光学3倍ズームや超広角ワイドで撮影自由自在 「Galaxy S20 5G」カメラレビュー
家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」によると、AppleのiPhoneとシェアを二分するAndroidスマートフォン(スマホ)のメーカー別販売台数ランキングで、Galaxyブランドのサムスンは一時トップ5圏外となっていたが、「Galaxy A20/30」の販売好調を受け、2020年3月は、Apple、シャープに続き、3位に入った。第4のキャリア・楽天モバイルも取り扱い、再び日本でも存在感を発揮し始めたGalaxyブランドから、最大30倍ズームのトリプルカメラを搭載するフラッグシップ機「Galaxy S20 5G」のカメラ機能(静止画)に絞ってレビューしよう。
ドコモオンラインショップでの販売価格は、機種変更で9万7460円(5500円の「5G WELCOME割」適用時)。新規契約・MNPは税込10万2960円だが、別途「5G WELCOME割」として2万2000ポイントのdポイント還元があり、実質負担は9万円を切る。
さらに、3年以内に他の機種を購入して端末を返却する「スマホおかえしプログラム」適用時は、それぞれ3分の2程度に実質負担額は減る。考え方次第だが、高額な有機EL搭載・5G対応端末は、短期間の買い替えを前提に、査定対象となる端末の返却を前提とした、購入プログラムの利用をおすすめしたい。理由は、有機ELディスプレイ(Galaxy S20ではDynamic AMOLEDと表記)は黒が引き締まって美しい半面、まだスマホに採用され始めてから日が浅く、長期間の継続使用でどうなるか分からないからだ。
使ってみて感じるのは、アプリが今まで以上にサクサクと動き、被写体を自動認識して最適な設定で撮影するAIカメラの処理速度も速く、ずっと使い続けられそうな点だ。一括販売価格3~4万円台のSIMフリースマホと、Galaxy S20 5Gのようなカメラ性能を強化したスマホは、別のカテゴリとみなし、後者のカメラスマホは、最高の撮影体験を求めて頻繁に買い替えたほうが常に刺激を感じられていいと思える。
Androidスマホの最初のヒットとなった2011年5月の「GALAXY S II SC-02C」発売から今月で丸9年。初代GALAXY Sから数えると今年は日本上陸10年の記念すべき年である。シングルカメラだったGALAXY S IIのカメラと、広角約1200万(F値1.8)、望遠約6400万(F値2.0)、超広角約1200万(F値2.2)の3つのカメラを搭載するGalaxy S20 5Gのカメラはもはや完全に別次元で、3倍ズームや0.5倍ズーム、超広角ワイドなどで構図は自由自在。モバイルデータ通信で、クラウドのオンラインストレージに撮った瞬間から自動バックアップできるカメラだ。
正直なところ、多機能すぎるあまり、ズームや撮影、使いこなしには程遠いとため息が出るレベルだった。動画に至っては、最高8K画質で記録可能。また、8Kビデオで撮影しておけば後から好きなシーンを約3300万画素の高画素写真として保存できる。
撮影サイズ・解像度は簡単に選択でき、その違いが撮影時には分からなかったが、後で撮った写真・動画を見返してみて約6.2インチQuad HD+(3200 ×1440)のフルビューディスプレイの画面いっぱいに表示されるFull(フル)で原則、撮るべきだと気づいた。ただし、フルの設定だと、シャッターが切れない場合もあり、4:3の最高画質での撮影するようアドバイスが表示される機会も多かった。
なお、より大画面な約6.7インチのディスプレイを搭載する「Galaxy S20+ 5G SC-52A」は5月下旬以降に発売予定。現在、予約キャンペーンを実施している。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
フルビューディスプレイの写真はインパクト大
約6.2インチの大画面ディスプレイを備えたGalaxy S20は、ドコモ版が3月25日、au版が3月26日に発売。今回お借りしたドコモ版「Galaxy S20 5G SC-51A」は、デフォルトでドコモの主要アプリがプリインストール済で、一言でいうと、おなじみの「ドコモのスマホ」である。長年のドコモ利用者なら使いやすく、SIMフリーのGalaxyのイメージで起動すると面食らうかもしれない。ドコモオンラインショップでの販売価格は、機種変更で9万7460円(5500円の「5G WELCOME割」適用時)。新規契約・MNPは税込10万2960円だが、別途「5G WELCOME割」として2万2000ポイントのdポイント還元があり、実質負担は9万円を切る。
さらに、3年以内に他の機種を購入して端末を返却する「スマホおかえしプログラム」適用時は、それぞれ3分の2程度に実質負担額は減る。考え方次第だが、高額な有機EL搭載・5G対応端末は、短期間の買い替えを前提に、査定対象となる端末の返却を前提とした、購入プログラムの利用をおすすめしたい。理由は、有機ELディスプレイ(Galaxy S20ではDynamic AMOLEDと表記)は黒が引き締まって美しい半面、まだスマホに採用され始めてから日が浅く、長期間の継続使用でどうなるか分からないからだ。
使ってみて感じるのは、アプリが今まで以上にサクサクと動き、被写体を自動認識して最適な設定で撮影するAIカメラの処理速度も速く、ずっと使い続けられそうな点だ。一括販売価格3~4万円台のSIMフリースマホと、Galaxy S20 5Gのようなカメラ性能を強化したスマホは、別のカテゴリとみなし、後者のカメラスマホは、最高の撮影体験を求めて頻繁に買い替えたほうが常に刺激を感じられていいと思える。
Androidスマホの最初のヒットとなった2011年5月の「GALAXY S II SC-02C」発売から今月で丸9年。初代GALAXY Sから数えると今年は日本上陸10年の記念すべき年である。シングルカメラだったGALAXY S IIのカメラと、広角約1200万(F値1.8)、望遠約6400万(F値2.0)、超広角約1200万(F値2.2)の3つのカメラを搭載するGalaxy S20 5Gのカメラはもはや完全に別次元で、3倍ズームや0.5倍ズーム、超広角ワイドなどで構図は自由自在。モバイルデータ通信で、クラウドのオンラインストレージに撮った瞬間から自動バックアップできるカメラだ。
正直なところ、多機能すぎるあまり、ズームや撮影、使いこなしには程遠いとため息が出るレベルだった。動画に至っては、最高8K画質で記録可能。また、8Kビデオで撮影しておけば後から好きなシーンを約3300万画素の高画素写真として保存できる。
撮影サイズ・解像度は簡単に選択でき、その違いが撮影時には分からなかったが、後で撮った写真・動画を見返してみて約6.2インチQuad HD+(3200 ×1440)のフルビューディスプレイの画面いっぱいに表示されるFull(フル)で原則、撮るべきだと気づいた。ただし、フルの設定だと、シャッターが切れない場合もあり、4:3の最高画質での撮影するようアドバイスが表示される機会も多かった。
なお、より大画面な約6.7インチのディスプレイを搭載する「Galaxy S20+ 5G SC-52A」は5月下旬以降に発売予定。現在、予約キャンペーンを実施している。
カメラとして、ドコモのサービス専用端末として最適
一度の撮影でAIがベストショットを自動選出する「シングルテイク」という独自機能もあり、自動エフェクトをかけた写真や、撮影前後の短い動画も記録してくれる。 Galaxy アカウントでログインするメンバーサービスは抽選で当たるキャンペーンを実施しており、「Quick Share」など、Galaxy S20シリーズ共通のサービスも充実している。新しい刺激が欲しいなら、今まで使っていなかったブランドのスマホを試してみてはどうだろうか。(BCN・嵯峨野 芙美)*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。