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面倒なキッチン・風呂・トイレ掃除 シュッとして流すだけの三つの「ラク家事洗剤」

レビュー

2021/07/04 12:30

 できれば家事は手早く済ませたい。特に掃除や片づけをパパッと済ませられたらいいのにと感じる人は多いだろう。梅雨シーズンは雑菌の繁殖も気になるし、毎日のことだからこそ、簡単にラクをしてキレイさを保ちたいものだ。今回紹介するのは、キッチンの洗い物と風呂掃除、トイレ掃除をシュッとするだけでOKな筆者が使っている三つの洗剤を紹介する。

毎日の家事を少しでもラクしよう(画像はイメージ)

洗い物の前にシュッとするのがポイント

 家で食事をした後の洗い物が面倒に感じる人は少なくない。食事をするたびに必ず発生する、食器を洗って、拭いて、片づけるという一連の作業は確かに負担だ。

 例えば、カレーをつくった後の鍋底や、弁当箱などのプラスチック容器の隅は、一度洗ってもキレイにならないことが多い。洗い終わったと思ってからの二度洗いは残念な気持ちになる。

 また、水筒の底やパッキンに、いつの間にか茶渋がついて、取れなくなっていることもしばしば。いつもの洗い物が一度でさっと終わってくれると負担も少なくて済むのに・・・。そんな時に紹介したいのが、P&Gの「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」だ。
 
キッチンの洗い物で頼りになるP&Gの
「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」(筆者撮影)

 ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレーには「微香タイプ」「フレッシュシトラスの香り」があり、「ジョイ W除菌ミラクル泡スプレー」には「微香タイプ」「緑茶の香り」の計4種類ある。筆者はミラクル・クリーン泡スプレーの微香タイプをリピート買いしている。

 ボトルデザインがシンプルなのもいい。シンクの脇にそのまま置いても周囲に溶け込むデザインなので、気づいたときすぐに使える場所に置いておくといいだろう。

2種類の泡で狙い撃ち!最初にシュッして水で流す

 ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレーの特徴は、先端のカバーで「細い泡」と「広がる泡」を使い分けられる点だ。カバーを閉じたときは細い泡が、カバーを開けたときは広い泡が出る構造になっている。
 
細い泡(左)と先端のカバーを開くと広がる泡(右)が出る仕組み(筆者撮影)

 細い泡は、水筒の奥や弁当箱の隅などを狙い撃ちするときに有効だ。一方の広がる泡は、鍋やシンクをキレイにしたいときに全体にまんべんなく吹き付けられる。

 おすすめの利用法は、洗い物をする最初にスプレーをしておくことだ。鍋やプラスチック容器、水筒など、一度洗っただけでは手ごわそうな物にあらかじめスプレーをする。その間に他の洗い物をして、スプレーしておいた物を、最後にざざっと水洗いするのだ。

 ちょっとした使い方のコツだが、こうするだけでもカレーなどの頑固なこびりつきが取れるから不思議。後はいつものように洗うだけでOKだ。少し時間はかかるがスプレーして5分ほど置いておくと、効果がより高く感じられる。

 使っていて驚いたのは、漂白剤でしか落とせないと思っていた頑固な茶渋汚れも、すっきりとキレイに落ちることだ。

ラクして簡単にキレイな浴室を保つアイテム

 一日の疲れは風呂でさっぱり洗い流して、ゆっくりと浴槽に浸かりながらリラックスしたいものだ。しかし、いつも風呂掃除をしているのに、洗い残した汚れがあって入浴する際に浴槽がざらついていたり、浴室の隅や床面にピンク汚れが出てきたりすることはないだろうか。

 毎日キレイな風呂に気持ちよく入りたいけど、風呂掃除はしゃがんだり、スポンジでこすったりと重労働でもある。そんな重労働から開放してくれる商品が、ライオンの「ルックプラス バスタブクレンジング」。これを使うと、簡単に風呂掃除ができる。
 
ライオンの「ルックプラス バスタブクレンジング」(ライオンの公式HPより)

 ルックプラス バスタブクレンジングは、「クリアシトラスの香り」「フローラルソープの香り」「銀イオンプラス ハーバルグリーンの香り」の3種類ある。筆者はいつも、銀イオンプラス ハーバルグリーンの香りを購入している。

 銀イオンプラスは、スポンジなどでこすらなてくも汚れが落ちるだけでなく、銀イオンの力で除菌が可能なので、ピンク汚れの予防ができる。ぜひおすすめしたい。

【失敗談】100均のスプレーボトルでは威力が弱まる

 バスタブクレンジングのスプレーからは、とても細かいミストが噴射する。洗剤液が垂れず、しっかりと浴槽にはりつく。

 洗い方のコツは、レバーを1回引くときに、横にスライドさせながら1メートルほどの範囲をスプレーする。一カ所にシュッと吹き付けるのではなく、浴槽全体を覆うようにシューと吹き付ける。スプレーをした後は、60秒だけ待ったらシャワーで洗い流すだけ。

