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初期設定で放置はもったいない! iPhoneの「通知」を見直して集中力も仕事効率もアップ

レビュー

2021/07/05 18:00

 iPhoneに通知が届かない日はない。スマホの通知はもはや私たちの生活の一部だ。しかし、作業の邪魔になって鬱陶しく感じたり、大切な通知が埋もれて不便に感じたりすることもあるだろう。そんな「通知疲れ」から自分を守るために、iPhoneの通知設定を見直してみよう。

「ちょっと鬱陶しい」と思っているiPhoneの通知も、少し設定を見直すだけで快適になるかも

「おやすみモード」を活用して仕事に集中

 せっかく仕事に集中していたのに、iPhoneのバイブレーションのせいで集中力が途切れてしまった経験がある人もいるだろう。かといって、サウンド通知を完全にオフにすると見逃しの心配が。そんなときは「おやすみモード」を活用しよう。「おやすみモード」をオンにすると、端末のロック中に着信音や通知音が鳴らなくなる。ただし、通知センターへの通知や不在着信は表示されるので、完全に通知が届かなくなるわけではない。
 
「おやすみモード」は、コントロールセンターからオン/オフの切り替えが可能(左)。
月のアイコンをタップするとオンになる(右)

 「おやすみモード」は、指定した時間に自動でオン/オフを切り替えられる。終業まではずっと通知音をオフにしたい、せめて始業から3時間は集中して作業がしたいといったときに便利だ。ただし、毎日指定した時間に自動で「おやすみモード」がオンになるので注意しよう。
 
「設定」アプリを開き、「おやすみモード」をタップ(左)。
「時間指定」をオンにして、開始/終了時間を設定(右)

 着信音が鳴らないのが困る場合は、「設定」の「おやすみモード」で、「着信を許可」の設定を変更すればOKだ。

「目立たない形で配信」を活用して通知にメリハリを

 アプリをたくさんインストールしていると、毎日いろいろな通知が届いて、仕事などに関する大切なお知らせを見逃しやすくなってしまう。そこでおすすめなのが「目立たない形で配信」機能の活用だ。「目立たない形で配信」に指定したアプリは「おやすみモード」と同様に通知センターにのみ通知が表示され、バナー表示やサウンドなどはオフになる。重要度の低いアプリの通知を「目立たない形で配信」にしておけば、メリハリがつくので、重要な通知が埋もれる心配がない。
 
通知センター等に表示された通知を左方向にスワイプし、「管理」をタップ(左)。
「目立たない形で配信」を選択(右)

LEDフラッシュで通知を見逃さないようにする

 リモートワークの普及によって、音楽を聴きながらの仕事やビデオ会議などの機会が増えたが、イヤホンで耳を塞いでいると、スマホの着信音やバイブレーションに気がつきにくい。着信音やメール受信など、絶対に見逃したくない通知がある場合は、「LEDフラッシュ通知」機能で通知を可視化しよう。
 
「設定」アプリを開いて「アクセシビリティ」をタップし、「ヒアリング/ビジュアル」を選択(左)。
「LEDフラッシュ通知」をオンにする(右)

 iPhoneがスリープ状態のときに通知が届くと、本体背面のLEDが点滅する仕組みだ。通知が届いたのが視覚的にわかりやすくなるが、結構な明るさがあるので、夜間や公共の場ではほかの人の迷惑にならないように注意したい。

プレビューを非表示にしてプライバシーを保護

 LINEやチャットツールなどの通知がロック画面に届いたとき、差出人やメッセージの内容も一緒に表示される。アプリを開かずに内容を確認できるのは便利だが、公共の場で第三者に盗み見られる可能性もあって心配だ。そんなときは、通知のプレビューを非表示にしよう。
 
「設定」アプリ内の「通知」をタップ(左)。画面上部の「プレビューを表示」をタップし、
「ロックされていないとき」もしくは「しない」を選択(右)

 プレビューを非表示にした状態で通知が届くと、アプリ名の下に「1件の通知」とだけ表示される。プライバシーを簡単に守れる一方で、通知には気づきやすいというメリットがある。アプリ別にプレビューの表示を設定したい場合は、「設定」の「通知」で各アプリをタップし、「オプション」欄の「プレビューを表示」をタップ。
 
「プレビューを表示」の設定を「しない」にした場合。長押しするとプレビューが表示される(左)。
アプリごとの設定も可能(右)

 普段当たりまえのように受け取っている通知も、一時的にオフにしたり、不要なものを控え目な表示にしてメリハリをつけたりすると、情報化社会からの解放感を味わえるかもしれない。仕事中はスマホに気を取られたくない、休日くらいはスマホから距離を取りたいという人は、一度通知の設定を見直してみてはいかがだろうか。(TEKIKAKU・山崎理香子)