144Hz高速大画面を搭載した5G対応ゲーミングスマホ、「RedMagic 5」が日本上陸

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2020/07/01 19:00

 スマートフォン(スマホ)メーカーの中国Nubia Technology(ヌビア)は、処理速度・表示反応速度を追求した次世代通信の5Gに対応したゲーミングスマホ「RedMagic 5」の販売を7月1日に日本で開始した。価格は629ドルから。

RedMagic 5

 RedMagic 5は、6.65インチのアクティブマトリクス式有機ELパネルの「6.65 AMOLED ESports」を採用。144Hzのリフレッシュレートは、スマホの中で世界初で、現在流通しているゲーミングPCとして販売されているモニタと同等のスペックとなる。スマホでの高速リフレッシュレートは、ディスプレイメーカーのVisionoxとの共同開発と、米QualcommのGPU「Adreno 650」の能力によって実現した。

 CPUとGPUに「Qualcomm Snapdragon 865」を搭載し、最大2.84GHzのCPUクロック数で動作する。次世代通信規格の5G通信にも対応し、SA+NSAデュアルモード搭載によって世界の主要地域での通信をサポートする。最速で安定した通信環境で高速なゲーム実行が可能になり、オンラインゲームでも優位性を築くことができる。

 DRAMにLPDDR5規格の8G/12Gを搭載、フラッシュストレージとしてUFS3.0規格で128/256GBを搭載している。最新規格のLPDDR5は、前世代のLPDDR4Xの1.5倍の5500Mbpsの速度でデータ転送が可能。また、UFS3.0の採用で前機種から83%高速になった。高速なデータ転送によって、5G通信でもそのパフォーマンスを最大限活用できる。

 また、ディスプレイ内に指紋認証を搭載することで、スマホの起動や認証などでのUX(ユーザーエクスペリエンス)を向上した。

 長く頻繁にプレーし続けるため、4500mAhの大容量バッテリを搭載。従来のデュアルセルの代わりに単一セルバッテリシステムを採用することで、バッテリ寿命を改善した。また、専用アクセサリにより最大55Wの急速充電も可能。さらに、充電中の操作を快適するため、充電ケーブルにエルボージョイントを採用した。ケーブルの向きを気にせず、横置きの状態でもプレーができる。

 さらに、ターボファンと水冷却システム「アクティブリキッドクーリング3.0」を組み合わせることで、従来のRedMagicと比べて200%の冷却性能を実現し、エアフロー量を30%増加している。

 このほか、従来の機能改善として、横持ち状態でトリガーボタンとして使用できる「内蔵ショルダートリガーボタン」を内蔵。リフレッシュレートを30Hzに改善したことで、ボタン入力の遅延を2msまで減らすことができる。

 メインカメラに6400万画素のソニー製カメラ「IMX686」を採用。800万画素の超広角カメラと200万画素のマクロズームカメラのトリプルカメラで構成されている。スーパーナイトモードなどの撮影機能を標準装備し、プロのような写真が簡単に撮影できる。