読みたいけれど時間がない──。インターネット上には日々膨大なコンテンツが追加される。だからこそ、気になる記事をすべて読むには時間が足りない。そんなときに役に立つのが「Pocket」アプリだ。読みたいコンテンツを保存して後からじっくりと読むことができる。スマートフォンとPCで同期をとることも可能なため、時間と場所を選ばないのもうれしい。
Pocketアプリを使って無料でできること
Pocketアプリは基本機能に関しては無料で使うことが可能である。まずは、無課金で使える機能について紹介したい。
記事を保存して後から読む
Pocketの基本機能は、インターネット上のコンテンツを保存して後から読めること。ニュースや雑誌記事、ブログはもちろん、TwitterやYouTubeまで非常に多くのコンテンツを保存できる。時間がなくて今すぐには読めないコンテンツや、後からもう一度じっくり読みたいコンテンツを保存するのに便利だ。読み終わるまでの予想時間も表示されるため、大まかなスケジュールも立てやすい。コンテンツを消費する計画も立てやすい。保存されたコンテンツはPocket独自の“読みやすいレイアウト”になる。目に入る不要な情報を減らすことで、リラックスして読むことができる。
スマホでもPCでも同期可能
Pocketは1つのアカウントで、スマホでもPCでも同期可能。たとえば電車移動の前にPCを使って車内で読むコンテンツを事前に保存したり、逆に電車移動の最中に見つけた興味深いコンテンツを後からPCでじっくり読める。さまざまな活用方法が考えられ、より効率よく、時間と場所を問わずにコンテンツを堪能できそうだ。
音声読み上げ機能でハンズフリー閲覧
Pocketに保存したコンテンツは、音声読み上げ機能によってハンズフリーで確認ができる。手を動かすことも難しいような混雑した電車内や、荷物が多くて手が離せないような状況、車の中、あるいは歩きながらでも気になる記事コンテンツを消費できる。
Pocketアプリに課金してできること
PocketにはPocket Premiumと呼ばれるより便利な機能を利用できる有料版が存在する。月額600円、あるいは年額5400円で利用可能だ。
大切なコンテンツを永久保存
特に気に入ったコンテンツは何度でも読んだり見たりしたいものだが、配信元の都合で消えてしまうこともありえる。Pocket Premiumでは、保存したアイテムすべてのバックアップを保管する永久保存ライブラリを利用可能だ。コンテンツの消滅におびえることなく利用できるのは、お気に入りのコンテンツを保存しておくのにピッタリだ。
アイテムの全文検索
昔見たコンテンツを探したいと思ったときに、タイトルやURLではなく内容の一部しか覚えていないこともあるだろう。ただ、Pocketで保存したコンテンツのうち、無料版で検索対象となるのはタイトルとURLのみ。一方、Pocket Premiumでは、記事全文やタグも検索対象となる。曖昧な記憶から探したいものを見つけやすいのは、膨大なコンテンツを保存している人にとって便利な機能だ。
おすすめタグでかんたん整理
Pocketにはコンテンツにタグ付けする機能があるが、Pocket Premiumではコンテンツの内容や追加済みのタグをもとに、関連タグをおすすめしてくれる機能がある。コンテンツそれぞれに手動でタグ付けしていくのは面倒な作業だが、それをおすすめという形である程度自動化するので、多くのコンテンツを保存しても、参照しやすくできる。
膨大なコンテンツの海をPocketで乗りこなそう
Pocketは読みたいコンテンツを保存し、後からデバイスを問わずに読めるようにすることで、情報の波を乗りこなす手助けをしてくれるサービスだ。無料版でも多くの機能が利用可能だが、より多くのコンテンツを利用するならより便利に使える有料のPocket Premiumの利用も検討したい。(ライター・ハウザー)