• ホーム
  • ライフスタイル
  • 電響社、若い女性向け新ブランド「macaful」発表、第一弾は2品調理できるホットプレート

電響社、若い女性向け新ブランド「macaful」発表、第一弾は2品調理できるホットプレート

新製品

2020/11/19 18:30

 家電ディストリビューターの電響社は、来春の新生活シーズン向けに20~30代女性をターゲットにした新ブランド「macaful(マカフル)」を立ち上げた。第一弾として4種類のハーフプレートの組み合わせで2品が同時に楽しめるA4サイズの「キッチンirodoriペアプレート MPP-950L-GRG」を2021年2月に発売する予定だ。

新ブランド「macaful」の第一弾となる「キッチンirodoriペアプレート」

ペルソナは27歳、社会人5年目の女性一人暮らし

 これまで電響社では、低価格でシニア向けの「ZEPEAL(ゼピール)」というブランドを主力に扱ってきた。新ブランドのmacafulは、より個性的で若い、20~30代の女性の一人暮らしをターゲットにする。より広く多くの人に愛される従来のブランドから、エッジが効いてデザインにもこだわりのあるブランドという違いがある。

 同社の村山欣哉執行役員グループ販売部長は「巣ごもり需要で家にいる時間が長くなり、若い女性が多少高くてもデザインが気に入ったり、こだわりのある商品を購入する傾向にある」と語る。
 
macafulのターゲットゾーン

 新ブランドを開発するにあたり、27歳の吉川なまかというブランドが求める架空の女性のペルソナをしっかりと立てた。社会人5年目で内勤、年収は370万円、一人暮らしで会社からの家賃補助あり、電車通勤は20分。オンとオフで変わる服装のイメージやメイクの特徴、部屋のインテリアなども想定した。

 所有するiPhone 11に入れているアプリは、LINE、Instagram、ZOZOTOWN、スマートニュース、Apple musicなど、かなり詳細なターゲット設定をしていることがわかる。

 macafulは、特別な人の贈り物とされるマカロンと、彩りが豊かなカラフルを合わせてつくられた。シリーズのカラーも、グレーとべージュを織り交ぜてインテリアになじむ「グレージュ」に統一。アクセントにカッパー(銅メッキ)を添える。

ハーフプレートは別々に温められる

 第1弾となるA4サイズのキッチンirodoriペアプレートは、5種類のプレートのうち4種類(平/焼肉/たこ焼き38ミリ/たこ焼き45ミリ)のハーフプレートを自在に組み合わせることができる。残り1つは鍋や煮込みス料理用の深鍋プレートだ。
 
4種類(平/焼肉/たこ焼き38ミリ/たこ焼き45ミリ)のハーフプレートを自在に組み合わせることができる

 例えば、焼肉とたこ焼きを一緒につくったり、たこ焼きとチーズフォンデュをつくるといったことができる。たこ焼きも、シーンによって直径45ミリや38ミリなどサイズを切り替えて使える。しかも、ハーフプレートはそれぞれ温度が変えられるように、二つのヒーターとダイヤルを搭載。保温・弱温・中温・強温(最大240℃)から調節できるので、アイデア次第で料理のバリエーションも増えるだろう。

 プレート同士がしっかりと組み合うように継ぎ目の箇所に工夫を施しているので、調理中にプレートがずれたり、プレートの間から汁や油が落ちたりしにくいようになっている。使い終わった後のメンテナンスが楽になるように配慮したという。
 
ハーフプレートは最大240℃まで別々に温度調整ができる

 なお、新製品の発売に合わせてフードコーディネーターの柏原歩さんと共同開発したレシピブックも制作中とのこと。普段の料理をつくるのもいいし、少人数の友だちと「おうちパーティー」をするときにも活躍するだろう。

 新型コロナも第3波が押し寄せて、長期化の様相を呈している。おうち時間をいかに楽しく過ごすかがメンタルヘルスの観点からも重要になりつつある。一人暮らしのサイズ感で在宅時間を楽しめるキッチンirodoriペアプレートの発売が待ち遠しい。(BCN・細田 立圭志)