アウトドアでこそ活きる! 完全ワイヤレスイヤホン×スピーカーの融合型デバイス「Duolink」の実力を検証
新たなリスニングスタイルとして、すっかり定着した完全ワイヤレスイヤホンは、ここ最近では音質以外の部分でも進化を遂げ始めている。3月に発売されたMPOW JAPANの「Duolink(デュオリンク)」は、まさにそうした波を体現した製品だ。完全ワイヤレスイヤホンと分離型のスピーカーを融合することで、幅広いシーンに1台で応えられるようにした。記者が使用していて、特に気に入ったのがアウトドアでの利用だ。
Duolinkは通常時、正方形のスピーカーなのだが、中央で分離することができ、内部には完全ワイヤレスイヤホンが収納されている。完全ワイヤレスイヤホン側にチップセットが内蔵されていて、イヤホンを取り出せば完全ワイヤレスイヤホンとして、収納すればスピーカーとして、自動で切り替えて利用することができる。
スピーカーは左右のユニットをくっつけた状態でも、分離させた状態でも使用可能。スピーカー出力は3W×2で計6W。それぞれにサウンドのチューニングを変えているのもこだわりのポイントで、通常のステレオモードでは定位感のある立体的なサウンドに仕上げ、ユニットを切り離したパーティーモードではより低温重視の音作りをしている。
1台2役(公式にはスピーカーの使い方が2通りあることから1台3役をうたっている)であることは単純にお得だが、その活用方法としてメリットが生かしやすいと感じたのが、アウトドアだった。まず、スピーカーとしては左右のユニットをつなぎとめる紐でどこにでもぶら下げることができる。これはスペースを極力節約したいキャンプでは非常に重宝する。
また、キャンプでは他の団体が近くにいてスピーカーで音楽を流しにくいこともある。そんなときは、完全ワイヤレスイヤホンにさっと切り替えればいい。自分だけの世界に浸りながら、調理したり、読書したり、キャンプの雰囲気を存分に盛り上げてくれるはずだ。
実際に試していて、「これは!」となった発見が「ネックスピーカー」的な利用方法だ。スピーカーをつなぐ紐は首からかけるのにちょうどよい。スピーカーのように周囲に音が漏れすぎることなく、完全ワイヤレスイヤホンのように自分の世界にこもりすぎることなく、絶妙なサラウンドを満喫することができた。
注意してほしいのは、Duolinkはハードなアウトドア活用を想定して設計されてはいないということだ。防じん・防水仕様はIP54で多少の塵や水しぶきには耐えるが、キャンプなどで使用するときは丁寧に扱うことを心掛けたほうがよいだろう。再生時間はスピーカー6時間、イヤホン6時間(充電ケースで最大7.5回の充電が可能)。もしスピーカーとして多用するのであれば、モバイルバッテリもあったほうが安心だ。(BCN・大蔵大輔)
Duolinkは通常時、正方形のスピーカーなのだが、中央で分離することができ、内部には完全ワイヤレスイヤホンが収納されている。完全ワイヤレスイヤホン側にチップセットが内蔵されていて、イヤホンを取り出せば完全ワイヤレスイヤホンとして、収納すればスピーカーとして、自動で切り替えて利用することができる。
スピーカーは左右のユニットをくっつけた状態でも、分離させた状態でも使用可能。スピーカー出力は3W×2で計6W。それぞれにサウンドのチューニングを変えているのもこだわりのポイントで、通常のステレオモードでは定位感のある立体的なサウンドに仕上げ、ユニットを切り離したパーティーモードではより低温重視の音作りをしている。
1台2役(公式にはスピーカーの使い方が2通りあることから1台3役をうたっている)であることは単純にお得だが、その活用方法としてメリットが生かしやすいと感じたのが、アウトドアだった。まず、スピーカーとしては左右のユニットをつなぎとめる紐でどこにでもぶら下げることができる。これはスペースを極力節約したいキャンプでは非常に重宝する。
また、キャンプでは他の団体が近くにいてスピーカーで音楽を流しにくいこともある。そんなときは、完全ワイヤレスイヤホンにさっと切り替えればいい。自分だけの世界に浸りながら、調理したり、読書したり、キャンプの雰囲気を存分に盛り上げてくれるはずだ。
実際に試していて、「これは!」となった発見が「ネックスピーカー」的な利用方法だ。スピーカーをつなぐ紐は首からかけるのにちょうどよい。スピーカーのように周囲に音が漏れすぎることなく、完全ワイヤレスイヤホンのように自分の世界にこもりすぎることなく、絶妙なサラウンドを満喫することができた。
注意してほしいのは、Duolinkはハードなアウトドア活用を想定して設計されてはいないということだ。防じん・防水仕様はIP54で多少の塵や水しぶきには耐えるが、キャンプなどで使用するときは丁寧に扱うことを心掛けたほうがよいだろう。再生時間はスピーカー6時間、イヤホン6時間(充電ケースで最大7.5回の充電が可能)。もしスピーカーとして多用するのであれば、モバイルバッテリもあったほうが安心だ。(BCN・大蔵大輔)