寒い日の夜、ふとんが冷たいとなかなか寝付けない。そこで使いたいのがふとん乾燥機。天日干ししたくないこれからの花粉シーズンも活躍する、アイリスオーヤマの「ふとん乾燥機 ハイパワー カラリエ KFK-301」の使い心地を試してみた。
ホースは伸ばすと約110cm。温風が吹き出るノズルには、ふとんを持ち上げるための「ロング立体ノズル」が備わっている。ノズルを立てることで、ふとんの奥やすみまで温風を行き渡らせる仕組みだ。
運転モードはあたため(高温風20分)、冬(高温風60分)、夏(高温風60分後、送風20分)、ダニ(高温風100分)の四つ。運転時間は季節や用途に応じた設定となっている。このほか、最短約5分であたためる「ターボ」モードも搭載するので、素早く乾燥したいときやあたためたい時に便利だ。
ディスプレイに残りの運転時間とモードが表示されるほか、吹き出す温風の温度帯が赤(高温)、黄色(低温)、青(送風)のランプの点灯で示されるので、運転状況が直感的に分かるのもいい。
試しにシングルサイズのふとんをあたためてみた。高温であたためる冬モードで運転を開始すると、最初19℃だった足元の温度計は、10分で46℃に上昇した。パワフルにふとんをあたためているのがわかる。
ターボモードなら約5分であたためられるが、ターボを使わなくても短時間であたためられるので、電気代などの心理的ハードルも下がる。ちなみに、試しにターボモードを使ったところ、5分で18℃から45℃に上がった。
事前の準備はノズルを伸ばすだけなので実に簡単。あたためる際のコツは、ふとんの両端を本体に挟み込むようにして隙間ができないようにすることぐらいだろう。
ふとん乾燥機以外の使い方もある。「くつ乾燥アタッチメント」を使えば、梅雨シーズンなどの靴の乾燥に便利。集中的に温風を当てられるので、靴の中までしっかり乾かせる。付属の「まくら乾燥袋」を使えば、枕をしっかり乾燥することもできる。
また蛇腹のホースは折り曲げてセットできるので、ふとんだけでなく、ベッドなど少し高い場所で使いたいときにも重宝する。他にも、付属のアロマケースに、アロマオイルを染み込ませた脱脂綿を入れてノズルにセットすれば、リラックスできる香りのついたふとんで眠ることもできる。
ひとつ不満を挙げるとすれば、パワフルにあたためるため仕方のないことなのだが運転音だ。そばにいると結構大きな音がするので、誰もいないときに使うのがいいだろう。例えば、設定した時刻の30分前から運転を開始してくれる「あたため予約」モードを上手く使えば、人がいなくても自動であたたまる。
使い終わったときは、伸ばしたホースを縮めて本体にセットするだけでコンパクトに収納できる。
なお、今回使用したKFK-301は、ノズルが1本なのであたためられるふとんは1組だが、ノズルが2本のモデルなら2組あたためられるので、家族構成や用途にあわせて選んでほしい。消費電力は900W、実勢価格は1万7090円前後となっている。
寒い時期にふとんをあためるのはもちろん、人は寝ている間に大量の汗をかくのでふとん乾燥機を定期的に使っていつもふわふわのふとんで眠りたい。
普段、ふとんを天日干ししているという人も、これからの花粉シーズンで外で干したくない時は、ふとん乾燥機が1台あると便利だ。個人的に、ふとん乾燥機は生活の質を上げるアイテムの一つだと考えているので、おすすめしたい。(家電ライター・伊森ちづる)
最短5分であたためる「ターボモード」搭載
アイリスオーヤマのふとん乾燥機の「カラリエ」シリーズは、マットを使わずにホースをふとんに差し込むだけで簡単に乾燥できるのが特徴だ。コンパクトなボディーなので、収納するときの場所もとらない。今回使った「ハイパワー カラリエ KFK-301」の本体サイズは、幅168×奥行150×高さ380mm(本体重量は1.8kg)だったので、押し入れの下段に十分に収納できた。ホースは伸ばすと約110cm。温風が吹き出るノズルには、ふとんを持ち上げるための「ロング立体ノズル」が備わっている。ノズルを立てることで、ふとんの奥やすみまで温風を行き渡らせる仕組みだ。
運転モードはあたため(高温風20分)、冬(高温風60分)、夏(高温風60分後、送風20分)、ダニ(高温風100分)の四つ。運転時間は季節や用途に応じた設定となっている。このほか、最短約5分であたためる「ターボ」モードも搭載するので、素早く乾燥したいときやあたためたい時に便利だ。
ディスプレイに残りの運転時間とモードが表示されるほか、吹き出す温風の温度帯が赤(高温)、黄色(低温)、青(送風)のランプの点灯で示されるので、運転状況が直感的に分かるのもいい。
試しにシングルサイズのふとんをあたためてみた。高温であたためる冬モードで運転を開始すると、最初19℃だった足元の温度計は、10分で46℃に上昇した。パワフルにふとんをあたためているのがわかる。
ターボモードなら約5分であたためられるが、ターボを使わなくても短時間であたためられるので、電気代などの心理的ハードルも下がる。ちなみに、試しにターボモードを使ったところ、5分で18℃から45℃に上がった。
事前の準備はノズルを伸ばすだけなので実に簡単。あたためる際のコツは、ふとんの両端を本体に挟み込むようにして隙間ができないようにすることぐらいだろう。
睡眠の質を上げるふとん乾燥機
足元はもちろん、ふとん全体がポカポカになり快適だ。雪が降った日など、寒くてなかなか部屋があたたまらないのだが、寝室はエアコンで部屋をあたためるより、ふとん乾燥機でふとんをポカポカにしておく方が、リラックスしながらスムーズに眠ることができると思った。温風であたたまった、ふかふかに膨らんだふとんに包まれている感触も、気持ちいいし落ち着くものだ。ふとん乾燥機以外の使い方もある。「くつ乾燥アタッチメント」を使えば、梅雨シーズンなどの靴の乾燥に便利。集中的に温風を当てられるので、靴の中までしっかり乾かせる。付属の「まくら乾燥袋」を使えば、枕をしっかり乾燥することもできる。
また蛇腹のホースは折り曲げてセットできるので、ふとんだけでなく、ベッドなど少し高い場所で使いたいときにも重宝する。他にも、付属のアロマケースに、アロマオイルを染み込ませた脱脂綿を入れてノズルにセットすれば、リラックスできる香りのついたふとんで眠ることもできる。
ひとつ不満を挙げるとすれば、パワフルにあたためるため仕方のないことなのだが運転音だ。そばにいると結構大きな音がするので、誰もいないときに使うのがいいだろう。例えば、設定した時刻の30分前から運転を開始してくれる「あたため予約」モードを上手く使えば、人がいなくても自動であたたまる。
使い終わったときは、伸ばしたホースを縮めて本体にセットするだけでコンパクトに収納できる。
なお、今回使用したKFK-301は、ノズルが1本なのであたためられるふとんは1組だが、ノズルが2本のモデルなら2組あたためられるので、家族構成や用途にあわせて選んでほしい。消費電力は900W、実勢価格は1万7090円前後となっている。
寒い時期にふとんをあためるのはもちろん、人は寝ている間に大量の汗をかくのでふとん乾燥機を定期的に使っていつもふわふわのふとんで眠りたい。
普段、ふとんを天日干ししているという人も、これからの花粉シーズンで外で干したくない時は、ふとん乾燥機が1台あると便利だ。個人的に、ふとん乾燥機は生活の質を上げるアイテムの一つだと考えているので、おすすめしたい。(家電ライター・伊森ちづる)