 銀イオンプラスならピンク汚れの予防も一緒にできる。「汚れが落ちきっていないかも」と感じる時は、流し終わった後にササッとスポンジで水洗いすれば、するっと汚れが落ちる。

 余談だが、筆者は過去にルックプラス バスタブクレンジングの詰め替え用を、100均で購入したスプレーボトルに入れて使っていた時期がある。その時でも、まあまあ一定の汚れ落ちに満足はしていた。

 しかし、新品の専用スプレー容器を購入して使ってみて驚いた。ミストの細かさが全然違うのだ。100均のスプレーボトルでは、浴槽全体を覆うようにシューっと洗剤液を散布するのが難しい。

 やはり専用スプレー容器にはかなわない。強力な洗剤液と、細かいミストが噴射するスプレー容器の両方が揃ってこその威力であることを、身をもって痛感した出来事だった。
 
水彩画風の音符のかわいい柄がお気に入り(筆者撮影)

 筆者は、カインズ限定「つめかえ用大サイズ 800ml×2個パック デザイン柄ボトル付き」のボトルを使用している。毎日使う掃除道具も、せっかくなら見た目も自分好みのものをチョイスして、テンションを上げて使いたいものだ。

トイレはジェルが汚れを覆って「さぼったリング」もなし

 トイレは、ちょっと油断すると便器に丸い汚れの筋ができてしまう。また、いざトイレ掃除をしても、便器のふちの奥までブラシが届かないことがある。掃除を終えて水を流してよく見ると、奥の方に汚れが残ってしまったという経験はないだろうか。

 筆者は、今まで様々なトイレ用洗剤とトイレブラシを試してきた。こまめに掃除すれば汚れも落ちやすく清潔を保てることは分かっていても、できればトイレ掃除は頻繁にしたくない。

 たまに掃除するだけで簡単にキレイになったら最高だ。そんなずぼらな筆者の希望を叶えてくれた商品が、ジョンソンの「超強力トイレクリーナー」である。
 
ずぼらな人の味方、ジョンソンの「超強力トイレクリーナー」(筆者撮影)

 使い方は、横向きのノズルからジェルが出てくるので、それを便器の内側やふちにかける。あとは2、3分待ったら水を流すだけ。

 塩素系の洗剤のため、鼻にツンとくるにおいがある。待っている時間は便器の蓋を閉めておくと、ニオイはある程度抑えられる。
 
便器のふちにかけやすい形状の先端ノズル(筆者撮影)

 汚れ落ちのポイントは、洗剤がジェル状である点。ねっとりしたジェルが、頑固な汚れをしっかりと覆う。もちろん、汚れの頻度や程度にもよるが、筆者は1週間に1回程度、この作業をするだけで便器内は十分なキレイさを保てている。

トイレブラシを手放してストレスフリー

 超強力トイレクリーナーのいいところは、強い洗浄力だけではない。便器内の掃除がこれ一本で済むことだ。トイレブラシでこすらなくてもいいので、トイレブラシを置いておく必要がない。空いたスペースを、他の目的に有効活用できる。

 トイレブラシは濡れたたまま置いておくとカビの繁殖を誘うため、衛生面にも問題がある。また、トイレの奥に置いておくと、床そうじの時に邪魔だ。トイレブラシがなくなるだけでも、生活感が消えて見た目もスッキリして気持ちがいい。

 超強力トイレクリーナーの容器は、一般的なトイレ洗剤よりもスリムでコンパクトなので、ちょっとした場所に収納できるのもありがたい。

 なお、塩素系の洗剤なのでくれぐれも取り扱いは注意しよう。子どもがいる家庭は、子どもの手の届かない場所に保管をする必要がある。

少しずつのラクを積み重ねて毎日の家事をハッピーに

 今回紹介した「ラク家事洗剤」は三つだ。

・キッチンの洗い物がラクになる食器用洗剤、P&Gの「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」
・ピンク汚れも予防できるお風呂洗剤、ライオンの「ルックプラス バスタブクレンジング銀イオンプラス」
・短時間の掃除でキレイを保てるトイレ用洗剤、ジョンソンの「超強力トイレクリーナー」

 どれも洗剤液を散布して、しばらくたってから流すだけの商品ばかり。手抜きではなく、“手間抜き”で毎日の家事が少しでも楽しくできたら、これほどうれしいことはない。ぜひ使ってみてほしい。(GEAR)