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ソニーやGoogleも注目の“クラウドゲーム” 「フォートナイト」で実際にプレイしてみた

「フォートナイト」は?

 ついでなので、もう一つの人気ゲーム「フォートナイト」をプレイしてみた。このゲームもアプリ版はあるが、あえてPC版を試してみた。映像はこちらもキレイだ。チームプレイのゲームなので、遅延があった場合に迷惑をかけてしまうことを懸念してソロで参戦した。待機中にツルハシを振り回して資材を集めてみたが、この動きだけなら問題ない。いざ戦闘が始まると、ラグがあるのか敵の打つ弾があまり当たらない。また、敵が攻撃していないときに自分のキャラが倒れたので、やはり遅延は多少あるようだ。
 
スマホでPC版のフォートナイトをプレイ。バーチャルコントローラーを使用した

 また、フォートナイトをプレイする際はバーチャルコントローラーを使用した。ログイン時のアカウント情報入力に使ったのは、バーチャルキーボードだ。どちらも画面左上にある矢印をタップすると起動できる。画面上にコントローラーやキーボードが表示されるため、手放しに便利とは言えない。しかし、スマホ単体であらゆる操作を可能にしているという意味では活躍している。PS4のリモートプレイをスマホ単体で利用した際とほぼ同じ使い勝手だった。

現在のクラウドゲームにピッタリなのは?

 複数のクラウドゲームをプレイしてみてしっくりきたのは、じっくりと遊ぶRPGだ。アクション要素が絡むと操作の難易度は上がるが、コマンドをじっくり選ぶバトルならバーチャルコントローラーでも問題ない。スマホ向けゲームよりもボリュームのあるゲームをどこでもプレイできるので、思わず通勤や帰宅中の電車を乗り過ごしてしまいそうだ。

 気になる通信容量は、1時間程度遊んで1GBほど。遊ぶゲームや通信状況によって前後するので、あくまで今回の結果だ。準備のためにアプリをインストールしたり、アカウント情報の入力に手間取ったりしたので純粋には計れないが、動画を視聴するのと変わらない程度。昨今の大容量プランなら問題ないはずだ。

 2020年10月現在、「auスマートパスプレミアム用GeForce NOW」は残念ながらiPhoneやiPadには対応していない。対応するスマホOSはAndroidだけだが、WindowsやMacではプレイすることができる。今回は4G回線でプレイしたが、5G回線なら遅延はもっと少なくなり、快適に遊ぶことができるのか。別の機会に検証してみたい。

 なお、「auスマートパスプレミアム用GeForce NOW」の連続プレイ時間は基本1時間まで。12月までは6時間に延長しているので、何かの機会に有料会員になったら、試してみると面白いだろう。「GeForce NOW Powered by au」は月額1800円。いずれも有料ゲームをプレイする場合は別途購入費用がかかるので留意しておきたい。(BCN・南雲 亮平)

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