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無印良品の「手作りデザート」に新作登場! 水・牛乳があればOKのひんやり系本格スイーツを作ってみた

レビュー

2021/04/12 18:30

 暖かくなって過ごしやすくなってきたが、家事などを頑張っていると汗ばむことも。ひんやりスイーツを食べてひと息つきたくなるところだ。そんなときにおすすめなのが、無印良品の「手作りデザート」シリーズの新作だ。自宅で簡単に作れる甘味の手作りキットで、「マンゴープリン」「杏仁豆腐」「粉からつくるタピオカドリンク」の3種類が販売されている。

無印良品の「手作りデザート」シリーズ。
それぞれ1袋につき4人分が同梱されている

「マンゴープリン」は超簡単なのにフルーティー

 最初に作ってみたのは、「手作りデザート マンゴープリン」。手作りキット以外に必要な材料は、なんと熱湯300mlだけ。火すら使う必要がなく、混ぜて冷やすだけで作れる手軽さが魅力だ。まずはボウルに粉末状のマンゴープリンミックスと熱湯を入れ、ミックスが完全に溶けるまで泡立て器でしっかり混ぜ合わせる。ミックスは粉末の状態では無味無臭で白っぽい色だが、お湯を注ぐと一気にマンゴーの濃厚な香りが立ち昇ってくる。
 
「手作りデザート マンゴープリン」は100g(390円)。
キット内容はマンゴープリンミックスとマンゴーソース

 ミックスとお湯が完全に混ざったら、マンゴーピューレを使用したマンゴーソースを入れてしっかり混ぜる。あとは容器に流し入れて室温で冷まし、ラップをかけて冷蔵庫で2~3時間冷やし固めるだけ。
 
完成したマンゴープリン。冷やし固める際にラップをかけるのを忘れてしまったが、
味に問題はなかった。ビタミンカラーが綺麗!

 完成したマンゴープリンは、見た目はプルンとしているが舌触りはトロッと滑らか。非常に簡単な工程だったにも関わらず、本格的なマンゴーの濃厚さを楽しめる。フルーティーな酸味もあり、食後のデザートなどにもさっぱり食べられるのも魅力だ。

牛乳で作る「杏仁豆腐」はまるでお店の味!

 次に作ってみたのは、「手作りデザート 杏仁豆腐」。香料を使わず、杏の種のなかの核「仁(さね)」を使用しており、杏仁本来の味を楽しめるんだとか。必要な材料はキットのほかに牛乳400mlだけ。牛乳を鍋に入れて沸騰直前まで加熱し、火を止めて杏仁豆腐ミックスとよく混ぜ合わせる。容器に流し入れて室温で冷ましたら、ラップをかけて約3時間冷やし固めれば完成だ。
 
「手作りデザート 杏仁豆腐」は46g(490円)。温まった牛乳と杏仁豆腐ミックスを混ぜ合わせていると、
マイルドな甘い香りがふわ~っと漂ってくる。
 
完成した「手作りデザート 杏仁豆腐」

 マンゴープリンと比較すると、弾力があってちょっとモチッとした食感。最初は牛乳のやさしい甘みを感じるが、後味は中華料理店で出される杏仁豆腐そのものだ。食べ応えもあるので、おやつタイムの小腹満たしにもいいだろう。

「ピオカドリンク」は難しかったけど感動のおいしさ

 不器用な筆者が苦労したのが、「手作りデザート 粉からつくるタピオカドリンク」。国内製造のタピオカミックスに水を25ml加え、パサつきがなくなるまで3~5分こねる。続いてそれを4等分にして、それぞれ約25cmの棒状に伸ばす。

 苦労したのはここから。伸ばした生地を1cm幅に切り分けて丸めるのだが、生地がモチモチしすぎるあまり手やまな板にくっついてしまい、思い通りの大きさにできなかった。打ち粉をするわけにもいかないので、こまめに手を濡らして生地が離れやすいようにして何とか乗り切った。
 
「手作りデザート 粉からつくるタピオカドリンク」は110g(390円)。
タピオカミックスは灰色っぽい粉だが、こねるとお馴染みの色になる

 あとは丸めた生地を10分程度茹で、冷水に入れてぬめりをとる。キットには黒糖味のドリンクベースも入っているので、140mlの牛乳で割れば黒糖タピオカミルクの完成だ。

 苦労しただけあって、味は最高! コンビニなどに売っているこんにゃく粉を使ったものではなく、専門店で味わえるあのモッチモチの本物のタピオカだ。黒糖ミルクの甘さも自由に調整できるので、牛乳の割合を多くしてスッキリ飲めるようにした。「タピオカってもうブーム終わったでしょ」と斜に構えていたが、本格的な味を自宅で作って楽しめるのには感動した。
 
思っていたより大粒のタピオカになってしまったが、その分食感を楽しめた。
一人で作るのは大変なので、家族や友人と作るといいかも

 適度な待ち時間もあるので、その時間に家事や趣味のことをすると良い暇つぶしになった。いずれもお手頃価格で4人分作れるので、家族や友人と楽しんでも良し、自分へのご褒美として独り占めしても良し。まだまだ「おうち時間」が大切になりそうなので、自宅で本格ひんやりスイーツを作ってリラックスしてみては?(TEKIKAKU・山崎理香子)