シミュレーションでETロボコンをオンライン開催、「KAMOGAWA」がアドバンストクラスで総合優勝
組込みシステム技術協会(JASA)は11月22・23日の2日間、「ETロボコン2020チャンピオンシップ大会」を開催した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今回初めてフルオンラインで実施。例年は実際のコースでロボットを走らせる競技を行ってきたが、今回は、実行委員会の有志が開発した専用のシミュレーターで競技を行った。
参加総数183チームの中から予選を勝ち抜いた50チームがチャンピオンシップ大会に進出し、ロボットプログラミングの腕を競った。総合優勝には、エントリークラスでは、OKIソフトウェアの「OSK」、プライマリークラスでは、個人参加の「鶴舞工業大学」、アドバンストクラスでは、京都府立京都高等技術専門校 システム設計科の「KAMOGAWA」の3チームが輝いた。
今回、アドバンストクラスで総合優勝したチーム、KAMOGAWAは、モデル審査で最高位の「Excellent Model」を獲得したうえで、競技でも優勝し文句なしの総合優勝を勝ち取った。また、プライマリークラスで優勝した個人資格で参加したチーム鶴舞工業大学は、実在しない大学の名称をチーム名に冠した。チーム全員は学生としては今年最後の参加になったという。
組込みシステムでの技術教育・人材育成をテーマとしたETロボコン(ETソフトウェアデザインロボットコンテスト)。2002年に始まり今年で19回目を数える。例年、教育用レゴ・マインドストーム EV3を「走行体」として使い、あらかじめ組み込んだプログラムに従って一定のコースを走行。課題をクリアしながら合計タイムを競う。今年は、EV3用に作ったプログラムがそのまま動作するシミュレーター上で競技を展開した。
ETロボコン実行委員会の星光行 本部・実行委員長は閉会式の総評で「初めてのオンライン開催で、正直どうなるかという不安もあった。しかし、結果は予想以上だった。シミュレーターを使っての競技は実際の競技と遜色なかった。途中回線が途切れるなどで配信が滞る場面もあったのは残念だったが、各選手は実競技と変わらぬ走行を実現してくれた。コロナ禍で実際会うことなくプログラミングができたことは、オンライン競技ならでは。来年はぜひ実競技で実施したいが、シミュレーター競技も両方実施してもいいかもしれない」と話した。(BCN・道越一郎)
参加総数183チームの中から予選を勝ち抜いた50チームがチャンピオンシップ大会に進出し、ロボットプログラミングの腕を競った。総合優勝には、エントリークラスでは、OKIソフトウェアの「OSK」、プライマリークラスでは、個人参加の「鶴舞工業大学」、アドバンストクラスでは、京都府立京都高等技術専門校 システム設計科の「KAMOGAWA」の3チームが輝いた。
今回、アドバンストクラスで総合優勝したチーム、KAMOGAWAは、モデル審査で最高位の「Excellent Model」を獲得したうえで、競技でも優勝し文句なしの総合優勝を勝ち取った。また、プライマリークラスで優勝した個人資格で参加したチーム鶴舞工業大学は、実在しない大学の名称をチーム名に冠した。チーム全員は学生としては今年最後の参加になったという。
組込みシステムでの技術教育・人材育成をテーマとしたETロボコン(ETソフトウェアデザインロボットコンテスト)。2002年に始まり今年で19回目を数える。例年、教育用レゴ・マインドストーム EV3を「走行体」として使い、あらかじめ組み込んだプログラムに従って一定のコースを走行。課題をクリアしながら合計タイムを競う。今年は、EV3用に作ったプログラムがそのまま動作するシミュレーター上で競技を展開した。
ETロボコン実行委員会の星光行 本部・実行委員長は閉会式の総評で「初めてのオンライン開催で、正直どうなるかという不安もあった。しかし、結果は予想以上だった。シミュレーターを使っての競技は実際の競技と遜色なかった。途中回線が途切れるなどで配信が滞る場面もあったのは残念だったが、各選手は実競技と変わらぬ走行を実現してくれた。コロナ禍で実際会うことなくプログラミングができたことは、オンライン競技ならでは。来年はぜひ実競技で実施したいが、シミュレーター競技も両方実施してもいいかもしれない」と話した。(BCN・道越一郎)