自のCPUオーバークロック機能であるASRock BFBの設定が可能だ。また、温度によってファンの回転数を変更することや、CPU機能の詳細設定なども行える。
 
UEFIセットアップ画面。シンプルで見やすい
 
温度に応じたファンの回転数も細かく制御できる
 
より高度な設定が可能な詳細モード
 
独自のCPUオーバークロック機能「ASRock BFB」ではTDPを自由に変更できる
 
CPUの機能に関する詳細設定も可能

 専用ユーティリティソフトも充実しており、使いやすい。「ASRock Live Update&APP Shop」から、UEFIのアップデートや必要なユーティリティのダウンロードが可能で、「ASRock A-Tuning」を使えば、マザーボードの状態や設定を確認できる。また、「ASRock Polychrome SYNC」で、マザーボード上やLEDストリップなどの発光色を一挙に制御できる。
 
「ASRock Live Update&APP Shop」で、
UEFIのアップデートや必要なユーティリティのダウンロードが可能
 
UEFIのアップデートやドライバのアップデートも簡単にできる
 
専用ユーティリティ「ASRock A-Tuning」で、
モードの変更やファンの回転数の制御などが可能だ
 
マザーボードの状態も確認できる
 
ファンの回転数の制御はA-Tuningからも行える
 
「ASRock Polychrome SYNC」でRGB LEDの発光色を一挙に制御できる

Core i7-11700とH570 Steel Legendの性能は期待以上!

 参考のために、下記のスペックでゲーミングPCを組み、いくつかベンチマークテストを行ってみた。

CPU:Core i7-11700
マザーボード:H570 Steel Legend
メモリ:DDR4-3200 8GB×2
SSD:NVMe M.2 500GB
ビデオカード:Radeon RX 5700 XT Challenger Pro 12GB OC
OS:Windows 10 64bit

 CPUの性能を計測する「CINEBENCH R23」のマルチコアのスコアは10054ptsで、Core i9-9880Hの9087ptsよりも1割以上高い。2世代前とはいえ、最上位のCore i9を上回るパフォーマンスを叩き出しているのは素晴らしい。
 
「CINEBENCH R23」のマルチコアのスコアは10054pts

 ゲーミングPCということで、「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」も実行してみた。1920×1080ドット、高品質でのスコアは9034、評価は「とても快適」、1920×1080ドット、標準品質でのスコアは12413、評価は「非常に快適」であり、1世代前のミドルレンジ上位のビデオカードとの組み合わせであることを考えると、こちらも優秀な結果だ。
 
「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」の1920×1080ドット、
高品質でのスコアは9034、評価は「とても快適」となった
 
「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」の1920×1080ドット、
標準品質でのスコアは12413、評価は「非常に快適」となった

 今、ゲーミングPCを自作するならCore i7-11700とH570 Steel Legendの組み合わせは、長く現役で使えるいいチョイスだといえるだろう。価格や在庫といった購入しやすさの面でもおすすめのコンビだ。


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