Apple初のヘッドホン「AirPods Max」登場、iPhoneとの連携機能も搭載

新製品

2020/12/09 18:00

 Appleは、同社初のワイヤレスオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Max」を12月15日に発売する。税別価格は6万1800円。予約注文の受付を開始している。完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」の技術を取り入れ、原音に忠実なサウンドを実現した。

12月15日にAppleが発売する「AirPods Max」

 カラーは、スペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクの5色。iPhoneとの連携機能も多彩で、iPhoneにかかってきた電話に応答すれば自動で通話に切り替わるほか、iPhone、iPad、Mac間ならシームレスにサウンドの移動が可能だ。

Apple独自の使いやすさを追求

 新製品は、独自の音響設計と、左右二つのH1チップ、先進的なソフトウェアを組み合わせたヘッドホン。アクティブイコライゼーション、アクティブノイズキャンセリング、外音取り込みモード、立体的なオーディオなどを通じて、これまでにないサウンド体験を提供する。

 ヘッドバンドのキャノピーは通気性のあるニットメッシュ素材で作られており、ヘッドホン全体の重さを分散して頭にかかる圧力を減らす。ステンレススチール製のフレームを採用したヘッドバンドは耐久性と柔軟性をあわせ持ち、さまざまな形やサイズの頭になじむよう配慮した。左右のイヤーカップも圧力を分散する設計で、頭の曲線にフィットする仕組みになっている。イヤークッションには音響を考慮した形状記憶フォームを取り入れ、密閉性を追求した。
 
着け心地にも配慮した設計

 内部には、Appleが設計した40mm口径のダイナミックドライバを搭載。深みのある豊かな低音域、正確な中音域、明瞭で透き通った高音域の伸びによって、さまざまな音がはっきり聞こえるという。

 機能面では、光学センサーとポジションセンサーによって、ユーザーの頭に装着されたことを自動的に検知し、オーディオの再生を開始。頭から外したり、片方のイヤーカップを耳から話したりすると、オーディオは一時停止する。バッテリは最長で連続20時間の再生に対応。Siriを通じて音楽の再生や電話、音量調節も可能だ。