RFマウント採用のデジタルシネマカメラ「EOS C70」、EOS R用交換レンズが使用可能

 キヤノンは11月中旬に、デジタルシネマカメラ「EOS C70」を発売する。

EOS C70(「RF24-105mm F4 L IS USM」装着時)

 EOS C70は、「CINEMA EOS SYSTEM」のカメラとしては初めて「EOS R」システムの「RFマウント」を採用したデジタルシネマカメラ。EOS R用の交換レンズ「RFレンズ」が装着可能で、11月下旬発売予定の別売マウントアダプタ「EF-EOS R 0.71×」を装着すれば、「EFレンズ」も装着できる。

 本体には、有効画素数約885万画素の4Kスーパー35mmCMOSセンサー「DGO(Dual Gain Output)センサー」を搭載し、明暗差の大きい環境でも像ズレがなく、豊かな階調を備えた4:2:2(10ビット)の4K映像撮影が可能で、映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 7」によって、4K/120Pのハイフレーム動画をUHS-II規格に対応したSDカードに記録できる。

 SDカード用スロットは2基で、バックアップ用の同時記録やプロキシの同時記録、リレー記録、4K/2K同時記録など、多彩な記録モードを備えている。さらに、ディープラーニング技術によって開発した被写体認識アルゴリズムを搭載することで、「デュアルピクセルCMOS AF」時に被写体の頭部を検出して安定した追尾を実現する。

 また、タッチパネルで素早く撮影設定を変更可能な「ダイレクトタッチコントロール」機能など、快適な映像制作を実現する、さまざまな機能を備えている。サイズが幅160×高さ130×奥行き116mmで、重さが約1190gとなっている。