Skullcandy初のノイキャン搭載完全ワイヤレスイヤホンの実力は? 1万円台で音質&機能はハイエンドクラス
ドクロマークが目印のSkullcandyから、同社初となるノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「Indy ANC」が発表された。発売は3月25日だが一足先に体験することができたので、音質や機能を数日間に渡ってレビューしてみた。
Indy ANCは、AppleのAirPodsシリーズのようにステムのあるデザインを採用している。タッチパネルを備える表面に、おなじみのドクローマークが刻印されており、見た目のスタイリッシュさは同ブランドならではといえるだろう。本体を収めるケースは薄型で、こちらにもシンボルであるブランドロゴが刻まれている。
装着感も非常に良好だ。イヤーピースだけでなくイヤーフックも3サイズ同梱しており、自分の耳にフィットするよう調整できる。激しい動きの中でもズレにくく、ランニングやトレーニングの相棒としても最適といえそうだ。ハウジングがコンパクトなので、長時間の装着でも圧迫感は少なかった。
本体にはボタンが一切なく、左右のイヤホン上部に備わったタッチパネルで操作する。再生/停止、音量調整、曲送り/曲戻し、ノイキャンオン/オフ、ボイスアシスタント起動など、幅広いコントロールが可能だが、タップするか、長押しするかでもアクションが変わってくるので、スムーズにコントロールするには慣れが必要かもしれない。
肝心の音質は、想像していたよりもずっと洗練されていた。Skullcandyの持ち味である迫力のある重低音は完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほど、しっかりと響いてくるし、中高音域とのバランスも絶妙だ。ベースやドラムの効いた楽曲はもちろん、ストリングス系やピアノが中心の楽曲でも情感たっぷりのサウンドを響かせてくれる。
Indy ANCの売りであるノイズキャンセリング機能は、ハイブリッド方式を採用している。ここのところ、コスパモデルでもノイキャンを搭載するモデルは増えてきたが、音を鳴らしていないときに電子音が入るなど、クオリティはさまざまだ。その点、Indy ANCは自然な形で雑音を消し、違和感がない。外音を取り込むアンビエントモードを搭載しているのもうれしいポイントだ。
さらに、専用アプリ「Skullcandy」と連携させれば、左右の聴力を測定して個人に最適化した理想の音質に補正することができるようになる。人によって聞こえにくい音域があるが、こうした細かい音まで聞き取れるようになるのは、イヤホンのアプローチとして新鮮だった。アプリではこのほか、音楽モード・ポッドキャストモード・ムービーモードの切り替えもできる。
機能盛り盛りだが、最後にもう一つ付け加えておきたいのが、紛失物防止アプリ「Tile」と連携した機能だ。アプリをダウンロードして、この機能を使えば、イヤホンの紛失時にスマートフォンと接続が切れたら場所を追跡したり、イヤホンからアラームを出すことができる。ケーブルレスで紛失しやすい完全ワイヤレスイヤホンだからこその気遣いといえるだろう。
最後に触れておきたいのがIndy ANCの価格だ。発表時で税込み1万2980円となっており、これだけの音質と機能を備えたモデルとしてはかなりお買い得といえる。AirPodsのような高級機は高すぎる、でも格安モデルは不安がある、という人にこそおすすめしたい。(BCN・大蔵大輔)
Indy ANCは、AppleのAirPodsシリーズのようにステムのあるデザインを採用している。タッチパネルを備える表面に、おなじみのドクローマークが刻印されており、見た目のスタイリッシュさは同ブランドならではといえるだろう。本体を収めるケースは薄型で、こちらにもシンボルであるブランドロゴが刻まれている。
装着感も非常に良好だ。イヤーピースだけでなくイヤーフックも3サイズ同梱しており、自分の耳にフィットするよう調整できる。激しい動きの中でもズレにくく、ランニングやトレーニングの相棒としても最適といえそうだ。ハウジングがコンパクトなので、長時間の装着でも圧迫感は少なかった。
本体にはボタンが一切なく、左右のイヤホン上部に備わったタッチパネルで操作する。再生/停止、音量調整、曲送り/曲戻し、ノイキャンオン/オフ、ボイスアシスタント起動など、幅広いコントロールが可能だが、タップするか、長押しするかでもアクションが変わってくるので、スムーズにコントロールするには慣れが必要かもしれない。
肝心の音質は、想像していたよりもずっと洗練されていた。Skullcandyの持ち味である迫力のある重低音は完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほど、しっかりと響いてくるし、中高音域とのバランスも絶妙だ。ベースやドラムの効いた楽曲はもちろん、ストリングス系やピアノが中心の楽曲でも情感たっぷりのサウンドを響かせてくれる。
Indy ANCの売りであるノイズキャンセリング機能は、ハイブリッド方式を採用している。ここのところ、コスパモデルでもノイキャンを搭載するモデルは増えてきたが、音を鳴らしていないときに電子音が入るなど、クオリティはさまざまだ。その点、Indy ANCは自然な形で雑音を消し、違和感がない。外音を取り込むアンビエントモードを搭載しているのもうれしいポイントだ。
さらに、専用アプリ「Skullcandy」と連携させれば、左右の聴力を測定して個人に最適化した理想の音質に補正することができるようになる。人によって聞こえにくい音域があるが、こうした細かい音まで聞き取れるようになるのは、イヤホンのアプローチとして新鮮だった。アプリではこのほか、音楽モード・ポッドキャストモード・ムービーモードの切り替えもできる。
機能盛り盛りだが、最後にもう一つ付け加えておきたいのが、紛失物防止アプリ「Tile」と連携した機能だ。アプリをダウンロードして、この機能を使えば、イヤホンの紛失時にスマートフォンと接続が切れたら場所を追跡したり、イヤホンからアラームを出すことができる。ケーブルレスで紛失しやすい完全ワイヤレスイヤホンだからこその気遣いといえるだろう。
最後に触れておきたいのがIndy ANCの価格だ。発表時で税込み1万2980円となっており、これだけの音質と機能を備えたモデルとしてはかなりお買い得といえる。AirPodsのような高級機は高すぎる、でも格安モデルは不安がある、という人にこそおすすめしたい。(BCN・大蔵大輔)